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ひとり旅日記台北へ:台湾は温泉天国♪

2016年11/12-14台北。

倉敷!と直感した割に、夜行バスは予約可能でも、肝心の宿がひと月半以上前で倉敷駅周辺が全く予約できなかった状況。で、たまたま目にした台湾の九份の写真で、じゃ台湾ならどうよ?とエクスペディアでヒコーキと宿を検索したら、1泊3日で17000円弱。国内行くより安くね。で予約してみた。台北。最終日は朝6:40台北発だから使える時間は1日半あるかないか。

干支一周前くらいにバンコクに行くのに一晩ストップオーバーしたっきりもう2度と行かないと思ってた台北。

今回は九份だけでいいや。と思ってたら、なんと台湾は温泉ワンダーランドというのを初めて知った。じゃ、九份+温泉で。と、かなりザツなプランの自分に、有難いことに、周りの台湾通のみなさんが行くべき所のレクチャーとともに、地図も持たせてくれた(笑)!

乗ったヒコーキはスクートという、全く初めて聞いた航空会社。きっと第3ターミナルじゃね?と思って2タミからシャトル乗って着いて確認したら搭乗時刻案内表示に出てきてない。え?インフォメーションのお姉さんに尋ねたら、2タミとのこと(苦笑)。出だしからどんだけテキトーなのか。

預け荷物も機内食も無い。12時間の夜行バスで道後温泉よりだいぶ近いね…。

機内はかなりの冷え込み様。ブランケット代儲けたいんですか?と疑ってしまうくらい。6枚重ね着して、ひざ掛けがわりのラップスカートも装着してたんですけど…。寒過ぎた。

到着。入国審査の指紋読み取り機?自分の指先は年中荒れててツルツルで指紋がかなり薄くなってしまってるのを、機械は読み取れなかった…審査官のおじさんから「指先をこすってもう一度」と言われたが、状況は変わらず。何回やってみても読み取りNG。審査官から仕方ないと許しが出て、スルー。日本の機械は自分のこのうっすい指紋読み取れたから、やるな…と思ってたけど、その読み取り機はどこ製なんだろ?

桃園空港から台北市内までバス…。ヒコーキ到着時間に合わせてじゃんじゃんバス来ないとダメだろ?自分みたいな弾丸にとっちゃあ、貴重な時間をこのバス待ち時間で消えてしまうのは腹立たしい。

バス待ち時間+乗車時間で1.5時間は消えた。バスの冷房もキツかった。

台北駅着。宿を探しつつ、腹を満たしつつ。途中で麺処があってメニューに海老ワンタン麺とあったからそれを注文。イメージと異なり、今まで生きてて食べて来た海老ワンタン麺とはだいぶ違ってた。麺は普通黄色の細麺だろ?乾麺の平たいうどんを茹ですぎたような食感に加え、スープに全く味がない!ナニコレ?麺は食べるのヤメタ。海老ワンタンの海老はプリプリ感ゼロ。タイの出汁が効いてる味付けはアレンジしなくても美味しいのに…。どうした、台湾?スープにただの醤油を入れても美味しくなるハズなく。

宿に着いてチェックインしがてら、陽明山温泉の行き方を聞いたら、あまり頼りにならない情報だった。教えてもらった駅まで電車に乗って、そこからバスに乗った方が良いとのこと。駅にインフォメーションがあり、お姉さんに聞いたら、宿で教えてもらったバスはないとのこと。危ね!正しいバスを教えてもらった。辺りはもう暗い…。インフォメーションのお姉さんが教えてくれたバス停で降りるも、暗すぎてよく分からない…。ちょうどガードマンが立ってたから、聞いてみると徒歩3分で通りを渡ってまっすぐ行くとあるとのこと。謝謝!

