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三日坊主日記/Day 37

仕事を終えて携帯のいらないデータを削除しながら、国道をトボトボ歩いていて、ふと顔を上げたら、歩道と道路に跨った形で知らない男がうつ伏せに寝ていた。「ちょっとー、危ないから歩道にあがろうよ〜」と叩いたり、揺すったりしたけど全く反応なし。でも隙を与えると歩道にやたらと出るし、本気で危ないので、まずは警察に電話。

「事件ですか?事故ですか?」
「えーっと、事件ってほどではないのですが・・・・」と事情を説明したら、そのまま監視を続けてください、警察官を至急向かわせますとのこと。そうこうしているうちに、渋滞の中、2車線向こうの少年が「お姉さん、大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。「手伝いたいけど、車の位置的にむずかしいから、アレだけど、警察電話したほうがいいよ」とアドバイス。

そしてそうこうしているうちに、車を止めてまた違う少年が。「お姉さん大丈夫?お友達?」「全然、全くの他人」「えー、やさしいじゃん」てな会話をしつつ、やたらと道に出ようとする酔っぱらいを制御しつつ、移動させようとしても、てこずっていると、また違う車が止まって「手伝いますよ」って酔っぱらいの腕と足を二人でもってくれて、歩道の奥の方へ移動。「僕先急いでいるんで、これですんません」っていって、車から酔っ払いにアクエリアスもってきてくれて。

10分もしないうちに自転車で警官が来てくれて、もういいですよって言ってくれて、私もリリース。全く知らない人たちが、たかが酔っぱらいのために足を止めて助け合うって、ほっこりしたいい話だなって思った。

酔っぱらい、しっかりせーよーーー!!とは思うけど。呑んでも呑まれるな。

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