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感情を交えず淡々と?

先日、上司が口にした「俺は感情を交えずただ事実だけを淡々と話してるだけ」という主張、未だに違和感を覚えている。というのも、彼の話し方は「感情を交えない」というよりは「無表情」に近くて、聞く側からしてみると結構な威圧感があるからだ。

感情を交えない理由は「私情を挟まないことで事実をスムーズに伝達するため」だそうだけれど、逆にその無表情によって聞く側が委縮してしまって、伝達がうまくいっていないケースをよく見かける。そして次第に語気にイライラが募り、聞く側はさらに委縮し、「感情を交えないことで事実をスムーズに伝達する」という当初の目的は崩壊していく。


多分、彼は自分自身の感情をどう扱うかという点にフォーカスし過ぎていて、相手が感情的にどう捉えるかという観点がすっぽり抜け落ちているのだろうなと思う。そもそも自分の感情を御しきれないという前提があるからこそ、「感情を交えず淡々と」みたいな理想論的発想が出てくるのかな?(そして結局、全然御しきれていないように見える)


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