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日本の爬虫類[本州産のヘビまとめ]

本州とその周辺の島嶼に棲息するヘビ

タカチホヘビ科
1.タカチホヘビ Achalinus spinalis


ナミヘビ科
2.シロマダラ Lycodon orientalis
3.ジムグリ Euprepiophis conspicillatus
4.アオダイショウ Elaphe climacophora
5.シマヘビ Elaphe quadrivirgata

【ユウダ科】
6.ヒバカリ Hebius vibakari vibakari
7.ヤマカガシ Rhabdophis tigrinus

【クサリヘビ科】
8.ニホンマムシ Gloydius blomhoffii


※和名・学名は「日本産爬虫両生類標準和名リスト(2022.7.19)」を参考にした。

日本固有種

本州産のヘビはタカチホヘビ(中国南東部にも分布)を除いて、すべてが日本固有種(ヒバカリのみ固有亜種)である。
本州産のヘビで「環境省レッドリスト2020」に判定された種はいない。


北海道と伊豆諸島に分布しない3種

▪タカチホヘビ
▪ヒバカリ
▪ヤマカガシ


体サイズと尾長の比率

1.タカチホヘビ30-60cm/頭胴長20-35の%
2.シロマダラ:30-70cm/頭胴長の20-25%
3.ジムグリ:70-100cm/頭胴長の20-25%
4.アオダイショウ110-192cm/頭胴長の25-35%
5.シマヘビ:80-150cm/頭胴長の20-30%
6.ヒバカリ:40-60cm/頭胴長の35%
7.ヤマカガシ:70-150cm/頭胴長の25-35%
8.ニホンマムシ: 40-65cm/頭胴長の15-28%(♂)、12-23%(♀)


昼行性or夜行性

タカチホヘビとシロマダラ、ニホンマムシが夜行性。ほかの種は夜行性。


繁殖様式

卵生
1.タカチホヘビ
:交尾期は不明。3−13個ほどを産む?
2.シロマダラ:交尾期は不明。1−9個ほどを産む。
3.ジムグリ:4−5月に交尾。3−7個ほどを産む。
4.アオダイショウ:5−7月に交尾。3−17個ほどを産む。
5.シマヘビ:4月中旬−6月上旬に交尾。3-16個ほどを産む。
6.ヒバカリ:5−6月に交尾。4−10個ほどを産む。
7.ヤマカガシ:主に10-11月に交尾。2−27個ほどを産む。

胎生
8.ニホンマムシ
:九州南部で8-9月に交尾。2−9個体の仔を生む。

【引用・参考文献】
・新 日本両生爬虫類図鑑 サンライズ出版
・山渓ハンディ図鑑10 増補改訂 日本のカメ・トカゲ・ヘビ 山と渓谷社
・日本のレッドデータ検索システム http://jpnrdb.com/aboutsite.html

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