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野球ファンになって良かったと思った日(アジアプロ野球チャンピオンシップ各試合まとめと雑感)

※サムネは決勝戦で撮った打席に立つ門脇くん


東京ドームにいるみんなの、中継を見ているみんなの「負けたくない、絶対負けたくない、絶対勝ってくれ」という気持ちが届いたのかと思った。多分届いてた。そんなサヨナラの瞬間だった。

2点ビハインドになって、同点に追いついたあたりから「今日はサヨナラ勝ちする運命で、これはそのためのシナリオなんだろうな」という全く根拠のないことを思っていました。願望込みで門脇くんが絶対試合を決めてくれると思っていたので、あのサヨナラタイムリーの瞬間の感情をなんと表現したら良いかわかりません。現地で初めて見たサヨナラ勝ちが国際大会で、それが好きな選手による一打だったなんて、こんなに幸せなことはないと思います。

わたしのプロ野球ファン人生は今年のWBCから始まって、まだまだ歴は浅いですが、プロ野球ファンになって良かったと思った一日でした。こんな最高なシーズンにプロ野球ファンになれて、本当に幸運だと思います。今大会現地に行った2日間は、ひとり観戦のわたしに声をかけてくださる方もいたりして(お二方とも巨人ちゃんではない他球団ファンの方)、わたしもそんなあったかい野球ファンになりたいなあと思いました。きっとわたしはこれからも、野球というスポーツに夢中です。

最後になりますが、侍ジャパンのみなさん、アジアプロ野球チャンピオンシップ優勝おめでとうございます! 最高に熱い4日間をありがとうございました! みなさんの今後より一層のご活躍を心より祈念しております。

✒️2023.11.20

以下、各試合の感想まとめ。


11/16 vs.台湾

なかなかヒットがでない投手戦の中、初ヒットが6回表の門脇くんのツーベースヒットで、めちゃくちゃ嬉しかった。侍としての初ヒット、初猛打賞、初打点も上げて、門脇誠全部乗せ(?)みたいな試合でした。

7回表で小園くんが塁に出たけど盗塁失敗でランナーがいなくなって、流れが台湾に行くか……というところで飛び出た森下くんのホームランは、本当に大きかった。あそこで無得点で終わっていたら流れが完全に台湾に行っていたんじゃないかなと思います。

投げては赤星くんが4.2回無失点! 赤星くんのキレのあるストレート、本当に好きです。解説の里崎さんも「後半からキレが良くなった」って言ってくれて嬉しかった。前日から多分わたしの方が緊張してたんじゃないかなって気がするし、当日も試合始まるまでめちゃくちゃそわそわしてました。しっかり投げ切って、役割を果たして、ナイスピでした。あとお友達ちゃんと出来てて本当に良かった。隅田くんや早川くんや岡林くんはじめ、みんなとこれからも交友が続くと良いなあとわたしは勝手に思っています。

ヒロインが森下くん、門脇くんの大卒ルーキーコンビだったのがニコニコしちゃいましたね。

11/17 vs.韓国 ※現地

万波ーーー!!!! 万波くんのホームランを現地で見れて、めちゃくちゃうれしかった。9回表で1点返されたことを思うと、あの場面で万波くんがホームランを打ってくれていて本当に本当に良かった。東京ドームのいっちばん遠いところにぶち込んだの、素晴らしすぎる。

門脇くんのヒットも、二塁への当たりをジャンプしてとった好守備も見れて、大満足でした。守備のサイン出してる門脇くんがカッコよかったです。守備についてるとき小園くんとめちゃくちゃコミュニケーションとってるのも良いなあと思いました。

9回で田口さんが被弾したときはひやひやしましたが、そのあとはしっかり抑えてくれて良かったですね。2点とってて本当に良かった。最後は空振三振にとって、坂倉さんとグータッチしてたの良かったです。

イニング間はベンチを見てたんですが、3人並んで試合を見守る赤星くん、早川くん、今井さんがかわいかったです。

11/18 vs.オーストラリア

早川くんがめっちゃくちゃ良かった。ノーノーしちゃう勢いだなと思いました。しみたつもめちゃくちゃ良かったですね。

藤原くん猛打賞をはじめ、みんな打ちまくりだった。そんな中、今大会結局ノーヒットで終わってしまった秋広くんがちょっと気になりました。シーズンでは、いっぱい打ってるところが見たいな。応援してます。

