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人は時に、内なる花を探して咲かせに行く旅人


複雑に人の感情が絡み合い、ネットでそれが醜く表面化し、ある時からそのターゲットにされて、生きづらさを抱えることが普通にある今の世の中

多数派の価値観が当たり前とみなされ、疑問を感じつつも、摩擦を生まないよう周りと帳尻を合わせていくマイノリティ

自分は人と違うのか
自分は何かおかしいのか、変なのか

男だから、女だからという枠に縛られず
心の内を話せる友だちがいたり、欲しいと望むのはおかしいのか

同じ価値観の人はいないのか
本音を話せる人はいないのか

思い悩んだ末、辿り着く


いや、それは違う。人それぞれ
そして探せば、同じ価値観や本音を話せる人に引き寄せられて出逢えるはず。

人は、こうだと決めたがるし、分別したがるし、決めることで自分を納得させている生きもの。

特に忙しくて時間的にも、心の余裕もない時には、少ない情報で結論を導いて自分を納得させてしまう。
何かあったら、「やっぱりね」、「彼(彼女)はそういうタイプだから」、「そうゆう所がダメなんだよね」と一括りにする。

そうして、他人を識別し、判定し、分類し、自分との違いを結論付け、納得することで、自分の心の中の秩序を保つ。


人は、基本的に自分と違う価値観や考えに、不快を覚えるし疑問を抱く。
宗教、信仰の対立などが分かり易い例だ。


人の価値観や考えは、みな同じではなく、人それぞれ。
逆に皆同じだったら、それはそれで気持ち悪いし、つまらなく、進化や発展も少ない社会だろう。

人は自分と違うものを、おかしいと思うし、それが多数派かどうか気になるし、その理由を決めたがる。
でも、それに意味はなく、人はそれぞれ違って当たり前だと思う。

生まれた国、生まれ育った環境、受けてきた教育、人はそれぞれ必ず異なる。

けれど、その時代の常識が、親から、先生から、周囲から子へ影響を与え、マジョリティ(多数派)が形成され、そこからこぼれたらマイノリティ(少数派)になっていく。
ただ、それだけのこと。

最初から持っている、内なる花は、みんな違う。



それを、はっきり分かっている人もいれば、忘れているだけだったり、何なのかを思い出せななかったりしている人もいる。

だから、それに気付いている人は、多数派が正しいとされることに疑問を感じるし、生きづらさを感じたりする。
多数派の中にも、内なる花本来の生き方と違う人生に、なんとなく違和感を覚え、自分を探す旅に出掛ける人もいる。


だから、こう思う。

人は時に、内なる花を探して咲かせに行く旅人


自分の中に咲く内なる花と、表向きの花にミスマッチを感じたら、内なる花を見つめ、探し、そして表向きに咲かせたいと思い旅をする。

それが、自分に正直に生きるということなんだろうと思う。
そして正直に生きて、引き寄せられるように出逢った、何でも気軽に話せる友だちやパートナーと共に過ごす日々は、魂から幸せを感じる人生だろう。


あなたの内なる花は、なに?
(どんなもので、どんな色を放っているのでしょうね。赤、紫、水色、黄色?、それ以外かな)
それは、元気に咲いていますか。


今年一ハマった秋ドラマ「いちばんすきな花」の最終回を見終えて、筆を取ってみたくなったのでした。(余談)




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