見出し画像

ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ19日目:可愛くて美しいものに触れたローマ最終日

2018年1/19ローマ最終日

最終日は予め決めといた、ローマで行き残した所へ。7:30amに宿を出てまずはローマ水道橋へ。去年は仏ポン・デュ・ガールと西セゴビアのローマ帝国に支配されていた所の水道橋を見ながら、本家本元を是非見てみたい!というのが叶った。

メトロに乗って、目的の駅へは10個目くらい。メトロに乗りながら、何故叔父さんは、ツアー利用の短い期間のローマ滞在で何回も危ない場面に出くわしてしまったのだろう?と思った。たぶん日本人の人の良さが顔に出てたからだろう。そろそろこのジャマイカンヘアの頭皮が痒いが、ヨガ修行で出会ったロンドン在住日本人女子に「ナポリは気を付けて!」と何回も言われたから、ナポリ滞在中まで我慢しよう。ってか、ほどいだらどんな風になってるんだろ?とかなんとかどーでもいいこと考えてたら、降りる駅に到着。

ガイドブック、この水道橋への行き方は分かりやすく書いてあったから迷わず行けた。公園みたいな所を抜けると、おぉ!本場モンが現れた。一部が残ってると言いつつ、けっこうな長さで残ってる。ここは世界遺産に含まれてない。橋って、やっぱ良いよね。なんかロマンがあるというか。って、ジョギングしてる地元の人はいるけれど、さすがにこんな朝っぱらから橋を見て感動に浸ってる観光客は自分以外誰もいなかった。ここは見る価値があると思った。実際に来て見て良かった。

交通チケットの制限時間内に次の場所に移動。メトロでテルミニ駅に戻って、次はふくろうの家へ。「90番の市バス」ガイドブック、この情報は間違えていた。幸いバスで自分の前の座席のおばさんにこのバスがふくろうの家に行くのか尋ねたタイミングで、「ここよ!」と指差してくれた。そして、「このバスは停まらないから次のバス停で降りなさい」と。かなり進んだ次のバス停で降りて、おばさんが指差してくれた所まで歩いて戻った。

10時前着。ふくろうの家はアール・ヌーヴォー建築。なんで、アール・ヌーヴォー建築って、こんなに夢があるんだろう。一体自分は何回「カワイイ!」と口走ったのだろうか?ふくろうモチーフってのも良いし、外観も本当に可愛いらしい造り。ベルギーや西で見たアール・ヌーヴォー建築とはまた違った雰囲気。

リュックをロッカーに預けて、一部屋ずつじっくり見学。細部の可愛さ、たまらんですわ。綺麗な色のステンドグラス。って、クジャクのステンドグラスだよ!ガラスを埋め込んで立体的になってるのは初めて見た。宝石みたいで素敵だった。姫の寝室って所は、天井が星空でこうもりが描かれていた。ゲスト用浴室タイルとステンドグラスの美しさ。床モザイクタイルの可愛いさ。そしてあちこちにあるふくろうさんのモチーフ。ここは良かった。ローマ滞在中は遺跡巡りの時間がほとんどだったから、余計にアール・ヌーヴォーが新鮮に思えた。

ふくろうの家を出て、近くの売店でバスチケを買って、テルミニ手前で降りて、またメトロに乗って、次はキリストが磔された際の十字架の板の破片と楔が残っているという、サンタ・クローチェ・イン・ジェルザレンメ聖堂へ。駅を降りたは良いが、方向が全くわからん。駅前にいたお姉さんに声掛けたら、地元の人じゃないらしい。

たまたまシスターが来たから場所を尋ねると、「この城壁の中を行って右よ」グラッチェ。

聖遺物は写真NGとの事で撮らなかったけど、こういうのって、果たして本物なのかね?信仰心な過ぎて恐縮だが、こんなん誰かが「こういうの見つかりました〜」ってな感じで祀ってるんじゃん?大体、磔された当時でなくてしばらくして見つかったっていうのが怪し過ぎ。根拠あるのか?と聞きたい。磔にされた板なんて、もし地中に埋まってたら下手すりゃ土に還ってるかも知れないし。それでも、イエスの力で云々言うなら仕方ないが。ってか、こう言うのって、言ったモン勝ち!見つけたモン勝ち‼︎な気がする。などなど色々もやもや思いながら、聖遺物を見つめた。

