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拳に宿りしBiSHとともに

BiSHは私に闘い方を教えてくれました。

私がBiSHに出会ったのは5年強勤めていた職場でお局様方の標的になっていた頃、彼女達のメジャーデビウが決まった頃のことです。

自分を守る術も闘う術も知らなかった当時の私は、お局様方からやりたい放題メンタルをボッコボッコにされる日々を送っておりました。

そんな折に「このままでいいわけがない!なぜ立ち向かわない!なぜ闘わないんだ!」と喝を入れてくれたのがBiSHでした。

初めて彼女達のデビウ曲『BiSH ー星が瞬く夜にー』のMVを見たときの衝撃たるや、昨日のことのように思い出します。

糞っぽい茶色い何かやドロッとした白い何かをかけられている女の子達が笑顔で懸命に歌う姿や、この曲の「周りからどんなに比較されたり批判されたりしても私は私で喰らいついて進んでやるからな!」という力強いメッセージに私の五臓六腑は激震。

それ以降、私は彼女達の楽曲やパフォーマンス、真っ直ぐ突き進んでいく姿を追うようになりました。

彼女達を見ていくうちに、どんなにボコボコにされても「チキショウ!」と何度でも立ち上がって喰らいつけるようになり、悔しい思いをしたときはその悔しさを素直に認めて「絶対見返してやるから見とけよ!」と強い気持ちでさらに行動できるようにもなりました。

最初から諦めてだらんと下ろしていた拳の構え方や撃ち方、しゃがむことしかできなかった脚の動かし方、これらを最大限に活かすための頭の使い方などは完全にBiSHから学んでいました。

画面や音源だけに止まらず、ライブにも足を運ぶようになると、私の戦闘力は不思議とじんわり上がっていきました。

彼女達のエネルギーに満ち満ちたパフォーマンスや清掃員(BiSHファンの名称)の方々と過ごす時間は日頃の孤独を癒し、場所や立場は違えどともに闘う仲間達がこんなにいるんだという心強さを感じました。

BiSHは私にとって闘いのお師匠であり、ここぞという闘いの場で心を強くしてくれる一番の仲間のような大切な存在です。

そんな彼女達が解散を発表されて以降、機会があれば一言お礼が言いたいとライブに申込みまくっていたのですが、笑ってしまうほど全てのチケットが当たらずゲットできず。

東京ドームでの解散ライブも清々しいほど外れてしまいました。

直接お礼を言うことは叶いませんでしたが、どうしても言いたいのでここで伝えさせてください。

BiSHの皆様、私の心を強くしてくれてありがとうございました。

皆様がいてくれなかったら、私は早々にお局様方や心無い職場の方々によって心身を破壊され、人生なんてとっくにログアウトしていたかもしれません。

皆様のお陰で私は喰らいつくことを覚え、適切ギリギリの反撃を覚え、たくさんの傷や弱さや情けなさを笑いながら抱えて生きていくことができました。

BiSHが握らせてくれた拳で私はこれからも自分や誰かを守ったり闘ったり、掴んだり繋いだりしてニコニコ生きていこうと思います。

今まで本当に、本ッ当にありがとうございました。

サポートいただくと明日がちょっと愉快になるとかならないとか。