オーストラリアのサードを守っていたスミスくんはここから頑張っていってほしいなと対戦相手ながら思いました。

11/19 vs.韓国(決勝) ※現地

SUPER BEAVERを聴きながら電車に乗って、門脇くんのストーリーを見て「絶対優勝するよ、大丈夫」という誰目線か分からない謎の感情になりながら、東京ドームに向かいました(でもなんか、絶対大丈夫な気がしたんだ)

今大会で初めて先制点をとられて、対するこちらはチャンスを作るも中々得点できない展開が続いて。守備もちょっと乱れがちで。誰かどうにかしてくれ〜と思っていたところで、6回裏の牧のホームランはほんっとうに熱かった。「ここで……ここで今度こそ牧ホームラン頼む……」と思ってたら(多分みんな思ってた)本当に打ってくれて、思いは通じるんだなと思いました。生デスターシャ見れて嬉しかった。

7回は万波くんのライト線へのツーベース、門脇くんのうますぎる初球バント、サトテルの犠牲フライで同点。ここの流れは万波→門脇→佐藤という打順がハマったなと感じました。ここでしっかり送って、犠牲フライで、しっかり走って得点になったのは本当に大きかったですね。6回、7回の得点は根本くんの好投が流れを呼んだなあと個人的に思いました。投げっぷりがすごく良かった。

8回裏、門脇くんの大ファールは一瞬ホームランかと思ってわたしがめちゃくちゃ焦った(心の準備が出来ていなくて) 一打逆転のチャンスの場面、侍チャンテの中打席に立つ門脇くんには胸が熱くなりました。結果としては空三振でしたが、次の打者のサトテル、ネクストの岡林くんに何か伝えている(相手投手の印象かな?)姿がとても良かったです。チャンスで空三振が今シーズン最後に見る門脇くんの打席になるのか、そんなのめちゃくちゃ悔しすぎると、この時はそう思っていました。

9回表、万波くんの守備が本当に本当に素晴らしかった。危ないあたりを全部捕ってくれるの、守備範囲広くてカッコ良すぎる。最後はセカンドフライを門脇くんがしっかり捕って3アウト。田口さんへの応援の拍手が熱かったな。ここを0で抑えてくれたのは本当に大きかったと思います。ナイスピでした! 9回裏は藤原くんの打席がめちゃくちゃ熱かった。この回ではサヨナラ勝ちできず、10回延長タイブレークへ。

10回表に入る前、坂倉さん、吉村くん、小園くん、門脇くん、サトテルでベンチ前で何かを真剣に話してる背中を見て、「ああ、この人たちなら絶対大丈夫」という気持ちになった。なんか頼もしかったんだ、彼らの背中が。結果としては吉村くんは1失点してしまったけれど、ノーアウト1,2塁からはじまるタイブレークで1失点に抑えてくれたのは本当に大きかったと思います。6-4-3のダブルプレー、めっちゃ良かったですね。

10回裏、古賀くんが代打バント(緊張する場面で初球でしっかり決めたのかっこよすぎた)、牧申告敬遠。このあたりでビジョンの打順を見たんですよね。坂倉さん、万波くんの次、門脇くんかって。もしかしたら、もしかして、門脇くんまで打順回るのか……? とこの時思ってました。坂倉さんの犠牲フライで同点に追いついて(ここで最低限をしっかり打った坂倉さん素晴らしすぎる)、さあ、万波くんだ! と思ったら万波くんも申告敬遠されて。……回ったんですよね、門脇くんの打席に。この時点でもうわたしは泣きそうだったし震えてました。こんなことあるんだなって。絶対決めてくれるじゃんって。その後のことは、冒頭の通りです。

なんかすごいものを見たなというのが一番の感想で、こんなにすごい選手のことをわたしは応援してるんだなと思わされました。

わたしが門脇くんをしっかり認識した試合は楽天戦のあの盗塁失敗だったんですけど、(めちゃくちゃ個人の感想だし印象なのですが)あの試合からどんどん門脇誠という野球選手が強くなっていったように思います。(何回もこの話してる気がする)

帰り道、また泣きそうになり(というか泣いてました)、家の近くに着いた後も余韻がすごすぎて無駄に歩いて家に帰りました。すげえ星がきれいだったので、みんなにも見て欲しかったです(?)

なんかほんと、すごかった。それしか言えない。初めて現地で見る門脇くんのヒーローインタビューが、国際大会のサヨナラ打になるとは思ってなかった。人生というのは、(今まで全く興味のなかったプロ野球ファンになったということを含めて)思ってもみないことが起こるものですね。生きてて良かったです。

これからも門脇誠という野球選手の活躍をたくさん見たいし、たくさん応援したい。そう思った一日でした。