見出し画像

【ネタバレあり】『岩倉アリア』が百合ゲームかどうか気になっている人向けの記事


全クリしました

 ADVゲームにこの言葉はあまりそぐわないイメージだけど、便宜的に。『岩倉アリア』の全エンディングと全サイドストーリーを回収、つまりは全クリをしました。クリア時間は約18時間。
 Twitterで私をフォローしてくれている方が気になっているであろうことについて、これから書きます。つまり、本作は百合ゲームだったのかどうか。
 ネタバレについての注意喚起を挟んでから、そのことについて書きますね。なお、いまこれを書いているのが午前5時でありまして、夜通しプレイしたあとのヘロヘロな脳で書いているので文章的にお見苦しいところがあるかもしれません。早く百合かどうか伝えたい速報性を優先したがゆえに、どうかご容赦を。
 なお、本記事には私自身の考察も含まれます。

本記事で触れること、触れないこと

触れること

・本作が百合かどうかについて
・異性愛要素の有無
・各エンディングのうち、百合的に瑕疵があるものがあるかどうか
・一部のサイドストーリーの概要
・そのサイドストーリーから私が考察した内容(ある意味、一番のネタバレ)

触れないこと

・メインストーリーの詳細なネタバレ
・各エンディング内容の詳細

それでは本題

本作が百合かどうかについて

 単刀直入に言います、百合です。それも恋愛百合(ガールズラブ)。主人公がヒロインに向ける感情はハッキリ「恋」と明言されています。なんなら百合セックス(直接的な描写は無し)するルートもあります。ただ、そのルートは最終的にはバッドエンドだったけれど。
 もちろんハッピーエンドも用意されており、そちらは文句なしの百合大勝利エンドとなっております。

異性愛要素の有無

 本作には特定のエンディングに到達することで開放されるサイドストーリーがあるのですが、そのなかにヒロインのアリアが過去に妊娠・出産していたとも読み取れるものがあります。
 サイドストーリーは全て「におわせ」程度のフワッとしたテキストに留まっており、アリアの過去を「これだ!」とハッキリ断定できるものではありません。ですが、たぶんそうなんじゃないかな~と個人的には思っています。
 その考察を詳細に書くことも考えたのですが、公式Twitterの注意喚起に抵触する可能性があるのでやめておくことにしました。その考察を書くとメインストーリーの核心部分に触れざるを得ないので。
 ただ、あくまで裏設定に留まるものであって本作の百合的な価値を著しく貶めるものではない、という印象を受けました。「実はヘテロでした~」みたいな最悪なアレではないのでご安心を。本作は最終的に百合大勝利エンドです。
 まあ、そういう設定は無いに越したことはないんだけどね・・・(ボソッと本音)
 この考察も現在午前5時の20時間連続で起きている脳で考えたものなので、ひょっとしたらてんで的外れかもしれません。その場合は、お騒がせなヤツだと笑ってやってください。

※7/1追記
 この妊娠・出産の過去がある設定は本作の物語において重要な必然性があるものであり、特に意味もなくそうした設定が付け加えられているわけではありません。なので、私は「まあいいかな・・・」と最終的には思いました。(まあ、そういう設定は無いにこしたことは以下略)

各エンディングの異性愛要素

 本作のエンディングは本編から33年後、49歳になった主人公・壱子のその後を描く、というものになっています。
 エンディングは全9個。そのうち、壱子が男性と結婚しているものが2つだけありました。
 1つは、ごくありふれたの家庭を持って子供も産んでいる未来。こちらは物語の真相は全く明かされないものの、比較的平和な雰囲気のエンディング。
 もう1つは、結婚と離婚を繰り返して波乱万丈の人生を送ることになるエンディング。こちらはハッキリ言ってバッドエンド。
 どちらもプレイヤーが選択肢を間違えた結果として迎えるエンディングであり、『岩倉アリア』という物語の正史ではないとハッキリ言えます。そして正史と言える真エンディングは文句なしの百合大勝利エンドです。百合大勝利エンド、この記事で何回言ってんねん。

結論

 『岩倉アリア』は百合ゲームです。
 ただ、裏設定としてヒロインに妊娠・出産の過去があるかもしれないという考察が可能な匂わせサイドストーリーがあるので、人によっては「むむっ!?」となるかもしれません。ただ、この考察自体が的外れな可能性もあるけど。
 しかし、最終的には百合大勝利エンド(4回目)なので、その点ではオススメできます。
 私自身の本作への評価は「自信を持って百合好き仲間にオススメすることは正直言って躊躇するけれど、だけど真エンドの百合大勝利エンドは個人的にめっちゃ好き」です。
 本作に結局ヘテロ要素があるのかどうか気になっている人には「あるっちゃあるけど、心配してたほど濃くはなかったよ」とお答えします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?