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にちようびのアトリエ

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こどもたちの「にちようびのアトリエ」。その場と時間を記録します。
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記事一覧

5月のアトリエから② 形のないもの

小麦粉えのぐを用意していた日のこと。 「えー、今日、これやるの?」(触ってみる) 「わ、…

mai_nogami
3年前
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5月のアトリエから 「色との対話」

4月、Aちゃんが興味を持ったのは、「色を混ぜて、あたらしい色をつくること」でした。 あると…

mai_nogami
3年前
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《自己紹介》 こどものアトリエをはじめるにあたって 大切にしていること

 こんにちは。 こども造形教室「にちようびのアトリエ」を主宰する、野上麻衣といいます。…

mai_nogami
3年前
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《記録》3/30 にちようびのアトリエ「どうぶつたちのいるところ」

この日のワークショップ、タイトルは「どうぶつたちのいるところ」。 6歳のふたりが来てくれ…

mai_nogami
3年前
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《記録》10/25 にちようびのアトリエ「ちいさな声をきく」

 半年ぶりのアトリエは、植物園でおこなうことにしました。  朝10時。ひさしぶりに会うこど…

mai_nogami
3年前
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---にちようびのアトリエ---変化することと、変化させられること

 生活や仕事、ひととの出会い方、向き合い方。4月からいろいろ変わって数ヶ月がすぎた。  …

mai_nogami
4年前
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---にちようびのアトリエ---日常にもどりはじめるまえに、ちょっと考えてみたいこと④

 スイスを満喫したわたしは、その足でベルリンに向かった。ベルリンは、どことなく惹かれる街で、その街を歩いてみたいとずっと思っていた。  でもひとつだけ、訪れたい靴屋さんがあった。  日本では高価で手が届かなくて、いつも見てるだけだったお店。ドイツ生まれのその靴屋がベルリンの街はずれに廉価店を構えてると聞いて、さっそく向かう。  店に入ると、靴箱が雑多に山積みになっていた。お店というより倉庫にちかい。季節はずれのもの、型落ちのもの等、一点もの。サイズもデザインもばらばらに積

---にちようびのアトリエ---日常にもどりはじめるまえに、ちょっと考えてみたいこと③

 スイスへ旅をした頃に働いていた、児童館のことを書いてみたい。  児童館内の図工室は、…

mai_nogami
4年前
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---にちようびのアトリエ---日常にもどりはじめるまえに、ちょっと考えてみたいこと②

 昨年11月から半年ほどかけて、「にちようびのアトリエ」を数回開催した。場所を貸してくれる…

mai_nogami
4年前
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---にちようびのアトリエ---日常にもどりはじめるまえに、ちょっと考えてみたいこと①

 幼稚園のとき、楽しく描いていた絵を人とくらべられてから「どんな絵を描いたら自分はここに…

mai_nogami
4年前
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《記録》2020/5 にちようびのアトリエat zoomをふりかえる②

・・・ ①からのつづき ・・・ -----6. 信頼すること  連休中だったこともあって、お父さ…

mai_nogami
4年前
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《記録》2020/5 にちようびのアトリエat zoomをふりかえる①

 予定していたこどもたちとのアトリエを中止にしたのは4月。「なにか別の方法はないかな…」…

mai_nogami
4年前
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《記録》2020/2/9 にちようびのアトリエ②「にじみ絵をえがく」

 「にちようびのアトリエ」、午前は幼稚園のこどもたちとの時間。「にじみ絵」をテーマに、女…

mai_nogami
4年前
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《記録》2020/2/9 にちようびのアトリエ①「色いろイロの名前」

-----0. 今回にいたるまで  前回のアトリエは、絵の具と紙を用意して自由に遊んだ。小学生の年齢の子たちにとっては正直、物足りなさもあっただろう。この年齢のこどもたちが自ら楽しんでできるよう、今回はテーマを設けることにした。  この日、みんなで行ったのは「絵の具を混ぜて色をつくり、その色に名前をつける」こと。そして最後に、全員のつくった色をまとめて、色見本帳にする。4年ほど前の造形小学生クラスで数週間かけて行ったものだ。 -----1. はじまり  まずは、以前につ