次はローマ7大聖堂の一つ、サン・ロレンツォ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂に歩いて行った。途中、城壁の上を鉄道が走ってるのが見えたりして歩くのは楽しかった。にしても…、この聖堂は見つからなかったね…。いずれにせよ、到着したところで12:30pm過ぎてるから中に入れないかもだし。って事で、パス。

宿まで戻って休憩しようと思った。戻る道すがら、ジェラート屋発見。ここは宿の兄ちゃんが言ってた割引中のとこかも。小2ユーロ→1.6ユーロ。20%引き。ここも今のところのお気に入りのジェラート屋と同じく、ステンレス容器に蓋してあっt、中が見えないパターンな上、エーゴメニュー無し。「味を教えてください!」とエーゴで3回頼んで、やっと店の姉ちゃん教えてくれた。

マスカルポーネと洋梨&ジンジャーにしてみた。ここもウマい…。マスカルポーネ、おいしいな…。濃い。甘くない。洋梨&ジンジャー。ここのは洋梨の食感が良くて、ジンジャーはそこまで主張してない。けっこう歩いたからホント癒された。

宿に戻ってランチ。ランチ後に宿近のジェラート屋へ。創業時からのバニラ(レモン風味)とキャラメル系を選んだ。トッピングのクリームはお店のお姉さんおススメのコーヒー味で。マジ美味いんっスけど!コーヒー味のクリームで正解だよ、お姉さん。一口ずつゆっくり食べた。あぁ幸せ。

本日最後の目的地、ボルゲーゼ美術館へ。予約制との事だったが、15時の回に入れるって。ラッキー。入場料22ユーロ。たぶんバチカン博物館並に高い。荷物は全て預けるとの事。貴重品は渡された透明な袋の中に入れて持ち歩く。ってか、中クソ暑かった。ベルニーニの彫刻の特別展やってたから入場料高かったのかも。勉強不足でベルニーニが誰かわからないから後で勉強しないとな…。コレ!と心惹かれる作品はなく、15時→17時までの滞在時間制限だったが、ダウン脱いで見学してても暑過ぎて、気分悪くなって16時に退散。

宿まで戻って、18時には開くという中華レストランの隣の食堂でローマ最後の晩餐にしよう。と思いきや、今日定休日…。金曜の夜に休んでどーする?自分の他にも店に来てた人たちも諦めてた。マジか…。調子狂うな…。他のレストラン調べてる時間もったいないし…。そうだ。宿から道渡った向かいの創業1847年くらいの老舗に行ってみよう。メニュー見て、ホームメイドパスタ、リコッタチーズソースとあとは肉かな。注文したら、肉は牛ではなく鶏との事で、「じゃあやめときます」と言ったら、代わりにvealというのを勧めてくれたからそれにした。「ポテトは嫌い(炭水化物摂り過ぎになるからこう言った)なんですけど?」と伝えると、サラダにしてくれると。

パスタ、出てくるのがヤケに早かった。カルボナーラ発祥の地はローマというけど、日本に居てもカルボナーラ注文しないから、いくらローマに来ようが食べないね…。と思っての最後の晩餐だった。リコッタチーズソースがしつこくないクリーム系で助かった。重かったら、最後の今日の〆のジェラート食べられないだろうし。vealって、豚かよ。大して美味くもなく。お会計。老舗、観光地で今時カード使えないはねーよ。大して美味い料理も出せないくせによく潰れないで存続しているよな…。逆に感心した。ジェラートのレベル高いけど、食のレベルは低いのか?ローマ。

本当に最後のジェラート。毎度カップだったけど、コーンにしてみた。コーンの中にチョコソース注入。パンナコッタとミルクにトッピングの生クリーム。つくづくローマ滞在初日からジェラートにハマらなくて良かったと思った。ローマ滞在終盤も終盤で駆け込みで食べまくって。初日からジェラート食べてたら、一体いくらお金使ったんだろ?パンナコッタの方にはカリカリのキャラメルが入ってた。ミルクはあっさり系。やっぱここ美味しいや。コーン、一番最後の底にちょこがドロッと溜まってる。おトクだね〜。

宿に戻ってパッキング。同室の子に、シャワーお湯が出るか聞いたら、水すら出なかったと。今は水は出るけど、お湯にはならず。彼女は豪から来て、大学のプログラムで2週間ローマに居るとの事。日曜にはここを出ると。2人でこの宿の文句タレた。22時就寝。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?