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ひとり旅日記スロベニアとクロアチアへ12日目:ローマ遺跡を求めてプーラへ

2019年1/6プーラ

今日はイストゥラ半島南部のプーラへ。ここは世界遺産ではないけど、どうしても訪れたい所があった。バスに乗って、海を左側に眺めながらプーラへ。サイクリスト達がいる道路だった。プーラ方面は緩い上り坂。すごいよな。サイクリスト達。今日は良い天気で何より。アドリア海に太陽の光が当たってる輝きの眩しさを、なんと表現したら良いのだろう?波の色はパールがかった白かな。ドライバーさん、眩しかったら日除け下ろそうよ…。左手を目の上にかざして。グラサンないのか?片手運転じゃん。と外野の自分が心配してたら、やっとキャップ被った(笑)。

ドライバーチェンジで、新しいドライバーが日除けを下ろそうとしたら、壊れてたらしい。このドライバーはキャップもグラサンも無く、手を額に当ててた…。そしてこのドライバー、色んな所から書類出して目を通したり、時々手放し運転。対向車線に2台の大型トレーラー。すれ違う時すら書類いじってたし。自分の手汗ヤバかった。ヒヤヒヤして手に汗握るって、今がその時だよ。ドライバーはシートベルトしてないし。書類いじるの、今必要ですか…。

バスターミナルに着いて、ドライバーがバスターミナルにいた人に荷物受け渡し。郵便代かからなくて良いな…。手数料くらい払ってるのか?

犬の散歩してる2人組女子に円形劇場方面を聞くと、左方向にずっと歩いて行くとあるとの事。その通りに歩いて行くと突然姿を表したから、おぉ!とビビった(笑)。この円形劇場は1世紀BCに造られて、現存する円形劇場では6番目に大きいらしい。自分は今までいくつの円形劇場を訪ねたんだろう?剣闘士達の待機場所だった地下にはプーラのローマ帝国時代の歴史資料の展示があって、なかなか面白かった。

オリーブオイルを絞る道具の復元があった。プーラも港町で、輸送用のオリーブオイルやワインを詰め込んでたという土器のボトルというか容器も展示してあった。この土器自体重くないのかね…。この中に液体物入れて船で運んでたのか…。資料によると、この半島はオリーブとワイン用のぶどう栽培に適していた場所との事で、ローマ時代から重要な経済資源だったとの事。

ところで、この容器は先がとんがってて不安定なんでは?資料はこの形だと砂地に立てて保存できるとの事。容量はギリシャ用は40リットル、ローマ用は27リットルとの事。砂に立てて保管する前の、船でどうやって運んだのかまでは残念ながらどこにも書いてなかった。予想するに、この容器を差し込んで立てておける木枠があったんじゃないのかな。横にしたら転がってしまうだろうし。オリーブオイル入った土器が船内で割れてみなよ。掃除すんのは誰だって嫌だろーよ。

資料展示の地下から地上へ。今日1/6は今まで旅してきてこの日は祝日で休みって事が多かったから心配してたけど、ここは開いてて助かった。そして貸切ね。青空の下、この円形劇場の白さが美しく光ってる。最高。じっくり一周。一部残ってる座席部分や剣闘士達が戦った中心部も歩いた。この歴史に触れてる瞬間に自分の脳内に何かが流れだして、楽しくなってくる。ホント自分変態。満足した。この次はインフォメーションに行ってこの町の情報収集しよう。

円形劇場を出て、このまままっすぐで良いのか?と思ってたら向こうからおばさんが歩いて来た。インフォメーションの場所を尋ねると、このまままっすぐ行った所の左側とのこと。ありがとうございます。昨日のポレチュもそうだけど、土日はホント店開いてない。冬だからか?

フォーラムと呼ばれる開けた場所に来た。教えてもらった通り左側にインフォメーションがあった。インフォメーションのお姉さんにこの町の情報を求めると、たくさん教えてくれた。バスまでの時間が1時間なら…。と見所を地図に◯してくれた。ありがとう。フォーラムにあるアウグストゥス神殿から順に周った。双子門、ヘラクレス門、ヤルギ門を写真に収めてバスターミナルへ。腹減った…。

バスターミナルのベンチでナッツ、チョコ、干しイチジク、バナナを食べた。15:15のバスに乗った。途中のバスターミナルでドライバーが隣のバスにチェンジと言ったが、ドライバーがエンジンかけようにもかからず。どこかに問い合わせして出した答えは元のバスで行こう。と。何の動きと時間だったんだろう?

朝は朝日が眩しかったけど、帰りの夕日は太陽の位置的に見られず、空がオレンジ色に変わったのが見られただけだった。段々暗くなってきてるのに、このドライバーも何かの紙を目を凝らして見てたりで、運転に集中してないし、シートベルトもしてない。1番前の席に座ったばっかりに、今日はドライバー達のコワイ運転を目の当たりにした日だった。

定刻より10分遅れの17:50にリエカ着。プーラは気温12度と、これまで一桁の気温に適応しつつあったから、今日も完全防寒の自分にはプーラは暑くて汗だくだった。宿に着いてシャワって洗濯して、昨日の夕飯とは比べ物にならない質素な夕飯。サラダパックと英国からの輸入品のシリアルバー。旅ご飯はメリハリ大事だからね…。


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