まるで大涌谷ぢゃん?というまさに温泉湧いてまっせ~的な硫黄臭。18:30頃到着。国際大旅館。入浴料120元。サービスでペットボトルの水1本くれた。ホテルの中に公共浴場があった。浴槽は6人くらい入ったらいっぱいな大きさ。先客は地元のおばさまと登山帰りらしきおばさま計4名。シャワーが二つでそこで身体と髪を洗う。

温泉♪お湯の色は草津のお湯が青みがかった感じ。インフォメーションでもらった温泉パンフ情報には陽明山のお湯は酸性硫黄泉/白硫黄/青硫黄とあるから、きっと青硫黄だと思う。源泉の温度は63度と59度。かなり熱めの源泉かけ流し。ワンセット3-5分で1時間を超える入浴は逆に身体に毒らしい…。道後温泉本館40分を思い出した。えぇ。ここもそんなに長く使ってられませ~ん!3分も修行レベル(苦笑)。上がる直前には「熱いッッッ!」と言わずに上がれなかった。もちろんおばさま方に笑われた。

心拍数激早。心拍数が収まる頃には身体に付着してた温泉は自然乾燥してた。肌に取り込められたかの如く。

修行×3セットが限界だった。3分の壁はどうしても越えられず。この3回目で、今まで色んな温泉に入ってきたけど、身体に初めての現象が。内臓が自ら熱を発しているかの様に、身体の内側から発する熱にビックリ!内臓が燃えてる感じ。巡りも物凄く良くなって肩の辺りもラクになった!温泉のこの即効性が好きだし、幸せを感じる。

帰りのバスもまたまた映画のシーンみたいなタイミングで、待つこともなく来た事に笑った。

そして、教えてもらった士林夜市へ。全部は周れないから目についた物を片っ端から食べた。地下食堂街はシーフード屋のオンパレード!蒸し牡蠣にんにく和えに挑戦。このように牡蠣を食べるのもイイね!帰国したらマネしてみたい。

短時間滞在だから、夜遅かろうがスーパーへ。帰りのヒコーキ、預け荷物にできないから抑えめの買い物。宿に戻ったのは1:00am。

翌朝。宿の壁が薄いのか耳栓してても隣の部屋の人のイビキで目が覚めた。支度して8時に宿を出て北投温泉へ。ってか、今日は朝から暑い…陽射しは夏。ナメてたから日焼け止めは顔用の小分け分しかない…。

瀧乃湯目当てで行ったのに全面改装中…終わった。温泉地に来て温泉に入れないで済ますワケには行かない。最悪、温泉宿を片っ端から入浴可能か聞いてみるしかない。と思いながらまずは地熱谷へ。温泉湖。立ち上る湯気が快晴の空へ。太陽の光とのコントラストは美しかった。結構な温度の湯気で気温も高いこの日の温泉湖近くはかなりホットな場所だった。
地熱谷の近くに、個人40分150元と書いてある看板があった!マジで?入れんの??行ってみると受付におばさんがいた!入れるに違いない!ハイ、入れます!景泉浴室。

ここは個室になってた。それにしても、40分ってなんの基準だろ?道後温泉本館もそうだったし。自分好みの熱さにお湯を張れる。「イイね~!」何度ひとり言を発したか。お湯は昨日の陽明山とは違って、透明。温泉湖も底の方に沈殿物が見える透明な温泉だったのを思い出した。この温泉湖のお湯をこの辺りの宿に提供してると看板に書いてあったな…。

昨日は浸かるだけだったから化粧しっぱなしだったけど、今日は顔汗思いっきり出そうと思ってスッピン。温泉で顔をゆすいでみる。しょっぱめの中に金属を感じた。カルロヴィヴァリの鉄っぽさとは違う金属な感じ。目に入ると若干シミたけど、柔らかい無臭のお湯だった。北投は硫黄臭がしない温泉街だった。
ここの入浴ルールも昨日と同じ。そんなに熱くお湯を張らなかったから5分×3セット。温泉はすぐに温まって、汗が出るから長湯不要ってのが良いよね。

受付のおばさんが「5分前よ~」とノックして教えてくれた。着替えて、おばさんに挨拶をした。宿チェックアウトしに台北に戻らないと。陽射しは北投に着いた頃よりキツくなっていて、夏だったね…太陽眩しすぎ!汗だくになりながら10分おきに来る電車に乗ってチェックアウトに間に合った。

