刹那への憧憬

 僕は、「後も先も考えずこの瞬間に全てを賭ける」という文脈に、妙に心惹かれる。それがいいか悪いかはさておき、そんな生き方がしたいと憧れているのだ。もちろん「憧れである」とは「到底できないことである」の言い換えなのだけれども。
 ああ、こんなふうに今日を駆け抜けられたらと思う。ただある瞬間に、僕を見ている誰かの網膜に焼きついて離れない像になりたいのだ。

『貴方の今を閃きたい』
『これが最期だって光って居たい』

 東京事変 - 『閃光少女』

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