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土地枚数を0.5枚ずつ調整する!?

ご覧いただき誠にありがとうございます。
Honey☆Milkです。
皆様、土地の枚数で悩まされたことはありませんか?
私は良く悩まされます。
適正だと思って入れた枚数では足りず、1枚多くしたら今度は土地ばかり引く、、、、、、
0.5枚増やす、ということができればなぁ、、、、
そう思うことがよくあります。
そして、2年位前から、土地を0.5枚ずつ調整する方法を見つけました。
そこで今回は、私が使っている『デッキ内の土地枚数を0.5枚単位で調整する方法』についてお話しします。

土地の枚数、何枚入れる?

MTGには、土地というものがあります。
読まれている方の中にも、いえ、MTGでそれなりに遊んだ方ならほぼ、どなたでも!
土地ばかり引いた、もしくは充分な土地を引けなかったゲームを経験されているのではないでしょうか。
土地と呪文のバランス、呪文のコストのバランス、これがとても悩まされるところでもあり、MTGの面白いところでもあります。
細かいところまでは書きませんが、おおよそ24~26枚/60枚ほど土地を入れるのが一般的でしょうか。ここから、軽めのアグロデッキは22枚に減らすとか、重めのコントロールでは27枚に増やすとか、サイド後に枚数を変えるとか、、、調整しながらプレイされるものと思います。

デッキを調整していて、土地25枚ではスクリュー(土地が充分に来ないこと)しやすい、でも26枚だとフラッド(土地ばかり引いてしまうこと)が頻発する、、、みたいなこと、ありませんか?
こんなときに思います。
『土地を25.5枚入れたい』

土地を0.5枚追加する

カードは1枚ずつでデッキに入れたり、デッキから外したりします。
当たり前ですが、カードを半分に切ったりはしません。破ったりもしません。
じゃあ、どうやって0.5枚の土地を追加するの?
とても簡単な方法です。

「デッキの枚数を61枚にする」

簡単でしょ?
なぜ、全体の枚数を61枚にしたら0.5枚になるのか。
土地25枚/60枚のデッキがあったとします。これはもちろん、60枚中25枚、土地が入っている割合です。41.67%が土地です。
土地26枚/60枚のデッキがあったとします。これはもちろん、60枚中26枚、土地が入っている割合です。43.33%が土地です。
では、土地26枚/61枚のデッキは?
42.62%が土地です。26/61≒25.57/60なので、60枚デッキに25.5枚ほど土地が入っているくらいの割合になります。
標準的な、24~26枚/60枚程度の土地が入っているデッキでは、そこに土地を1枚加えて61枚デッキにすると、全体の土地割合は60枚で換算したときに0.5枚増えます。
デッキ全体の枚数を60枚にしたり61枚にしたりすることで、土地総数0.5枚ずつの調整ができるようになるのです。
なお、ヨーリオンを相棒にした80枚デッキでは、81枚にすることで、80枚での0.5枚分、60枚で言うと0.3枚分の調整ができます。

しかし、こんな言葉を見た・聞いたこともありませんか?

「デッキは60枚で組んだ方がいい」

皆様のデッキは何枚でしょうか?
MTGだと60枚?61枚?ヨーリオンがいるから80枚?
EDHは100枚ですね。リミテッドだと40枚だったり、タワーデッキが何百枚だったり、、、、、、
その他、カードゲームによっても様々ですね。
ここではMTG、その中でもスタンダードやパイオニアなどの60枚以上で構築するフォーマットを考えてお話ししましょう。

「デッキは60枚で組んだ方がいい」
という言葉を、よく耳にします、目にします。
カードゲームでは複数種類のカードを組み合わせてデッキを作ります。
その中には、デッキの中心となる、できるだけ引きたいカードも存在します。
その中心となる重要なカードを引く確率。デッキ枚数を増やせば増やすほど、下がります。
極端に言うと、60枚中4枚のカードと、10000000枚中4枚のカード。60枚中4枚の方が引きやすいですよね。
重要なカードをしっかり引くため、60枚デッキにしましょう、と言われるわけです。

デッキの種類による違い

特定のカードを引くことが、大きく影響するデッキとそれほど影響しないデッキがあります。

コンボデッキのような、特定のカードを組み合わせるデッキは、もちろん影響が大きいです。
アグロデッキも、序盤に少しでも強く攻めたいので、それなりの影響があると思っています。

