自キャラの会話テキスト置き場

内容はタイトルの通りです。
SSというほどの長さでもないものを、適当に置いて置こうと思います。
内容量は増えるかもしれないし、増えないかもしれない。



絲愛&仁道

キャラ設定はここから→https://note.com/7shino_notsu/n/n99175571d6ca

仁道「……よし、これで良いでしょう」
 絲愛の髪を結い終えると、私は彼女の身体をくるりと回転させ、こちらへ向かせる。
絲愛「おー?」
仁道「ふふ、よく似合っていますよ、スーアイ」
 いつもとは少し髪型を変えてみたが、これもなかなか良く似合っている。
絲愛「んー」
仁道「さて…… そろそろ日も落ちる頃でしょう。また今日も出かけてみましょうか」
絲愛「はぁ〜い」


シロクロ 1

キャラ設定はここから
https://note.com/7shino_notsu/n/n6c8c8a11ef71


???「……とりあえず、細かい話は後にしておいて」
白髪の子「う、うん」
 ゆらゆらと揺れながら宙に浮かぶ、四角い箱みたいなものがそう言ってくる。
???「キミたちのこと、ちょっと気になるから、一緒に着いてってもいいかな?」
白髪の子「え、ほんと……?」
黒髪の子「うええ…… ぼくはちょっと怖いなー……」
白髪の子「大丈夫だよー。危ないこととかはしないよ。ねっ!」
 ふよふよ浮いてる箱みたいなやつに、目配せをする。
???「もちろん! 危害を加えるつもりはないから、良ければ一緒に…… って感じだよ」
白髪の子「ほら! ね、大丈夫だって」
黒髪の子「うーん…… ま、まあそう言うなら……」
???「ふふ、ありがとう! あ、ボクはグレーって言うんだ。話すと長くなるから後回しにするけど、こう見えてハイスペックな機械なんだよ」
 グレーと名乗る箱は、自慢げにそう言う。
グレー「キミたちの名前は?」
白髪の子「?」
黒髪の子「なまえ……?」
グレー「え、な、名前だよ。自分の名前」
白髪の子「…………」
黒髪の子「…………」
 どうしていいか分からず、わたしたちは顔を見合わせる。
グレー「……もしかして、名前がないの……?」
白髪の子「……うん」
グレー「そ、そんなことあるのか……」
黒髪の子「いつも2人だけだったから、別に名前とかで呼ばなくても良かったしね……」
グレー「うーん…… でもやっぱり、何かしら名前があった方が、お互い呼びやすいよ」
黒髪の子「まあ、それはそうかも……」
白髪の子「名前! なんかわくわくするかも〜」
グレー「ふふっ、どんなのが良いかな〜」
白髪の子「うーん……」
黒髪の子「んー……」
 もう一度顔を見合わせるわたしたち。
グレー「そうだなあ…… じゃあ、キミは髪が白いから"シロ"、そっちのキミは髪が黒いから"クロ"でどうかな……?
白髪の子「おおっ、いいかも」
黒髪の子「うん…… ぼくも良いと思うな」
グレー「よーし、じゃあ決まり! 改めてよろしくね、シロ、クロ!」
シロ「あ、えっと…… わたしがシロだよね」
クロ「それで、ぼくがクロ……」
グレー「うん、そうそう!」
シロ「えへへ、慣れるまでちょっと時間かかるかも」
クロ「だね……」
グレー「あはは、まあ少しづつ慣れていくよ」
クロ「そ、それもそうだね」
シロ「じゃあこちらこそよろしく! グレー!」
クロ「うん…… よろしく……」


シロクロ 2

シロ「ね、見て見て! クロ!」
クロ「うん? おー、かわいいね、その髪型」
シロ「でしょー! ツインテール?って言うんだって!」
クロ「へえ〜……」
シロ「……クロもしてみる?」
クロ「へっ? い、いやでも、ぼくの髪の長さじゃ無理だよ……」
シロ「あ、確かにそっか…… あっ、じゃあじゃあ、クロもわたしみたいに髪伸ばしてみる?」
クロ「うーん…… ぼくはこっちの方が落ち着くから、このままがいいかな……」
シロ「そっか! うーん、わたしもクロみたいに短くしてみようかなー?」
クロ「えー、なんで……?」
シロ「なんとなく!」
クロ「なんだそりゃ……」


シロクロ 3

シロ「おおー、お洋服がいっぱい」
グレー「これは…… もともとアパレルショップだったのかな。それか、誰かのクローゼットか……」
シロ「あぱれるしょっぷ……??」
グレー「ああ、洋服屋さんのことだよ。……うーん、流石にこの数や広さで個人のクローゼットってことはないかなあ……?」
シロ「おおー、なんかこれリボンたくさん付いてる! かわいい〜」
グレー「聞いてないし……」
シロ「こっちはもこもこだあ〜」
クロ「……シロ、何があるかわかんないし、あんまり色々触んない方が……」
シロ「ん…… これなんだろう」
グレー「おや? それは…… ヘアピンだね」
シロ「へあぴん」
グレー「うん。髪を留めるのに使うんだ」
クロ「……グレーってなんでも知ってるよね、自分には髪の毛ないのに」
グレー「まあボクは機械だからね。大抵の知識はデータベースに入っているさ」
クロ「でーたべーす…… なるほど……?」
シロ「ねえ、見て見て〜!」
グレー「……そしてこっちの方は相変わらずだなあ」
シロ「こんな感じかな〜? 使い方合ってるのかわかんないけど」
クロ「おおっ、その髪留めかわいい……」
グレー「確かに似合ってるね!」
シロ「でしょー!? いい感じのやつ選んでみたの〜」
クロ「うんうん、いいね」
シロ「あ、これクロの分ね!」
クロ「えっ」
シロ「ねっ、早速付けてみてよ〜! きっとかわいいから!」
クロ「う、で、でも……」
シロ「おねがいっ!」
クロ「……わ、わかった。ちょ、ちょっと待ってて……」
シロ「うん!」

クロ「……ん、で、できた」
シロ「おー! 見せて見せて〜」
クロ「うぅ、なんか恥ずかしい……」
シロ「まあまあ…… おー! いいじゃんいいじゃん!」
クロ「うー、やっぱりぼくには合わない気がするよ……」
シロ「そんなことないよ〜」
クロ「むう……」
シロ「…………」
クロ「……? シロ、どうかした?」
シロ「む? あー、いやなんか、クロのそっち側の目、久しぶりに見たなーって思って」
クロ「へ? ……ああ、確かに言われてみればそうかもね」
シロ「真っ白なおめめきれい! いいな〜」
クロ「えっ…… そ、そっか…… ありがとう」
シロ「あははっ! なんか変な感じ〜」
クロ「む、むう……」
シロ「さて…… そろそろ他のとこも探検してみよっか!」
クロ「そういえば、そうだね。 ……あれ、そういえばグレーは?」
シロ「ん? グレーならさっきまでそこに…… あれ……?」
クロ「え、うそ…… もしかして、またはぐれた……?」
シロ「わー、たいへんだー!」
クロ「……また探しに行こっか」
シロ「うんっ!」

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