見出し画像

サラリーマンの残業時間とそれの管理のお話


今回は、皆さんが思うところがあるであろうサラリーマンの残業時間とそれの管理のお話です。
以前、こんなことを書いていました。


今読み返してみると、かなり強めの口調で書いているなぁーと自分でも少し驚きと恥かしさがこみ上げてきました。
少し落ち着けって感じですよね(笑)

まぁ 当時はすごく理不尽に思うことがあったんだと思います。

4年経った今はどうかというと、自分でも丸くなった感はありますが基本的な考えは変わっていません。

効率的に作業し、やるべきことをやって、アウトプットを期日までに確実に行い、終われば早く帰ればいいというスタンスです。


個人的には作業の効率化の見本をみせて、効率化意識を組織に浸透させようとしていて、組織の皆さんが心豊かに充実した私生活を過ごせたらと思っています。


ただ、ここで少し問題に出くわすんですよね。

ひとつめが、残業したい人の存在。
昔も今も変わらず、各職場にある一定数は、残業でお小遣い稼ぎたいっていう人がいるんです。ふつうに作業したら定時には終わるはずの作業でも、ゆっくり残業してやっている人が。
(昔は多かったですよ。今は価値観の変化もあり少しは減りましたけどね)

後は、やたらとおしゃべりや休憩が多くて作業が進んでいない人だったり、現場の机で作業しているかと思って見たら、寝て停止していたり(笑)

もちろん、真面目に作業してて遅くなっている人もいますが、その割合は残業している人の半分くらいです。
その半分の中の半分は、傍から見ているとかなり要領や効率が悪い動きをしているのが見てとれます。

まぁ 大きな会社だとこういうことがあるんですよね。

だから、管理者は働いている時間を見るんじゃなくて、単位時間におけるアウトプットを見るべきだと思っています。


それでこういう残業したい人に効率化意識を持たせるのは至難の業ですが、日頃からの指導・刷り込みと、社員の成果評価でコストを少なくアウトプットした人が評価されて給料が上がるという方向にしていくことで改善させていく必要があります。


次に、ふたつめは、組織の管理職が残業の少ない人と残業の多い人の残業差を縮めようと方針を打ち出すこと。
これは残業の少ない人に、残業の多い人の作業を回して、負荷を平坦化しようというもので労務管理的にはやりがちな施策ですが、落とし穴があります。

ここまで読んで頂いてなんとなく想像できるかもしれませんが、まずこれをやったところで残業したい人の残業は減りません。
ただ作業のペースが更にスローになるだけです。だって残業で稼ぎたいんだから、残業時間が減ったら困るわけです。
次に、残業が少ない人の中で、残業が多い人と同等の作業を要領よく そして効率的に短時間でアウトプットしている人は、馬鹿らしくなって作業ペースを落とします。早く終わらせたところでよそから作業が回されるわけですから。

こうなるとせっかくの優秀な人材を、組織が潰してしまいます。
だから、こういう施策が組織で声高に言われ始めたら、「愚かだなぁ人間は」って思いますね。

残業の少ない人に、残業の多い人の作業を回して負荷を平坦化しようとする前に、なぜ残業が多い人は残業が多いのか?と分析して個別対処していくことが大事です。
そうすると、前述したような残業したい人の存在が見えてきたり、要領の悪さが見えてきたり、残業が多い本質が見えてくるでしょう。

もちろん、一時的に何らかの真っ当な事情で負荷が増加している人はいます。その場合は、その時に負荷が少ない人(より多くの作業を効率的にこなしている人ではなく)を応援で投入するのはいいと思います。

けれどその残業が多い状態がずっと慢性的に続いているのであれば、本質的にその人に問題要因を含んでいることが多いです。

なので、あるべき組織像は
確実なアウトプットを前提とした、効率化とコスト意識が浸透した組織、一時的な負荷増大に対しては相互扶助をする団結力のある組織です。


決して本質を無視した安易な負荷平坦化を掲げた組織ではないですよ。




初めましての方こんにちは⭐︎ また来て下さった方ありがとうございます♪

よかったらぜひフォローをしてねー!!

フォローはこちら


A(*゜Д゜*)R(д゜*)I(゜ )G( )A( ゜)T(*゜д)O(*゜∀゜*)ノ~☆
ブログ:なないの!

皆さんに読んでもらって、面白い、為になった、そして誰かに薦めたいと思ってもらえたら嬉しいです。 ゆくゆくは本を出せるようになりたいですね。 頂いたお金は出版費用に使い、児童養護施設などに本を寄贈したい。 サポートお待ちしてます。