教えてもらって気になってた台湾シャンプー。自分でも調べたら安くできる所があるというのが分かって向かうことにした。と、その前に腹ごしらえ。台北駅の地下街で、懲りずに海老ワンタン。今日は麺なしで。やっぱりスープに味は無かったが、ワンタンの海老は大きめでプリップリで美味しかった。スープが惜しかった。ここでも醤油使用。

ネットで調べた情報を元に、台湾シャンプーの場所へ。日曜なんだよね…ってのがネック。そして、その通り。休みだった。台湾シャンプーを諦めていよいよメインの九份へ。直通バスが出てるという忠孝復興駅へ。これもネットで調べたが、バス乗り場は詳しく載っておらず、何かのキャンギャルに尋ねてみたら、このやりとりを聞いてたおばさんが日本語で場所を教えてくれた。そごう復興館を背にして大きな通りを250m歩いた所との事。

バス。シートベルトあったけど、使えないように下の方に押し込まれてた。今日の宿はヒコーキが早い時間だから取らずに空港で夜を明かす予定だから、睡眠確保の為にバスで寝たが、何度か座席からずり落ちそうになった。

今日は日曜。九份は鬼のように混んでた。作りの感じはインドバラナシの土産物屋がゴチャゴチャある感じに非常に似ていた。九份のイメージ=阿妹茶酒館に来た。感動薄ッッッ。当初これだけを見る為に台湾に行こうと決めた自分。そして実際は温泉天国なんだ!と到着してから知ってしまった自分。幸せ度が高かったのはもちろん温泉。名物という善哉?の苦手な煮豆(小豆とかの類)を抜いてもらって、もちもちの食感のものだけ食べた。汁は甘さ控えめでここにあの豆類入ってたら自分にとっては激甘かもと思った。

灯が灯る頃までいようとしたが、もう見るものもないし何より激混みだったから台北に戻ることにした。途中ものすんごく並んでる店(おやつみたいなの売ってた)で人間渋滞。人が動かない動かない…バラナシだってこんなに酷くなかったぞ?もう滅入ったね…。ここにツアーで来てた日本人のみなさんは、この激混みは楽しかったのでしょうか?

バス停で待っててもその先の観光地から乗ってくる人たちでバスを何本も見送るらしかった。そんなんで、終点から乗ろうと思った。金瓜石。バスに乗り込んだが小銭がない。近くの席のおばさんに中国語で両替できますか。と聞いたら、たまたまエーゴ話せる方で、両替してもらえた。そして、台北に戻る為の乗り場も教えてもらえた。有難い。金瓜石に着くと、ちょうど空がピンクに染まって美しい頃だった。

日曜…。結構な渋滞だった。台湾通の方に教わった九份から戻る時に松山駅でバスを降りると観光夜市があるとの事だったが、バスには行きの2倍3時間は乗ってた。バス内の冷房も寒過ぎたし。やっとバスを降りて夜市で夕飯。肉まん系食べたかったが、この夜市には残念ながらなかったね…。お小遣い一万円両替したのも残りわずか…。限られた残金で腹ごしらえできるものを探し求めて、海鮮スープと春雨小皿70元とにんにくかじりながら食べるソーセージ20元で終了。

宿に戻り、顔と歯の手入れをして空港行きのバス23時発に乗った。12:00amに空港に着き、チェックインまでの4時間ベンチで寝た。この空港、寒かった…。ヒートテックスパッツ履いて、ロンT、セーター、パーカー、ジャンパー着込んで、巻きスカートも装着したがどうにも身体は温まらない程の冷房…。今温泉入りたいよね…。

チェックインして、出国審査。今度も指紋認証できず…。審査官に名前言いなさいって言われたが、この対応も初めて(苦笑)。パスポートに書いてますが?

免税店開いてるかと思いきや、8時からって…。終わった。街中で買いそびれたパイナップルケーキ。空港で買えるとの情報は得てたが、免税店開店時間までは聞いてなかったァ~(苦笑)。

あちこちに自販機あったのは良いと思った。最後の最後のジャラ銭まで使えるんだから。手持ちは56元。ペットボトル25元と缶ジュース20元を買った。

1泊3日17000円とお小遣い一万円で大好き温泉2ヶ所も入れたら万々歳。今度は烏来の温泉に行ってみたい。







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