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モネを学ぶ・「モネ 連作の情景」

お正月のバタバタも落ち着き、そろそろ趣味のお出かけでもしたいなーということで、行ってきました。

「モネ 連作の情景」
上野の森美術館にて・〜2024年1月28日


連休明けの平日、お昼ごはんの時間帯を狙って行ったのですが、そこそこの混雑。もう少し空いているかと思いましたが、やっぱりモネですね。

実は今回の展覧会はそこまで興味を持っていたわけではありませんでした。
10月から国立西洋美術館で開催される「モネ 睡蓮のとき」を見に行きたいというのが先にあって、今年は東京でモネ展が3つもあるからせっかくなら3つ全部見に行こうか、時間もできたし。ぐらいの感じでした。

なので、私の中のモネの知識と言えば、
「モネ知ってるよ。大巨匠。睡蓮でしょ、印象派でしょ。」
なんていうかなりの初心者っぷりです。
本当にすみません。。

しかし行って本当によかったです。最高。
また行きたい。東京の後は大阪に巡回するので、違う美術館でまた見るのもありかも…なんて考えたりしています。
そんな私の今回の気づきはこちらです。




その感じ・雰囲気を描く

「綺麗に細かく書き写す」ではなく、近くで見ると色が置いてある感じで、遠くで見ると景色が見えてくる。
これが印象派の面白さなんですね。

連作の良さ

正直、同じものそんなにたくさん書かなくても…と思っていました。
でも私、自分自身が気に入ったところには何度も行きたいし、何度も見たい派なんですよ。
何故絵に対してそれに気づかなかったのか不思議です。今後連作や同じモチーフへの見方が変わりそう。


水面に映る景色、うますぎ!

このゆらめきとか光の感じとか、何ですか?天才??
と改めて感じました。色使いもとても素敵です。キラキラしたこの光が色で出せるってどういうことなのでしょうか?


積みわら・最高

藁が積んである。ただそれだけのことなのに、なぜこんなに惹かれるのか。
写真で見ていたときには「ふーん」な感じだったのですが、実際に見て一番気に入ったのは積みわらでした。
今回の展覧会に来ていたのは

・ジヴェルニーの積みわら(1884年・ポーラ美術館所蔵)
・積みわら(1885年・大原美術館所蔵)
・積みわら、雪の効果(1891年・スコットランド・ナショナル・ギャラリー、エディンバラ所蔵)

中でも私が特に気に入ったのはポーラ美術館所蔵のものです。平和でのどかな気持ちになります。おそらく寒いのが苦手なので、気候の穏やかそうな時期のものが好きなのではないかな?と。

心が落ち着く

自然を描いた作品が多いので、おそらく自然の中に身を置いている気分になるのかと。美術館を出ると何だかとても心が落ち着いていました。


今年初めの展覧会、大当たりです。
あまりにもよい休日すぎて、無駄に生きている場合じゃないなと。見たいものを見て、行きたいところに行かなければ。と強く思いました。

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