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BtoB SaaS企業の動画活用事例

Sansan

Sansanの動画コンテンツといえば、松重豊さんの
「それ、はやくいってよー」でおなじみのCMが有名です。
3年前からYouTubeアカウントを開設し、投稿を開始していますが、ここ最近の1年以内に投稿の頻度が上がっています。(73本のうち、65本が1年以内に投稿)

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CMの特集サイトがあったり、リスティング広告にも特集サイトが表示されています。テレビCMとしての放映以外の活用も実施しています。(リスティング広告のクリック率が高いのか、テレビCMからのコンバージョン率が高いのかはデータを見てみたいですね。)

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また、テレビCMで放送されている以外の動画も特設のサイトから見ることができます。結構な本数が制作されており、テレビCM中では触れていないことも特徴です。興味を持ってくれれば、自然とWEBで検索して、たどり着くことを想定しており、制作費を贅沢に使用したコンテンツマーケティングですね。

その他、最近リリースしたオンライン名刺交換の動画やSansan主催のイベントを動画で発信しています。

https://www.youtube.com/watch?v=SMytyoEeioQ
【機能紹介】オンライン名刺交換、はじまる。

https://www.youtube.com/watch?v=TKQaagm-Azg
Sansan Innovation Summit 2019 レポートムービー

SmartHR

SmartHRでは5周年記念に合わせて、ブランデッドムービーを作成しています。マーケティングというよりもカスタマーサクセスを目的として、作られた動画のように思います。5周年特設サイトも制作されていて、ページ上部に表示されています。テキストや静止画では伝わりにくいユーザーの実際の雰囲気や定性的なSmartHRの価値が訴求されています。顧客に寄り添って会社を成長させて行くという会社としてのメッセージが伝わってきます。

あとは、とんねるずの木梨憲武さんと俳優の伊藤淳史さんを使ったCMも話題になりました。SmartHRの導入の担当者の年代である40〜50代を狙ったキャスティングのようです。再生回数は207万回。とんねるずパワーすごいですね。

実際、GoogleTrendsでも放送が開始された8月は右肩上がりになっています。

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ちなみに再生回数で比較すると、ほぼ同時期に開始した元SMAPの稲垣吾郎さんをキャスティングしたヤプリの再生回数は12万回なので、約20倍も再生されていることが分かります。

まとめ

BtoB SaaS企業の動画コンテンツの活用事例をSansan、SmartHRの2社まとめてみました。テレビでの放送だけではなく、ウェブでのCVポイントとして活用したり、WEB限定コンテンツがあったりとテレビCMの放送で終わりということではありませんでした。直接的な効果が見えにくいテレビCMだからこそ、テレビCMからの導線を丁寧に配置することでより精度の高いPDCAを回しているのだろうなと思います。

また、マーケティング施策としてではなく、カスタマーサクセスを目的とした活用では、テキストや静止画では伝わりにくい部分を動画の特性を活かして発信していました。動画によって「なんかいい会社」と思われることで、解約率の防止につながっているような気がします。(BtoBと言っても最終的な判断は人の感情に依るところが大きいので。)

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