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不正や不祥事を起こす会社の体質は、やっかいなことに我関せずの風土が作り上げる


いくら社員が問題提起しても、我関せずでだんまりを決め込む管理職たち。
もしくは、今大事なのはそんなことではないと、跳ね返す会社組織の上層部。

会社のために勇気をもって発言しても、こんな対応を取られたことはありませんか?

残念ながらこれが昨今、不正や不祥事の話題が絶えない日本企業の実態です。そして、創業から長く続く大手企業ほど根は深いです。


誰しも、自分の身がかわいいです。

特に管理職などは、任期の間は問題を起こしたくない、出世のため評価が下がるようなことはしたくない という保身の傾向が強く、担当社員も変なことを言って嫌われたくないという恐怖があります。
なので、やっかいなことに首を突っ込みたくないというのが本音で、問題になんとなく気づいていてもそのまま放置しています。

自由に問題提起、改善提起を上下関係問わず交わせる職場はいったいどれだけあるでしょうか。
私が知っている限りでは、悲しいことにほとんどないです。
あと、議論したとしてもそれは形だけで、何も上層部が対応を取らないということも日常茶飯事です。


公には、「何かあればすぐ上長まで」「風通しのいい職場風土を」「顧客や品質第一」なんて言っている会社は多いだろうと思います。
事業部長や社長などと社員の意見交換会などもやっているところも多いでしょう。

けれども言っていることと、会社管理職と上層部の対応は違っている。
なので、多くの社員は

「いったい何をしたいのか?」


と思っているのが本音のところでしょうね。

だから、風土を良くする芽が育たない。
けれども、納期や売上計画を守るために、強くプレッシャーをかけられるし、長い期間 休日返上で働かせられるので、ある割合で不正が生じる。

とくに組織の実力以上のことを無理にしようとすると、その確率は高まります。

売上やノルマを優先し、達成するには多少の誤魔化しやルール違反も目をつぶる。それが少しでも起こると、次第にそれが組織内では常識になっていくので、酷いところでは逆にモラルがあったり、ルールを守ったりする人は嫌がられ評価を下げられるという本末転倒な状況へ。


自分たちの実力や製造、処理能力がどれくらいなのか。
把握できていない上層部や管理職は多いし、気づいていても行動しない管理職は多い。

それに加えて、冒頭に述べた「やっかいなことには我関せず」なものだから、不正や不祥事は起きて当たり前で、起きない方が奇跡でしょう。


そのことに、気づいていて、行動できている会社はいったいどれだけあるのだろうか。
大手企業や大きな組織ほど、老化は進んでいる上に、悪玉コレステロールも多く抱えているので、明治維新のような規模の改革をしないと生まれ変わらないだろうと思っています。
旧幕府から新政府のように。

経営者や管理職がやるべきことは、まず「やっかいなことに我関せず」を止めて、社員や部下に手本を見せることだ。
それをしないことには、後進の意識は変わらないし、風土も変わらない。


私が働く会社にも、坂本龍馬のような立役者が現れてほしい。
そう思うと同時に坂本龍馬のような気持ちで、今できることを続けていこうと思う休日の朝である。




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