骨折日記 22日目(ほぼ雑談の日)

22日目

いよいよ抜糸の日。
抜糸が済めば出来る事がふえると思っていたので、密かにこの日を楽しみにしていた。
しかし。
予約時間に合わせて病院へ行くと何やら様子がおかしい。おかしな感じはするものの、何がおかしいのかよくわからないまま受付へ向かったが、係の人の話を聞いて合点がいった。
「朝からシステムがダウンしていまして・・」
え?そんなことある?とは思ったものの・・なるほどなるほど。電気制御しているものの稼働している気配がない。
今時の病院でシステムがダウンするということは、即ち何もできないということを意味する。
まず患者の記録や予約の確認ができないので受付ができない。検査も意味がないし、そもそもカルテを見たり書いたりできないため、緊急性がなければ基本的に診察ができない。おまけに私の担当の先生は、体調不良ということで本日お休みだった。

・・まあこんな日もあるさ・・

予約していた検査類は出来なかったが、抜糸する予定だったことを伝えると、他の先生に処置だけしてもらった。
会計処理も当然のように出来ず、精算は次回まとめてということに。

交通費 500円


帰りがけ、明日のタクシーを予約しようと電話するも、予約がいっぱいだったのでとりあえず帰路につく。
すると道中、携帯に着信が。記録を見ると先ほど電話したタクシー会社じゃないか。おそらく予約に空きが出来たか何かしたのだろう。滅多に鳴らない携帯なので気付くのが遅れ、出る前に切れてしまった。仕方ないので、明日は40分ほどの道のりを朝から歩いていく決心をした。
しかし、しばらくして再び着信が。帰宅途中だったため、またしても出る前に切れてしまった。
今日は何だかちぐはぐな一日だと思った。

まあ、良い。
体調はだいぶ元に戻ってきた。気分も悪くない。
よい機会だから明日からは行きも帰りも歩くことにしよう。
のんびり寄り道をしているうちに辺りは夕暮れ時に。
さてこんな日は、歌でも唄いながら帰るとするか〜



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