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給料は働いた時間や勤続年数で上がるものと思うのは、残念な思考です。


サラリーマンであれば、報酬(給料)はその人の会社業績に繋がるアウトプットや、負う責任に応じて上がるのが基本です。

「アウトプット」には、会社が求める成果を期日までに出すこと、それを達成するまでに組織内外で円滑なコミュニケーションを取ること、後進の育成、良好な職場環境構築、組織への貢献と改革、などがあります。
「責任」には、アウトプットに対する責任、部下の管理責任、組織の管理責任、事業の管理責任と段々と上がっていくわけですが、これに応じて報酬は上がります。

この「成果、責任に対して報酬を得る」ということは資本主義において、当たり前と言えば当たり前のことですが、これを理解できていない人もいます。

理解していない方の多くは、報酬は働いた時間に応じて上がるものと考えています。
そしてこの考え方は、あまり仕事ができない人に顕著に見られたりします。

アウトプットがあろうとなかろうと、アウトプットが多かろうが少なかろうが、アウトプットが早かろうが遅かろうが、働いた時間や勤続年数が報酬を左右するだろうという考え。
これは報酬を貰う側からしたら都合のいい考えですが、報酬を払う会社側からしたら、まともにアウトプットを出していない人に払うのはふざけんなって感じになります。

働き蟻の法則で「2:6:2の法則」というものがあるのはご存知かもしれませんが、これは、集団を「よく働く・普通・働かない」に分けたとき、働きアリが全体の2割、普通のアリが6割、働かないアリが2割になるという性質のことです。
これを社内の人材の成績で例えてみると、上位(会社の利益を自分の給与以上に出している人)が2割、真ん中(給与分程度の利益は出している平均的な人)は6割、下位(自分の給与分の働きもしていない人)が2割、というようになるということです。

そして、この中の下位にあたる人たちには、先ほど述べた時間報酬の考え方を持っている人が多いです。なぜなら成果主義は自分たちに不都合だから。


たまに、同僚や上司、または部下がやるべきことをやって、アウトプットを出して帰ろうとすると、俺たちが残業しているのにもう帰るの?と不機嫌をあらわにする人がいますが、その人は時間報酬(時間主義)に考え方が偏っているという状態です。

人それぞれ、ポジションごとに役割があり、与えられている仕事、やるべきこと、があります。その役割を日々全うしているのなら、別に早く帰っても構わないと思います。

その人がやるべき役割や、出すべきアウトプットを出していないなら、残業するよう言われても仕方ありませんが、そうでないなら、帰るべきです。

以前にも、こんなnoteを書いていましたね。


今、どこの会社も同じ感じだと思っていますが、担当よりも管理職が忙しすぎて、いつもしんどそうで、冷静な判断や即断、部下の育成ができない状態に陥っています。
だから中堅や若手社員からしたら、「あんな上司のポジションになりたくない。今のままでいい」と思ってしまい、昇級意欲のない社員が増えてきます。
この状態は、会社組織としても負のスパイラルで、いいことは何ひとつありません。

課長、部長などの管理職は、役割と責任を全うしていれば、部下に任せれるところは任せて、早く帰ること。
そして常に心に余裕のある状態にしておけば、いざという時に冷静な判断や即断ができ、部下の育成にも目を向けることができるようになります。

管理職で一番大事なことは何かというと、それは心の余裕を持つことです。


心の余裕があれば、視野を広く保つことができて、「これはこのままではまずいな」という状況の変化に素早く気付くことができます。そして、それらに対して早期に手立てを打つことができます。


「報酬(給料)は働いた時間や勤続年数で上がるもの」という考えは、会社やそこで働く人にとってプラスではありません。
「時間ではなく、成果と責任に応じて上がるもの」という意識を浸透することができたなら、若手のやる気も出るでしょうし、人手不足と言われる今の時代でも、そんな会社になら人は集まってくるでしょう。
そして、会社の業績もプラスになるでしょう。

毎日、ほぼ定時退社でも、成果を出し責任を全うしていれば、サラリーマンでも年収1000万は夢ではありません。
それは、私が経験していることだから 自身を持って言えます。




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