自分のために、選ぶ日々に想う
コロナのおかげで、気軽に人と会えなくなり、飲みにいけなくなり、一人暮らしの私は一人で過ごす時間が増えた訳です。多くの一人暮らし勢がそうでしょう。恋人がいようと、仲の良い家族がいようと、同居していない限り、そうなのではないかと思う。
自分で食べたいものを食べ、飲みたいものを飲み、仕事以外は好きなことをして、映画を選び、小説を選び、着慣れた部屋着を選び、、。
一見すると楽ちんな日々、なような気がするけれど、自分の選択に飽きてしまった、とても。
観たい映画も、読みたい小説も、まだまだ沢山あるのに、自分だけで選ぶ日々が続きすぎて、分かりきった、自分の思考に、日常に飽きている。
人との交流は、何なら増えてるかもしれない。SNSやオンライン飲み、電話、日々のLINE、コロナがなかったらしばらくご無沙汰してたな、という人と連絡をとったりもしている。
ただ、身近な人たちと、何気なく飲み屋でメニューを選び合ったり、遊びに行く場所を考えたり、会う人に合わせて服を選ぶ日々はとても尊いことだったんだな、と改めて気付かされる訳です。ゼロとは言わないけれど、そんな機会がこの1ヶ月あまり、あまりにも減り過ぎている。
自分のためだけに自分の好きなものを選ぶ日々が続いているのがとても窮屈で、やはり不可抗力的に起きるハプニングや、良いかどうかは別として、思い通りにならない、みたいな感覚って大切なのかもしれない。だからこそ自分で選ぶ、選べることに価値があるのかもしれないね、、
まあそんな訳でこのGWはひたすらに人に勧められた映画と小説を漁りました。
これ、もし仮に一生独身だとしたら、コロナ関係なしに、割とこんな日々が続くのではないか(人生の選択を全部自分でする、という意味で)、と思うと、私には耐えられないなと思ってしまった。人に人生委ねたい訳でも、結婚して相手についていきたい!みたいなタイプでも決して無いけれど、自分のために自分で選び続ける人生は、私にはなんだかしんどく感じる訳でございます。勿論それを理想とする人がいることも分かっているので、私にとって、という話。
今すぐ結婚なんて1ミリも思ってないけれど、人と住みたいね。
そんなことを思ったコロナ騒ぎの中のGWでした。でも今日は夜ふかしできる最終夜なので、自分で選んで映画をみます。
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