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愛猫ビーが介護・・!

 ヤレヤレ~7     904文字

 コラの出産が初まった。
 苦しみ出してから半日が過ぎようとしている、ビーは付きっ切りでコラに寄り添い、コラの身体のアチコチを舐めている。
 雄猫がこんなにも真剣にお産に立ち合い心配そうにしている事に、私は驚きを持って見つめていた。
 コラが一際大きな声、叫びに近い、ビーはコラの頭を舐める、一匹目が生まれた、すかさずビーは生まれた子猫の方に行く、私は息を呑んだ、何をするんだろう、まさか殺す ? という行動を連想してしまった。
 そんな連想は次の瞬間消え失せた、ビーとコラで赤ちゃんを舐めている、ビーのこの行動にも驚いた、私の心の瞳は大きく広げられまばたきして居なかった。
 お産は夕方迄かかり3匹の赤ちゃんが生まれていた。
 二匹して甲斐甲斐しく赤ちゃんを世話している。
 コラもビーも二日間何も食べていない、水を変えて新しい食べ物を用意した。
 汚れた敷物を新しくするのに子猫を持ち上げると二匹して私の手を舐める。
 連れて行かないで・・という必死の不安が二匹から伝って来る。

「大丈夫よ、汚れているから敷物取り替えるだけよ」

 言葉を理解しているんのかなんて考える事もあるが、私はは普通に人と話す様に動物に話す。
 理解しようがしていないが関係ない其処に心があるから普通に話す(笑)誰も見ていない時です。

 一週間程してコラが外に出たいという仕草をするので外に出した。
 夕方になっても帰って来ない、子猫はビーのお腹の辺りでスヤスヤ眠っている、驚いた、母猫が子供を雄猫に預けたまま何時間も居ないなんて言う事が、そして、ビーが母親の様にしている・・私は複雑な心境だったわ~

 夜遅くにコラが帰って来て引き戸の所で入れて欲しいと鳴いた

「今ご帰還ですか!今まで何していたの?赤ちゃんお腹空かして待っているのよ、ビーはおっぱい出ないんだからね」

 開けてやると飛び込んで来た、ビーとコラはお互いの頭を舐め合い交代する、子猫は一際甘えて鳴き、お乳を物凄い勢いで飲んでいる。

 取り合えず安心。

コラは普通に一日位姿を消し、その間ビーは子守り役、私は少し複雑な心境を抱えて過ごす事となっていました・・・う~ん・(笑)
 
    終わりませんでした~
 

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