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髙地優吾というアイドルに出会って





あの頃のわたしは生きる希望を失い、底なしの深海に沈められた気分だった。
嘆いても踠いても終わりの見えない絶望した日々。
あの人がいない世界で呼吸することさえ苦しい。
まさに生き地獄だった。
そんな日々を送ってたわたしの前に現れたのがSixTONES。
そしてその中でとびきり邪気のない笑顔をしていたのが髙地優吾だった。
そのあたたかい笑顔が深海に沈められたわたしにとってまるで一筋の希望の光に感じられた。
あの日からわたしは






髙地優吾が入所して本日で15周年。
私事ではあるがその数日後に横浜への転勤が決まった。
SixTONESを好きになって髙地優吾を推してから今日まで、自分には勿体無いほどのたくさんの幸せな日々を過ごしている。
もしも15年前、オーディション合格者に髙地優吾の名前が呼ばれなかったらわたしはこんな幸せになんてなれなかったと思う。
SixTONESと髙地優吾はわたしの知らない景色をたくさん見せてくれた。


思い返せば去年の9/6からわたしのスト担としての人生が始まった。
昔カラオケで友人が歌っていた曲の記憶を頼りにNAVIGATORを探して聞き始め、帰省の電車で9マス鬼ごっこをきっかけにSixTONESを見るようになった。
そこからの日々はまるで今までの不幸や嫌なことを消し去るように楽しいことが多い日々であっという間に時間が過ぎていく。
CDショップでCDを買ってケースを開けた時のワクワク感を久々に味わった。
YouTubeでロート製薬のCMを薬局で見ながら目薬を探したこともあった。
休みの日はずっと引きこもっていたわたしだがSixTONESでラッピングされたReebok渋谷店を見に行きたくて久々に外に出た。
人生ではじめてブランドものの靴を買い、胸が高鳴った。
髙地優吾がブログで塩パンにハマってると書いた時、いろいろなパン屋さんに行って塩パンを食べたこともあった。
結果、一つ好きなパン屋さんができて仕事が早く終わった日や休日は毎回そこで塩パンを買うことが楽しみになった。
外の世界が楽しい。
だんだんと世界が光っていくのがわかった。
近くにスーパーがあることは知っていたが行こうとは思わなかった。
ただ世界が広がることが楽しくてそのスーパーに行くようになった。
火曜日の夕方、そのスーパーでお菓子を買いバリューの真実を見ながら食べるのが火曜休みのルーティンになった。
バリューの真実をはじめてみたワクワク感は今でも忘れられない。
久々にとった大阪行きへの深夜バス。
深夜バスに乗って大阪へ行くのなんて何年ぶりだろうか。
遠足へ行く子供のような気持ちでバスに乗り大阪へ向かう。
生で見るミュージカルがあんなにも素晴らしいものとは。
はじめて髙地優吾を生で見た時、あまりにも眩しくて綺麗でなぜか怖くなってしまった。
ただ髙地優吾の本物の笑顔を見た時にずっとこの人を推すことができたら幸せだろうと思った。
久々の大阪、そして星降る夜に出掛けようの観劇が楽しくていまでもこの日に戻りたいと強く願うほどである。
はじめて買ったライブDVDは「慣声の法則」。
DVDを見た時SixTONESのパフォーマンスに圧倒された。
YouTubeでたくさんの見ていたものの改めてSixTONESのコンサートを見るとこんなすごい人たちを自分は推しているのかと思った。
「何年経ってでも絶対にSixTONESのコンサートに行きたい。」と願った。
そして念願が叶ったVVS。
VVSでの景色は一生忘れられないだろう。
何度見ても髙地優吾の笑顔、パフォーマンスには魅了される。
髙地優吾の誕生日には本人不在の誕生日会をやった。
以前よりそのような祝い方があるのは知っていたが自分がやるとは思わなかった。
ケーキを作る時間がなかった為、アンパンマンバースデーケーキをオーダーした。
ケーキをとりにケーキ屋さんに向かう時、完成したケーキが楽しみでワクワクしながら向かった。
「ゆうごくん」と書かれたネームプレートを見た時、何故か照れてしまった。
最初は1人で行ってたタワレコ渋谷店のパネル展。
SixTONES結成日にはスト担さんと行った。
最初は1人だったオタ活もスト担さんと行けるようになって嬉しかった。
聖地巡礼もした。
これも最初はスト担さんとではなく、家族と行った。
自分の誕生日に聖地巡礼をした。
地元にSixTONESが来たので某遊園地と温泉街へと。
この前行った聖地巡礼はスト担さんとすみだ水族館に行って楽しかった。
SixTONESと髙地優吾を好きになってからまだ一年を経ってないのにたくさんの楽しくて幸せな思い出が出てくる。
部屋がSixTONESのグッズで溢れた時、昔の自分では考えられないなと思わず笑ってしまった。
髙地優吾の歴代うちわ全種類が壁に並んだ光景は本当に幸せだった。
SixTONESそして髙地優吾は自分とは無縁だと思ってた世界をたくさん教えてくれた。


