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実習を楽にのりこえる方法

男子看護学生の鳩ぽっぽです。           夏休みが明け、今日から実習という方も多いと思います。今回は少しでも実習を楽にのりこえる方法を書いていこうと思います。

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テンプレを作る・看護師に聞く・先生と仲良くなる

実習は過酷

実習の過酷さ、辛さは以下の通りです。
・ノートや記録物が終わらない
・何を書けば、やればいいのかわからない
・睡眠時間がない、十分とれない
・人間関係が一段と面倒
・看護師が怖い、嫌い
・先生が怖い、嫌い、面倒
・患者が怖い、苦手
などなど……                                
あげていけばキリがないです。
自分も実習が看護学校において何よりも嫌いでした。
最初は何をすればいいのかわからず、先生には落ちるかもと脅され、患者さんにはろくな看護も展開できない、眠れない(睡眠時間10分)→「看護師向いてない、看護学校やめよう」となりました。
そんな過酷極まりない実習を少しでも楽に乗り越えられないものか、と色々と画策してやってきました。その工夫をお伝えしていこうと思います。

何を解決すれば実習は楽になる?

ずばり、どんな看護をやればいいのかわからない、記録物が終わらない、を解決すればいいと思います。
これらが解消できれば、睡眠時間が確保できますし、少し時間に余裕ができるので人間関係においても一歩引いて見れます。看護師やら先生やらに色々言われても心に少し余裕があるので、まだなんとかなります。
そのため、この2点の解決につながる方法を書いていきます。

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テンプレを作る

実習の記録物は学校により違いがありますが、主に3つあると思います。

1.行動計画
2.援助計画
3.看護過程

それぞれの記録物について、あらかじめテンプレを作っておきます。
テンプレの内容は最低限全ての患者に該当するものです。
そのテンプレをコピーしたり、手書きで写して、そこに患者に合わせて追加していくようにします。
全ての実習で使えますし、実習スタート時に既にある程度の骨組みができているため、時短になります。以下はそれぞれのテンプレの内容について書きます。
①行動計画
バイタルサイン測定、環境整備、配膳、口腔ケア、清潔ケア(清拭・陰部洗浄、シャワー浴、入浴)、オムツ交換
ここに患者に合わせてプラスαで、
モーニングケア、足浴、手浴、食事介助、リハビリ(病棟、リハビリ室)、散歩、検査 を書いていけば日々の行動計画は完成です。
②援助計画(ケアの計画)
清潔ケア(清拭・陰部洗浄、シャワー浴、入浴)、オムツ交換、食事介助
これができれば、患者に合わせて追加していき、行動計画に"援助計画参照 "と書けば二度手間にならずに済みます。
③看護過程
看護過程は疾患や人によって大きく変わるため、多くはテンプレ化できない。ただ、情報収集やアセスメントのポイントを事前に挙げておくとそれがそのままテンプレとなります。

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看護師に聞く

どんな看護をすればいいのかわからないときは率直に看護師に聞いてもいいかもしれません。
例えば、「患者に対してこのような看護を考えているのですが、どう思われますか?意見をいただけませんか?」と報告の際に聞いてみましょう。人によっては答えなかったり、怒られたり、逆質問で返してくることもあるので、人をみて聞くべきですが、新人に近い人は比較的教えてくれることが多いです。
直接聞くのはちょっと、と思う方はカルテをみましょう。カルテにはその日に看護師が行った看護、また、患者の看護計画があります。これらを参考にして自分が患者に行う看護を考えてもいいと思います。

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先生と仲良くなる

実習の評価は教員がする場合が多いと思いますが、その場合、先生と仲良くしておくといいことがあります。
先生と話をする中で評価方法がわかったり、今の患者の捉え方や考えられる看護のヒントが得られるかもしれません。もしくは、そのように自分が話す中で誘導することもできます。(それでも頑なに答えない先生もいます。)
また、辛い時や苦しい時に親身になってくれたり、励ましてくれたりすることもあります。(新任やしないというスタンスの先生は気づけなかったり、してくれないこともあります。)
先生によって当たりハズレがあるので、その辺りは自分と馬の合う先生だったら仲良くなる、くらいでいいと思います。

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そのほか

時間の使い方も時短になることがあります。例えば、病棟から帰ってきて、カンファレンスまでの間に少し時間があるときに日々の記録物を進めてしまうなどです。あまり目立つようにやるとひんしゅくを買うのでやめたほうがいいですが、メモに書いておいたり、誰もみていない中で記録を進めるのは細かいですが、帰ってから楽になります。
細かい工夫としては、略語をたくさん使うのもアリです。例えばバイタルサイン測定→Vs測定、脈拍→P、血圧→BP、バルーン→Baなど。記録を書く際にこの略語を活用すると、少しだけですが早く終わります。毎回同じことを書くときは特に使ってみて下さい。
また、看護について信頼できる、実習ができる友人に相談するのもアリです。看護のやり方のヒントが得られるかもしれません。(逆に自分のことで手一杯な人には聞かない方がいいです。)

まとめ

今回は実習を楽にのりこえる方法について書いていきました。解決すべきは、どんな看護をすればいいのか、記録物が終わらない、です。
解決方法は、
・記録物のテンプレを作る
・看護師に聞く(直接、間接)
・先生と仲良くなる(自分と馬が合う人)
でした。
今回挙げたのは自分が今までやってみて効果があったものなのです。
実習という過酷な時間を少しでも楽に、という思いから出てきたものでした。
皆さんも実習は大変だと思いますが、少しでも楽にのりこえる、という思いで取り組んでいきましょう。

また、今回テンプレを作るで挙げた看護過程の情報収集、アセスメントのポイント(ゴードン)や、看護問題別の看護計画のテンプレが知りたいという要望があれば、別のnoteで書いていこうと思いますので、ツイッターやメールで教えてください!

最後に、記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!もし、ご意見やご質問、改善点、ご希望のテーマがごさいましたら、よろしくお願いいたします。フィードバックしてよりよくしていきたいと思っております。

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