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デスノートを自ら作り上げてしまったのかもしれない


TwitterなどのSNSに、悪意のあるコメントを書く。
もしくは本人にその気は無くても、言葉が悪意を持っていたりする。

すると、それを見た人間は自死する。


これって、デジタル版 デスノートだよね もはや・・・


自死が話題になる昨今、ふと そう頭をよぎった。

ちなみにデスノート(DEATH NOTE)とは、 大場つぐみさん原作の漫画で、名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵 Lたちによる頭脳戦を描くもの。
藤原竜也さん主演で映画化され話題になった。

デスノートに名前を書いた人間は、心臓麻痺で死に至る。
名前を書かれる人物の顔が頭に入っていないと効果は得られない。

作中のデスノートは、材質は不明だが紙のノートのように破くことができる。


・デスノートに名前を書いた人間は、心臓麻痺で死に至る。
・TwitterなどのSNSに、悪意のあるコメントを書かれた人間は、自死する。


もちろん、この両者には差がある。

デスノートは、その所有者1人が書けば効果があるが、相手の顔と名前を知っておかねばならない。そしてデスノートの所有者は世界で6人までと限られる。

TwitterなどのSNSは、不特定多数のものが書き込み可能で、相手の顔と名前を知らなくてもいい。書かれた側はその内容を見なかったり、単独のコメント等では大丈夫な場合があるが、複数の悪意ある書き込みがあった場合、自死率が高まる。
但し、悪意ある書き込みに耐性がある人間は自死に至らないが、精神的なダメージは人間である以上受ける。
有名人であるほど、書き込みを引き寄せてしまう。


効力の強さではデスノートが上回るが、書く人数の多さでは圧倒的にTwitterなどのSNSが上回る。
不特定多数の多くの人に、誹謗中傷された場合はその集約されたパワーは甚大で、受けた側の心理的影響は計り知れない。
そういう意味では、どちらも同じように恐ろしい。

ただ、デスノートと違ってTwitterなどのSNSにはまだ救いの手がある。

それは、第三者が悪意あるコメントに対して、擁護できることだ。

「いや、そのコメントは違うだろ」
「私はいいと思うよ」

など、悪意あるコメント同等に書かれた側を支援すると、助けることができる。
擁護すると、今度は擁護した人間を叩く輩が出てくるが、それに屈しない信念と心強さを持っていれば助けられる。

それが、私たち人間が作ったデジタル版 デスノートの救いだ。


人が発する言葉、文字にはチカラが宿っている。
その言葉の使い方で、相手に喜びを与えたり、悲しみを与えたりする。
だからこそ、言葉の使い方には注意しないといけない。

特に対面で話すより、文字で短く話すと、話口調や表情、思っていることなど圧倒的に得られる情報は少ないので、うまく真意が伝わらなかったりして、相手側に悪く捉えられたりする。
だから、文字でのコミュニケーションは慎重にしないとならない。

そして、言葉のチカラは不特定多数に重なると、大きなチカラになる。
これらを認識した上で、TwitterなどのSNSに書き込むこと。

これが、人間としてのモラルであり、神が人に与えし救いの余白なのだろう。

私たちは、デスノートを自ら作り上げてしまったのかもしれない。
けれど、使い方を誤らないための救いの余白はある。
その余白をどう埋めるかは、これからの私たち一人一人の意識と行動にかかっている。


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