前の推しに散々なことを言われ人間が怖かったのにSixTONESを見てると自分の今まで見てた世界は狭くて、視野を広げれば世の中にはこんなにもあたたかく優しい人がいるんだと知ることができた。
見下され冷たい言葉をたくさん浴びたわたしにとってあたたかい人間は最初こそ怖かったがSixTONESを知れば知るほどそんなことないのかもしれないと思い、スト担さんとも仲良くなると人間というものは怖くないんだと思えるようになった。
あたたかい人たちに出会い、以前よりたくさん笑うようになった。
周囲からもいい意味で変わったねと言われる回数が多くなった。
人間というものは周りの環境によってこんなにも幸せになるんだ。こんなにも性格が変わるのかと自分のことながらに驚いた。


わたしの人生でSixTONESと髙地優吾にはどうしても感謝をしたいことがある。
一つは生前弟との最期の会話の機会をくれたこと。
それに関してはここで書いてあるので割愛する。


もう一つは話してみたかったバイトの子と最後に話すきっかけをくれたこと。
ずっと話してみたかったバイトの子がいた。
しかしなかなかシフトが被らず話す機会もなかった。
最後の1ヶ月、結局あまり話せなかったなぁと思っていたらその子から「ななせさんSixTONES好きでしたよね?Mステ見ましたよ!SixTONESを見た時ななせさんに話したいと思いました!」と声をかけられそれをきっかけに話せるようになった。
そして彼とシフトが被った最終日にお店で2人きりになり最後の会話ができた。
きっとSixTONESを好きになってなければ話すことはできなかっただろう。
SixTONES、髙地優吾本当にありがとう。



SixTONESに出会う前、転勤の話が出て怖くて思わず断ってしまったことがある。
そして今年の春、転勤の話をいただき一度きりの人生だから挑戦してみるのも悪くないと思い横浜への転勤を受けた。
ここでの暮らしも楽しかった。
今の職場もあたたかくて出来れば離れたくはなかったが挑戦しない人生も嫌だと思った。
少し転勤がワクワクするのは、髙地優吾の地元だからというのもあるのだろうか。
これからどんな人生が待っているのだろうか。
人生まさかの連続だ。
どんな人生でもSixTONESがいれば大丈夫だと思った。


SixTONESと髙地優吾に出会い本当に幸せな人生を送っている。
SixTONESに出会う前、10年以上推してた推しから離れることになり絶望した日々からでは想像できない人生だ。


髙地優吾というアイドルに出会ったあの日からわたしは特別な毎日を送っている。
まるで毎日が宝石のようにキラキラと光っている。
出会えてよかったと心の底から思う。
わたしの知らなかった世界、幸せな世界を髙地優吾は教えてくれた。
アイドルになってくれてありがとう。
アイドルをやめないでくれてありがとう。
SixTONESでいてくれてありがとう。
出会ってくれてありがとう。
あたたかさも幸せも知らなかったわたしにいろいろな世界を見せてくれてありがとう。
これからもずっと大好きです。
15周年おめでとう。

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