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大河ドラマ「光る君へ」第二十六回「いけにえの姫」

前置き

入院生活12週目、ついにラストウィークでございます。松葉杖も外れて全荷重でT字杖で歩いています。筋トレ頑張ってたのに術足の筋力のなさヤバ
うぉぉん働きたくない(もはや毎週言ってるな)金もない

ドラマ雑感

総評:これまで随一のわけわからんの回

端的に言えばワイの想定する平安時代世界と光る君への平安時代が解釈違いすぎてずっと宇宙猫顔してたって感じなので、面白いつまらない以前に「わ、わからない」って顔してました。今回最高打点は初めて四納言集まったショットが見られたのと、豪華な彰子さまの裳着。あとはよくわからん。もう今回今まで知ってきた平安時代知識と認識がドラマの鑑賞を阻害しまくっている。

「道長の娘の彰子が入内することで帝の心が整い天変地異が収まるからみんな大歓迎!」→いやなんもわからん……
対兼家のころは宮中サーフィンを楽しむ社畜陰陽師でよかった晴明、道長が政治力がまだバブなのをカバーする+漂白するためにやたらと未来を知っている人・道長の代わりに作戦考える人になってて違和感出てきた。
「まひろの望む世の実現には権力がいる!何としてでも取りに行くぜ最強の権力を!」みたいに入内にやる気の道長はダメなんじゃろうか?
というか現時点彰子11か12なんだけど、明らか子供の彰子ちゃんでどう帝の心を整えるんだ それこそ元子(顕光の子)と義子(公季の子)が入内してて、親が二人とも大臣なんですけど!? すでに道長一強みたいな雰囲気なのはたいそう解釈違いを起こしています。実資もあんまり正解ご意見番的役割を果たしてくれてないし、四納言も道長は己のために生きてない評価で…道長の漂白と正義が濃いい。

箇条書き感想

・一条天皇、光る君へでおいたわしいランキング相当高い。ドラマ的に生母のパワハラ受けてて帝になってからもストレスが多い(帝はみんな多いか)が、史実ネタから乖離して女にうつつを抜かして政治さぼった設定になっていてそういう意味でもおいたわしい。
 今回は「譲位して中宮とまったり暮らすわ!!」で何の解決にもなってない逃避行動でまた株を下げていた、悲。
・詮子さま全体的に感情の話に寄りすぎているよなあ 時々兼家みを出してくるけど、それも家の存続などポリシーがあるのではなく「息子を中宮にとられたから」とか「兄のほうに権力流れるじゃない!」みたいな気持ちの世界が発端でじわじわ解釈違いし続けている。
・呪詛はお前の家のお家芸やんという倫子さま火の玉ストレート。倫子さまも入内反対と眠たいこと言っていたけど、彼女自体入内しないで好きな人と結婚して現状いい感じにハッピーだから彰子にそういう道を望むのはわかりある。でもこの身分で入内ではない結婚はかなりターゲットが狭いんだよな。。ここ穆子さまの諭し方はデリカシーはないけど良き。
・道長、彰子入内案件で最後に「中宮の出産と彰子の入内をぶつける!!」と言い出したけどどうしたん?? 史実ネタでもあるけど帝への圧なん?
・俊賢行成公任斉信の四納言シーン!本大河で初めてじゃない!今日一番の取れ高です。 だけどみんな道長には敵わないって言ってて草 斉信だけノーコメントだったけど、むしろ斉信ならここでは「そうだね!」って言っておいてあとは場に応じて意見を変えるくらいであってほしいが
・今回まともだった人①、倫子のおかん穆子さま。倫子も道長より年上の妻なんだけど「中宮様は帝より4つ上だしそのうち飽きるじゃろ」とか微妙にデリカシーないな、とは思うものの発言内容はよっぽど平安人でした。今回は特にだけど入内は個人の幸せじゃないを言い過ぎだと感じたので、いいところもある、やる価値がある派閥の人がいけにえ観点以外でいてくれてよかった。
・今回まともだった人②、いと。 お前前回「私のいうことを全部聞いてくれる人が尊い」とか言ってた口で「自分を曲げて寄り添う」って言ってたけどどういうことですか?と思わんでもないが、まひろに諭す言葉自体はいいものでした。正しいだけでは共に生きられない()
・自然災害で配給やってるまひろ、それはいいけどほんなら越前国府で軽々に租税の紙をパクろうとするな統一してくれ。
・結婚したことによって粗が見えてきた宣孝どのとまひろ。まあ内容はもともと為時パパが宣孝は気が多いなど言っていたしこれまでの宣孝殿を見れば残当感あるので良きですが、この流れで道長に会うって「夫に不満があるところに、泣く泣く別れた元カレに出くわす」でつまりソウルメイトってW不倫ってことでOK?(突然の現代)というか史実ネタ的にはそろそろ宣孝と紫式部の娘賢子が爆誕するんですが、実は道長の子ですな匂わせあるな??
・源氏物語と平安時代をオーバーラップさせたり、並行してドラマにする映画がありますが、その手の手法良作をみたことないんで難しいのかなと思っていたので、光る君へがそれやらないと聞いてよかったと思っていました。が、現実平安世界を源氏物語の元ネタだらけにされても別に盛り上がらないな……と光る君へで感じる今。逆に「現実にあったことからしかもの書けないのか紫式部!?イマジネーションは!?」と思ってしまい萎えそう。自分が。

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なんでこの感想がプチバズんねん 二郎好きだな


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