一番いいのは、原作だわな。

手塚治虫の「ブラック・ジャック」(秋田書店刊)。
「君たちはどう生きるのか」(岩波書店・岩波文庫版)と共に、わたしの愛読書。煮詰めるとの永遠の愛読書が、この度、ドラマ化されるという。
間黒男(はざまくろお)。本名を演じる役者は、高橋一生だそうだ。
チラと映し出された映像を見たけど、「ブラック・ジャック」に限っては原作~秋田書店が出している単行本なり、文庫本~に叶うものはあるまい。
かつて「恐怖コミックス」
単行本の帯にあった言葉も、今や「ヒューマンコミックス」となっている。

漫画の世界。基本的には白黒だ。ジャックの視線・世界観に丁度いい。
わたしが中学生ぐらいの時だったかな?加山雄三主演でドラマが放映されたけど、怖いだけだったような気がする。
若大将と天才外科医のイメージがうまく結びつかなかった。加山が演じるには少し年齢がいっていた。大昔であまりハッキリ記憶がないが。
「アッチョンプリケ」
ピノコの口癖と共に顔真似をした映像を一般から募集し、各回の最後におまけ的に流していたアニメは面白かったけど、カラーが何となく合っていなかった。綺麗すぎるのである。
本木雅弘主演で更にドラマ化されたのも見たけど、期待外れもこの上ない。
ピノコが双子で登場するのが頂けなかった。元を辿れば双子の片割れでピノコはあるから、設定できなくもあるまいか。
映画も友達と見た。アレ、白黒を混ぜれば厚みがでたのに。

して今度、ねぇ。
どうなんだろうか?
ブラックジャックで一番いいのは、原作のように思う。



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