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大河ドラマ「光る君へ」第十九「放たれた矢」

前置き

術後丸5週間経過。引き続き入院生活です。体調自体は日に日によくなっていますが術足はまだまだ全然これからといった感じ。巨大なブリヌイに見守られながら生きてます。くそっ入院期間が4月~7月上旬って感じなのでちょうど抹茶の季節を逃しまくりでつらい。あと退院するとき外界灼熱地獄で生きていける気がしない。

デカブリチャン「ヴッ」

ドラマ雑感

総評:減点式だと50点だけど加点式なら10000000000点(おたくバカ単位)

減点式なら大学で単位はないです()それは今に始まったことじゃないんだけど(今更)
今回はほぼ伊周と隆家が一緒に行動していることだけで10000000000点あげちゃう!!って感じなので。ニコイチかな?
一番よかった伊周と隆家は為光3女に浮気されたと思った伊周が隆家に慰められているところと、隆家が弓をかけたときに伊周が「待て!」って言ってたところですね 皇子生み伊周は解釈違いですが、「俺が加勢するぜあにき!」「そこまでやれとは言ってない」な隆家伊周はイメージ近くてHAPPY度が高いえです。
しかし隆家の法皇弓ぶっぱ、史実+説話的には、これより前に隆家と花山院が戦争ごっこしたりして悪友感のあること、出家の身で女に通うのはバツが悪い=花山院も大事にはしたくない、みたいな前段回があって「ちょいこらしめるくらいならばれないやろ!(BY隆家)」のような調子乗った17歳なら考えそうなこと→弓ぶっぱでどうあがいても激ヤバではあるものの、まだやらかすことが理解できる要素があります。
だけど光る君へではその辺の事情が全くない+「誰だか分らんけど弓ぶっぱするか!」みたいな別ベクトルでヤバイテロ男と化していて草。
まあどっちにしろやばいやつなんだが。究極弓ぶっぱは実際やっているかどうかはわからない(古記録上に記載はないはず。花山院と伊周隆家の従者が闘乱、花山院側の従者が2人死亡、隆家と伊周は配流はまでが小右記にあるが、「痴情のもつれで弓をいかけた」とは記載なし)とはいえ、道隆独裁とか救い小屋よりは全然史実なのはより笑うところです。事実は小説より奇なり。

箇条書き感想

上で加点部分は書いたので減点分(文句か?)
・道長のLVが上がっているように感じるけど、道長に限らず政治力LVアップかなり急じゃないか? そんな上げる経験してましたっけ? 定子さまもいきなり鍛えられて出てきてたし。なんやかやメインが三郎まひろだから、政治力成長過程についてはそちらに比べると描写粗め
・貴子の実家の高階家一族が存在抹消されているせいだと思いますが、詮子さまの道長びいきがただの道長びいき、もしくはほんのり定子が嫌いだからに見え続ける現象!(道隆政権下で貴子の実家の高階メンバーがもりもり出世していて、既存公卿層と軋轢を起こしているし藤原氏以外が増えるのは政権的に嫌やなと詮子が考えていたとかが出せないんやろうな)
・まひろ兼家を超えて主上にご意見ダイレクトアタック!! まひろ的には直秀のことを引きずっている設定なんやろけど下々が政治に参加しないとダメはこの時代的価値観からぶっ飛びすぎててお前は令和から来たのか??感がぬぐえない。あと科挙は一応門戸は開かれているけど本を大量に用意して十分に勉強ができる家はそれだけでかなりの金持ち&女子は受験不可なので下々の政治参加には遠いんだぜ(それでも門戸が開かれていること自体が画期的なのはそう)(このまひろ紫式部の科挙への解像度の低さも解釈違いといえばそう)
・道長!お前身びいきやめようと思っている割に為時ぱっぱひいきしてるやんけ! 詮子もごりごりにやってるよ! そもそも「身びいき」が悪を兼家~道隆でやりすぎているんだよね……
・光る君へでの行成くんのキャラ付け、道兼と同レベルにぶっ飛んでるなと思ってる。道長推しのイケメンソムリエスパイ(?)
・拾われそうにないなと思ってたけど個人的残念ポイント
 行成が蔵人頭になったのは前任俊賢くんの推しがあったからだけど、俊賢行成の気配がみじんもないこと(マジで個人の趣味やな) 俊賢くんそのものは良い。俊賢の知恵で参内ボイコットした伊周と隆家を参内復帰させた感じあるけど、今のところ別に道長一強というわけではないので、普通に伊周たちに色目使っている感もある!(でも光る君へ世界だと微妙だな)
・別に減点ではないけど、真昼間に 一条天皇「来ちゃった💛」からの営み、清少納言「早く終わるから」な発言、微妙に不敬だったりしませんかコレ 草

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