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日本で最遅エクアドル戦分析(日本vsエクアドル戦分析)
なんやかんや忙しい1週間を終えて、おそらく日本で最も遅くエクアドル戦を見たサカブロのそうたです。
ずっと見ようとしていた、エクアドル戦をやっと見ることができたので、その試合分析をしていきたいと思います。
日本代表
プレーモデル
VERTIC(縦に速い攻撃)
システム
攻撃 : 4-2-3-1(後半ラスト3-5-2)
守備 : 4-4-2 (後半ラスト5-3-2)
攻撃 : 縦に速い攻撃
守備 : プレスとリトリートのミックス
攻→守: 前線 プレス
守→攻: カウンター
プレーシステム
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前節のアメリカ戦とは大きくスタメンを全員変えてきた日本代表でしたね。
前回のアメリカに比べて、今回のエクアドルのほうが、特に、中盤でのミスが少なかったので、前回の選手とそのまま比較するわけにはいきませんが、今回のエクアドル戦は苦戦した試合になりましたね。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88075038/picture_pc_fdc16aaade90bb17ac23aec3ef51cda3.png?width=1200)
攻撃時と守備時のプレーシステムは前節と同じやり方で、基本的な4局面、プレーモデルについても同じで行っていましたね。
おそらく、本戦でも同様の戦いをしていくのではないでしょうか。
基本的なモデルも紹介し終えたところで試合分析に入っていきます。
この試合を見た人は、前回のアメリカ戦と比べて少し物足りないという印象を受けたのではないでしょうか?
前回のアメリカ戦では、前線からのプレスでミスを誘いボール奪取から攻撃のチャンスを作っていましたからね。
では、今回はなぜこれができなかったのでしょうか??
アメリカ代表のミスが少し多かったことは置いといて、主な原因として3つ挙げていきたいと思います。1つ目については選手の特徴の部分になるのであまり重要ではないのですが一応記しておきます。
1 ボランチの選手の特徴
エクアドル戦では、田中碧選手と柴崎岳選手がしていましたね。個人的に、この2人の選手の良さは、こちらが攻撃している時に輝くと思うんですよね。その攻撃についても、ポゼッションサッカーで、柴崎選手だとパスの供給、田中選手だと前線への顔出しや2列目からの飛び出しですかね。
しかし、エクアドル戦では相手に保持される時間が長くなり、2人の良さが出なかった印象です。
また、日本のサッカーもプレスから縦に早くという攻撃なので、守備の部分で行くことができないとリズムを作れなくなってしまうので、選手の特徴的に、中盤で奪いきれなかったことは原因の1つになると思います。
2 エクアドルのサッカー
先ほど、ボランチの選手が奪いきれていないということを挙げましたが、これもただ選手が良くないというのではなく原因があると思うんですよね。
それが、エクアドルのサッカーです。エクアドルはVERTICとDIRECTの併用の形でサッカーをしてきました。
基本的にはVERTICで時おり、ダイレクトを混ぜていた印象ですね。
そして、VERTICで攻めるときのポジショニングが以下のような配置です。
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現在、海外リーグでも多い配置ですね。
この配置で中盤がいない状態から中に入ってきてボールを受けるので、シャドーの選手に意識がいくとどうしてもボランチの出足が遅くなるんですよね。
また、ボランチでは基本的にダイレクトプレーで行っていたので行くと裏を取られてしまうというシーンがいくつか見られましたね。
以下のようなことから、中盤が中途半端な位置になってしまったということも原因の1つになりますね。
3 日本代表の選手間の距離、意思統一
これらのことが重なったこともあり、選手間の距離が微妙に遠くなってしまったことと前線の選手が単独でプレスをかけて後ろはついてきていないというシーンが見られるようになりました。
以下のような、3つのことが原因として重なって、全試合のアメリカ戦のような高い位置でボールを奪うことができない現象が起きたと考えています。
あと、シンプルにエクアドルの選手美味かったですね笑
この選手の距離間の距離が遠くなったことで、守備だけでなく攻撃にも影響が出て来ましたね。
エクアドル戦の前半で、解説のかたが「三笘選手のドリブルしかチャンスが生まれそうにないですね」みたいなことを言っていたと思うのですが、これは、三苫選手以外あまり良くないのではなく、三苫選手以外突破が難しい状態になったということです。
なぜかというと、選手間の距離が広くなり、近い距離にサポートが少なかったからだと思います。
選手間の距離が近い場合だとコンビネーションなど様々な攻撃ができるようになるので攻撃の幅が広がりチャンスが広がりますよね。逆に選手間の距離が遠いと、サイドは特に孤立してしまい1人で行かざるを得ませんよね・・・・・・
このような現象から、1vs1が特に強い三笘選手以外のところでチャンスが生まれなくなったのではないかと考えます。
日本代表がチャンスを作っていたのは、奪ってから2枚目、3枚目が2列目から早く関われた時(後半9分)と、サイドで人数をかけることができていた時なので、前半の最後と、後半の途中から少し得点が入るような気がしませんでしたか??
後半9分のシーン
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カウンターから
上田選手のダイアゴナルラン → フリースペースの創造 →
田中選手が2列目からの飛び出しでスペースの占有
惜しくもパスカット
本日、焦点を当てた距離感については、日本代表の現在のサッカーをする中で非常に重要なことなので、本戦までに適切な選手を選び良い状態にできるよう森保監督には頑張ってほしいですね!!!
個人的にも、スペイン、ドイツに勝つにはこの戦い方が一番可能性をあると思います。
もしくは、リトリートブロックからのカウンターですかね??
(個人的には前者で戦ってほしいですね)
あとはチームの状態や、今回のような試合展開になった時に、DFラインを押し上げて強気にラインをコンパクトに保つのか、DFラインを下げて、ブロックを作るのかでチームの選手選び、戦い方も変わってきますね。前者であれば、久保選手、堂安選手、上田選手、古橋選手、鎌田選手、後者であれば、伊藤選手、三苫選手、前田選手、鎌田選手あたりがスタメンに選ばれるのかなという個人的な意見です。
どっちにしても、鎌田選手は入っているのですが笑
鎌田選手のFWもありなのかとも思っています。
これ以上話すと、今回の試合に関係ない話になりそうなので今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
中々、厳しいリーグですが、日本代表が勝つことができるようにみんなで応援していきましょう。
次の日本代表戦はカナダ戦を記事にしようと思うのでそちらも是非、読んでみてください!!
それでは、今日はこの辺で!!
最後まで読んでいただきありがとうございます!!
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