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親でも先生でもスタッフでもない大人がいてくれた日のこと。

note5日目。

「ただいまー!」と言って、Aくんが帰ってきました。
放課後あそ部では、自分の家のように構えずにいてほしいので、入ってくるときの挨拶は「ただいま」なんです。

Aくんは低学年だけど、この日の他のメンバーは高学年なので、これから1時間弱は1人です。いつもはその時間に宿題を済ませてしまうAくんですが…

今日は予期せぬ遊び相手が2人。


1人は、あそ部の前の時間に来ていた講師のB先生。あそ部がある建物は、放課後になる時間までは地域に開かれたフリースペースになっています。今日はそこで「お金の講座」が行われていたので、入れ替わりの時間にお互い遭遇した形となりました。

B先生は、保険や金融が専門ですが、そもそもはボランティア活動でご一緒するようになったお兄さんのような方。持前のキャラを全面に出してAくんに話しかけてくれました。
そこから話が弾み、宿題まで応援してもらったAくん。いつもと違った声かけでやる気になる!ような、楽しすぎて進まないような?(笑)

おっといけない。とB先生が帰るころにはすっかり打ち解けて、「いってらっしゃーい!」と声をかけていました。


もう1人はボランティアスタッフとして時々参加してくれる中学生のCくん。歳が近いこともあり、親近感のあるCくんが来てくれると、子どもたちはとても喜びます。B先生が帰ったあとも優しく宿題に付き添ってくれました。

後にどんなことをしてたのか聞いてみると、自主学習に文字を書く際、マス目が小さすぎるというので新たに線を引いてくれたとのこと。新しい学年になったので新しいノートになったけど、ちょっと漢字を書くには狭すぎたみたいです。
「口で言ってもどこに引くかうまく伝わらなかったから、とりあえず俺が線を引いた(けどよかったかなあ)。」というCくん。どこまで口をだすのか、手をだすのか。という意識をしてくれたようで、AくんがCくんに教えてもらったんだけど、CくんもAくんに鍛えられたみたいですね。


今日は子ども1人に対し、スタッフを含め3人の大人に囲まれていたというなかなか珍しい場面でした。こんな風にいつもと違う大人と触れ合える機会は貴重です。子どもたちには、いわゆる”ななめの関係”である人ともたくさん出会って、様々な価値観を感じ取ってほしいなと思います。
それはきっと、相手の方々にも良いことかな。と。

B先生はきっと楽しい気分で帰ってくれたでしょうし、家に帰ったらご自身の子どもと何して遊ぼうかな?なんて思っていそう。(とっても子煩悩な方なんです。)
Cくんも、年齢がでこぼこな男三人の他愛のない話の中で、大笑い。刺激になったと思います。

なので、あそ部(に限らず、なないろラボ全体)ではこれからも、できるだけ地域の人とも触れ合えるような設計をしていきたいと考えています。
このご時世、警戒心も大事だけれども、素敵な大人もたくさんいるってことを子どもたちに実感してほしい!

そんな思いを強くしてくれた、今日の出来事でした。


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放課後あそ部は、福岡県京都郡苅田町で元気に活動中☆
ふらっと関わってくれる大人も大歓迎です!!

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