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ミームに伝染りし者

ライブの余韻に浸りながら遅めの夕食を取る三十路越え

昨日、ミームトーキョーのライブ『MEMETIC INFECTION TOUR』東京公演に参戦してきました。

今回のお客さん層は男女比5:5、かわちい女子達から歴戦のオタメンズ達、野外のロックフェスに行きそうな陽キャ層まで、バラエティーに富んだ方々がいらっしゃいました。

そんなお客さん層でグッズ販売列が盛り上がる中、いつも以上に震えながら臨んだ今回のライブ。

にわか補欠くらいには楽曲や情報を取り込み、彼女達の圧倒的なパフォーマンスに対する抗体を前回のライブでつけたつもりで伺ったのですが、私が甘うございました。

ミームトーキョーはバッチバチの新曲を携え、さらにパワーアップして降臨なさったではありませんか。

圧倒的で躍動感のあるパフォーマンスに加え、エモーショナルな楽曲の数々、立体的なステージ上を縦横無尽に楽しく駆け回るメンバー達に三十路越えの眼球が今年イチ働きました。

更には声出しライブということで、ステージ上のメンバー達や客席の煽り煽られ合戦が会場内のボルテージを上げてそれはもうどえらいことに。

こういう場における陽キャの存在って大切だなあと再認識いたしました。私も陽キャになりたい(陰キャ歴30うん年)。

また、ライブの演出にはイマドキのSNS世代を感じさせるものがあって、何だか新鮮でとてもワクワクしました。

ネタバレになってはいけないので詳細は控えますが、三十路越えの曲がり角だらけのお肌がツヤッと整うほどワクワクしました。30代女子、ミームトーキョーのライブへ集合です。

個人的にグッときたのは『スーサイド ボーダレス』という楽曲と『ブルーレター』という楽曲です。

『スーサイド ボーダレス』は私が家で掃除機がけをしているときに飛び跳ねながら聴いている楽曲なので、現場でご本人方や客席の方々と一緒に飛び跳ねられてとても嬉しかったです。

この楽曲の歌詞には「あぁ、自分自身の存在が今日も許せず生きてんだ 自己嫌悪の毒がまわる」という私にとって共感しかない一節があります。

この一節を生で聴けて、なぜだか少し毒が中和されたような、心がフッと軽くなるような感覚を覚えました。跳んでいたからでしょうか。

次に『ブルーレター』という楽曲。SOLIちゃんのソロ曲でもあり、ミームトーキョー全員の楽曲でもあるこちら、私は実はSOLIちゃんソロver.のほうが好きで。

ミームトーキョーの楽曲はバッチバッチに格好良い曲調がメインなのですが、この曲に関しては終始優しい曲調で展開されていきます。

そのうえSOLIちゃんが天使の羽くらいふわっと優しい歌声で歌ってくれて聴いていてとても心癒されるので、ミームトーキョーの楽曲の中でもかなり好きな曲だったりします。

この2曲以外にもうひとつグアッときた楽曲がありました。

ネタバレになったらいけないので言えませんが、でんぱ組.incファンも一旦集合してみたら良いと思います。とてもマブかったです。

そういったわけで、今回のミームトーキョーのライブは初参戦ライブのときは帰路までびっくりフェイスで固まっていた私が終始ニコニコと声を出したり飛び跳ねたり小躍りしたりするほど楽しいライブでした。

正直、前回は心のどこかで「楽しかったけれど、私が行くのは場違いだったかな…」という思いが残るライブ参戦だったのですが、今回はただひたすらに「伺えて本当に良かった!いてもいいんだ!」と心の底から楽しめる素敵なライブでした。

MEWちゃんは歌もビジュアルも毎分毎秒可愛かったし、SAEちゃんはやっぱり次元が狂うほど美しかったし、NENEちゃんの歌声やパフォーマンスにはさらに心を鷲掴みにされたし、MITSUKIちゃんの水分補給に行こうとしたら挨拶が始まっちゃって慌てて戻ってくるなどの和み面白さには心癒されたし、推さない要素が今回も見当たりませんでした。

次回のライブもこうしてニコニコ参戦できるように、日々また徳を積んで過ごしていこうと思います。

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七草ナ梨
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