一方、コントロールのようなデッキでは、特定のカードをいつ引くか、よりも、土地を充分に並べながら、序盤をしのいで終盤につなぐ方が大事です。引いた除去が火力除去か直接破壊か、そもそも除去を引くか打消しを引くかは、相手によって重要性が変わる部分です。
ミッドレンジも同じく。どこを引いても強いデッキで、相手に合わせて柔軟に対応するデッキなので、特定のカードをしっかり引くよりも、土地事故を減らす方が重要に思います。

もちろん、コントロールやミッドレンジにキーカードは存在しないと言っているわけではないですし、コンボやアグロは土地事故なんて関係ないなんて言っているわけでもないですよ。どちらがより重視されるか、という話です。

でも、コントロールで全体除去を引けずに負けるのも嫌だなぁ、、、という方もいらっしゃるでしょう。
0.5枚ずつ変わるなら、4枚入れた全体除去が、3.5枚になっちゃうの???

いいえ、違うんですよ。

4枚/61枚のカードは、約3.93枚/60枚。
約0.07枚差。0.1枚も減らないんです。
3枚/61枚は約2.95枚/60枚、2枚/61枚は約1.97枚/60枚、1枚/61枚は約0.98枚/60枚です。
当たり前ですが、0枚/61枚は0枚/60枚です。
枚数が減ると、影響も小さいんです。
25枚前後入っている土地だからこそ、トータルで0.5枚の違いになりますが、4枚入っているカードでは、わずかな差になります。

しかし、4枚のカードを2種類、両方引くとなると、けっこう変わってきます。また、コンボデッキでは同じような役割のパーツも入っていて実質8枚とか、サーチカード込みで8枚ということもありますね。
先に述べたとおり、(実質的に)枚数が増えると、影響も大きくなります。

なので、私はコンボデッキやアグロデッキでは、この方法はほぼ使いません。コントロールやミッドレンジで、この方法をよく使います。

アグロデッキのサイド後、などは話が変わります。
後手で引く枚数が多いから、とか、コントロール相手で長引く分、引く枚数が多いから、という理由で61枚にして、土地を0.5枚減らすこともあります。
逆に、サイド後は重めにしてミッドレンジのように変わる場合などは、サイドに入れておいた土地を加える、ということもあります。

他に方法は?

では、アグロデッキやコンボデッキでは、0.5枚の土地調整は出来ないの?
61枚ってやっぱり抵抗あるけど、コントロールやミッドレンジでも、他の方法はないの???
ありますよ。
書いている現在、2021年1月です。一番新しいスタンダードのセットは「ゼンディカーの夜明け」。ここには、表面が呪文、裏面が土地のカードがいくつか収録されています。
アズカンタの探索//水没遺跡、アズカンタのように、条件を満たして変身するわけでもなく、手札から直接、土地として出すことができます。
この先の文章で「表面が呪文で、裏面が土地で、手札から直接土地として、、、」と毎回書くのも長くなりますので、「スペルランド」と呼ぶことにしますね。

スペルランドをデッキに入れることで、
例えば、単純な土地が24枚だとスクリューする場合。呪文の枠にスペルランド4枚入れ土地で出せるカード28枚にして、呪文の枚数を変えずにスクリューを防いだり。
例えば、単純な土地が26枚だとフラッドする場合。土地の一部をスペルランドに入れ替えて、土地で出せる枚数を変えずにフラッドを防いだり。
ということができます。

入れるスペルランドを呪文で使う頻度や、スペルランドのマナコストなどで、土地何枚分で計算するかは変わると思います。
まだ、しっかりと計算できていないので、暫定的にスペルランド1枚当たり土地0.5枚で計算し、ゲームを経て調整しています。
暫定的なもので申し訳ないですが、これが2つ目の方法です。

この方法なら、全体の枚数を60枚のまま調整できます。また、土地の方をスペルランドにするのか、呪文の枠にスペルランドを入れるのか、もしくは両方か、、、という部分もデッキに合わせて変えられます。

最初の、61枚と組み合わせることもあります。
土地25.5枚(26枚/61枚)のミッドレンジを組んで、土地も呪文も2枚ずつスペルランドにしたり。

まとめ

全体が61枚のデッキでは、入っている土地の枚数から0.5枚を引くと、おおよそ60枚での土地枚数になる。
・土地と呪文のバランスを重視するか、大事なカードを引く確率を重視するか。
スペルランドでスクリューもフラッドも回避。

デッキ枚数を61枚にすることは抵抗があるかもしれません。しかし、キーカードを引いても、土地がちゃんと来ないと、強いカードも活かすことなく負けてしまいます。
しっくりくる土地枚数にならない方、一度試して見られてはいかがでしょう。

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