無防備で話す

自分の話を聞いてもらっている中で、ふと、パッカーンとすることがある。
自分の心の声というか本音というか、自分ひとりで考えあぐねていたときには到達しなかったことに気付く瞬間。

パッカーンとして、そしてそのあと、サァーと腹の中から『何かが』流れる感覚が訪れる。

そのあとの爽快感と言ったらない。

しかしこれは、毎度おしゃべりする中で起こることではない。

特定の相手に話しているとき、たまに訪れる。

特定の相手…
共通言語がある人かと思ったけれど、それだけではない。
そうか、私の話を、でーんと構えて真正面から『聞いてくれる』、そんな聞き力のある人に話すときにそうなるんだ。
無防備にあれこれ話す私を受け止めてくれる。

無防備を、でーんと受け止めてくれる。
そんな安心感で余計に話すから、だから気付きに到達できるのかもしれない。


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