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大河ドラマ「光る君へ」第十四回「星落ちてなお」

前置き

今病院!手術前に書いています。いや手術して麻酔によって永遠の眠りにつかず無事目覚めても、数日~一週間寝たきりの構えなので次の日曜日になっちまうやろがい!! のため急ぎ書いております。手術の無事と術後の痛みが控えめであることを祈っていただきたい。(手術はどうせ意識ないしので、むしろ術後怖すぎ)

ドラマ雑感

総評:兼家君が大物として死んでくれたのはよかったけどそれ以外は文句多め

正直兼家が14回まで生存していると思っていなかったので、まずそこで結構うれしい。光る君への兼家はかなりパブリックイメージの兼家で、そりゃあ悪役なんだろうけどいいタイプの悪役だったので。兼家みたいな(あとおそらく道隆みたいな)政治はやるまいと志す道長やろうとは思いますが、「おんなじことしている・・・」と絶望する時が来るのは楽しみです。え?こない?
でもなんで庭で死んでるねん!

箇条書き感想

・跡継ぎが自分ではなかったことにブチ切れる道兼、後々の行成君の発言でもわかるように「そりゃあ道隆が跡継ぎだろう」が宮中共通認識だったのに、ガチで自分が跡継ぎって信じていたのか!? 「とっとと死ねぇ!」という純粋な悪口ですがやっとDVされていたことを自覚した!?
 自覚はしたものの見事に身を持ち崩しているんですけど(しかし身を持ち崩す表現、女にだらしなくなるの多くない?)
・明子の兼家呪詛、絵面はくそおもろかったんですが、個人的には謎しかのこらない。前回かの感想で六条御息所にキャラを寄せることが優先されているんだろうな……と書きましたがそれしか理由が思いつかない。兼家死にそうなのに今更呪詛する意味??あと呪詛って当時犯罪やで!? あと明子原の子供流れちゃったのは創作だよね(呪詛相打ちっぽい表現) 
・道長、お前倫子にも明子にも興味なくない!? 倫子さまの正妻ムーブが相変わらず良いので……現代だと「明子さまの子流れちゃったけどあの人まだ若いから大丈夫大丈夫」は炎上もんだと思いますが、平安時代なのでそこはヨシ!
 しかしなるほどと思ったのは、道長→まひろへのアクションは「若いから許すけどアレやな」と思うのに、ぱっと見は倫子と明子への道長の対応って優しいしいい貴公子感ある 特に明子のほう。※倫子はまひろのあおりをくらっていて微妙なとこある。(下の引用ツイート参照)
今回明子ちゃんちょっと道長にトゥンクしてる。
・清少納言「出仕して見聞広めたい! 私は私のために生きたい!」は清少納言っぽくてそれ自体は好きなのですが、語り文脈がまひろの「文字を読める人を増やしたい」という社会貢献な志と比べられちゃっているので、どうも自己中で自分勝手な見せ方に寄ってしまっているのがひっかかる。次回タイトル「おごれる者」なんですよね 中関白勢としては不穏(ずっと言ってるけど)
・そういや道兼が喪に服してないとディスられてましたが、道兼以外も喪に服している気配なくない!? 道隆も道長も服せよ!? 喪は黒か薄墨の衣にチェンジする必要があるので、衣装はキャラクターの見分けにもかかわってくるのでむやみに増やすのもどうやろな……とは素人なりに思うものの、道兼ここでもディスられて不憫
・ナレーションで「道隆の独裁である」と流れましたが、独裁というか根回しとか他公卿の心象スルーなんでしょうね。兼家絶対道隆にきれいなところしか見せてないのだめだと思うぜ! この文脈でいえば兼家も最後のほうは独裁やろ!と思うんですが、いかんせん兼家は長年廟堂でこつこつ(?)生きてきたやつなので、兼家が言うならまあ……と思われていても、道隆ならいいとは言ってねえよ!なんでしょうな。
・次回!おごれる者たち! 大鏡超絶有名逸話高校の古文の教科書でも掲載されがち「競弓」 なんか光る君へ文脈的に伊周がイキリ倒してそうで、原典では道長のセリフである「我が家から帝出るならこの矢当たれ」を伊周が言ってそうな気配 さてどう出る道長
・今回は隆家の気配なし。


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