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mastodonお一人様インスタンスを立ち上げました

こんにちは。七雪凛音です。

表題の通り、mastodonのお一人様インスタンスを立ち上げました。
pawooやfedibirdなど、他のmastodonインスタンスに参加されている方がいれば、ぜひリモートフォロー頂けると嬉しいです。

なぜmastodon?

もともとtwitter一本足からの脱却は目指そうとしていて、その一環でinstagram、note、tumblrなどの活用は昨今の凍結祭りより前から始めていました。

そのあたりの作品発表や情報発信の場がおおむね(自分の中での活用方法が定まってきたという意味で)落ち着き、あらためてtwitterの代替としてmastodonについて調べました。

mastodonと言えば、5~6年以上前にpixiv関係のpawooやim@stodonなどを使っていたことがありますが、いずれもTLのカオス感や参加後の身内感?へ慣れることのハードルが高く、すぐに使わなくなった記憶があります。

今になってもう一度調べると、この分散型ネットワーク(fediverseと言うそうです)の強みや魅力が理解できること、そして自分の技術レベルを省みるに「お一人様インスタンスを立てられるのでは?」と思い立ててみました。

なぜお一人様?

気楽!

とにかくこれに尽きます。

自分の発信を誰にも邪魔されませんし、プラットフォームの意向に振り回されたり、そしてその意向に怯えたり意見表明する人々(実はこちらのほうがむしろ苦手)を目にする必要もありません。

あのよく不満にあがるトレンドですら、表示するかどうかを自分で決められるのです。すごくないですか?

そしてローカルタイムラインには自分の発言しか表示されませんから、他人の情報に過剰に触れる必要がありませんし、逆に自分の発言はちゃんと連合タイムラインに乗っていくのでそれなりに見てもらえます(多分)。

また、新規登録を最初から停止してしまえば、他の人が登録できないのでコミュニティ運営という面倒なこともする必要がありません。自由な世界です。

面白い!

もともと技術面でもWebアプリ関係に興味があったので、うまくいかね~と言いながらもポチポチとLinuxを弄るのが楽しかったです。

技術的な話は後半に書きます。

FATAL ERROR が出る人生だってあるよね

今後どうする?

もう少し慣れてきたら、日ごろの発言はmastodonに移ると思います。が、少なくともすぐにtwitterをやめることはないと思います。

そこまでtwitterに嫌悪感を抱いているわけではありませんし、結局twitter
でしか交流できない方も少なからずいるので、そのあたりは様子見かなと考えています。

たぶんイラストの練習や作品の投稿などはtwitterでは継続しますが、本当にしょうもない(?)発言はmastodonに移るイメージです。

いかんせん勢いで立ち上げたのであまり何も考えてなかった

立ち上げにあたり詰まった点

ここからは技術的な話です。

私は基本的なサーバ、Webアプリ、gitなどの知識は持っていますが、本業はエンジニアでも何でもなければ、linuxを触ったことなんてほとんど無く、素人中の素人です。

そもそもUbuntuのvimでのファイルの編集方法や最初の認証関係の設定に悪戦苦闘したのは内緒です。

立ち上げの手順

ネットで調べるとインスタンスの立ち上げ方はいろいろ出てきますが、正直どれも古くて全くアテになりませんでした。

当然と言えば当然ですが、なんだかんだ公式ドキュメントをまず見るのが一番いいと思います。

とくに「Preparing your machine」と「Installing from source」は必読です。

Node.jsやPostgreSQLはそのままコマンドを通してもうまくインストールできない可能性が高いので、それぞれ最新版のインストール方法を個別に調べて入れていくのがおすすめです。

データベース構築

公式ドキュメントにはUSERNAMEしか記載がありませんが、DATABASEの構築も必要です。(以下のサイトより)

postgres=# CREATE DATABASE mastodon_production WITH ENCODING ‘UTF8’ OWNER mastodon;

CSS/JSのアセットのコンパイルでyarnが死ぬ

上の方で写真に出ていたFATAL ERRORです。この状態だとドメインにアクセスできる状態になっても502エラーが出てきます。

調べたところ、シンプルにメモリ不足とのことです。

スワップスペースの追加と、プリコンパイル時のコマンドにRAM割り当てを指定してあげたら通りました(教えてくれたふぉろわ~ありがとう)

NODE_OPTIONS='--max-old-space-size=2048' RAILS_ENV=production bundle exec rails assets:precompile

systemd service templateがコピーできない

なぜか以下のコマンドが通りませんでした。ワイルドカードがちゃんと機能してなかったっぽい?

sudo cp /home/mastodon/live/dist/mastodon-*.service /etc/systemd/system/

先ほどのQiitaの記事とディレクトリの中身から3種類のファイルが必要なことを確認したので、入力方法を調べるのがめんどくさくそれぞれ個別にコピーしました。

sudo cp /home/mastodon/live/dist/mastodon-sidekiq.service /etc/systemd/system/
sudo cp /home/mastodon/live/dist/mastodon-streaming.service /etc/systemd/system/
sudo cp /home/mastodon/live/dist/mastodon-web.service /etc/systemd/system/

これからやりたいこと

カスタムCSSでいじれる範囲で見た目を良い感じ(?)にしたいです。

現場からは以上です。

おまけ

という話を友人にしたら、友人もマストドンに興味あるとのことで、せっかくなのでユーザ登録しました。すでにおひとりさまではなくなったインスタンス。

ユーザ登録はtoolctlコマンドで実行できます。

 RAILS_ENV=production bundle exec bin/tootctl accounts create USERNAME --email=EMAIL --confirmed

今回はメールサーバの立ち上げをサボったので、メールアドレスはconfirmedで認証ステップを飛ばしてあげないと詰みます。

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