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ひとり旅日記台湾へ9日目:関子嶺温泉→台中へ

2022年12/29

夜中に尿意を催してトイレのために起きたし。駅から近い、ってかほぼ駅の中にあるこの宿は、本当に便利だった。6:33 am発の電車でも余裕。余裕だったのにもかかわらず、電車出発してすぐに「しまった!鍵を返すの忘れた!!」と思った。各駅停車に1時間半乗ってに嘉義に到着。ロッカー3時間って、3時間で戻って来られないし。

インフォメーションに尋ねたら、8:30〜なら有人の荷物預け場が開くと教えてくれた。宿に鍵の件をメールしようにも、iTaiwan、ネット繋がってるのに何度やってもメールが送信できない。温泉に必要なものを小リュックに詰めて、8:30ジャストに荷物預け場へ。今までの有人荷物預け場ではそんなこと言われなかったのに、この駅の女性係員は「2個分支払え」と。7kg(今はそれ以上だろう)のバックパックとえびせんしか入ってないエコバック。これで2個分徴収とか。ずいぶんケチな女だと思った。今まで男の人だったから、そんなに厳しくなかったのかね…郵便局も8:30オープンだったけど、温泉行きのバスが9時だから、戻ってきてからにしようと思った。

トイレを済ませて関子嶺行きバスに乗車。乗車してすぐに寝入ったね…終点かと思いきや、バスがそのまま進んでしまって、慌てて次で降りた。結局あのバスに乗ってればリゾート地の方の温泉に行けたのかね…結局、日本の統治時代からあるという寂れつつも、古さが渋い温泉宿にしてみた。古くから存在する温泉旅館の方が泥の濃度が濃いらしいと、わりとこの温泉エリアを詳しく書いてたブログにはそう書いてあった。つたない中国語で、なんとか日帰り入浴させてもらえることに。「その前にお風呂見せてください」と伝えて、案内してもらった。

シャワーないけど大丈夫か?受付に戻っておじさんに「洗髪可能ですか?」と尋ねたらOKとのこと。ってことは、温泉のお湯で髪を洗えってことか。早速デカイ湯船に温泉の蛇口をひねってお湯を溜めた。泥温泉とかいうけど、蛇口から勢いよく出る温泉に泥を感じられない。しばらくしてお湯が湯船に溜まってくると、泥というか濁り湯みたいな感じだった。顔に泥塗れるって載ってたガイドブックは、少なくともこの温泉でないのは確か。

一番泥が濃いとそのブログに書いてあったのは警察館らしいが、耐震工事で休業中。スロバキアのピスタニーみたいに、ふかふかの泥を予想してたけど、湯船の底にも泥を感じられなかった。だけど5分位の入浴で顔汗噴き出した。ここもトゥルトゥルなお湯。匂いが石油系な気がしたけど、油は浮いていない。いよいよ頭を洗う段階に来た。お湯を桶に汲んでバシャッとかぶると、だいぶしょっぱいお湯だった。これは洗髪に向かないお湯かも…

充分に温泉を堪能して着替え始めたら、受付のおじさんが「時間だよ」とノックしてきたから、「オ〜ケ〜」と言いつつ身支度した。髪をドライヤーで乾かしてみたものの、ゴワつきは海に入った後みたいだった。髪を乾かしている間に男性日帰り入浴客がやってきた。別の浴室に通されるのだろうと思いきや、自分が入った後の掃除してない浴室を案内してた。マジか!衛生管理的にどうよ?男性だからあんま気にならないのかね…

バスが来るまで周辺を歩いてみた。温泉が湧いてるところは確かに濃い泥だった。温度計は68℃の表示。まだ行けてないけど、別府温泉の地獄巡りってこういうとこありそう。

バスに乗ってしばらくは外の景色を見てたけど、眠くなって寝てしまった。嘉義駅に戻ってきた。駅近の郵便局に行って「封筒ください」とエーゴで言うも伝わらず。宿の鍵と宿の住所を見せながら、「これを返さないといけないんです」と言うと、別の窓口のお姉さんが自分の要求を理解してくれて、郵便窓口担当のお姉さんに指示してくれた。切手が貼られた封筒に、宿の住所と自分の名前を書いて、写メしてから窓口に提出。追跡QRコードの票をくれた。

少しは何か食べておきたい。あらかじめグーグルマップにマークしといたちまき屋へ。具沢山のを指差したら、今あるのは2種類だけとのことで、一番シンプルなやつにした。駅に戻ろうと歩いていると、メッチャ良い匂いがしてきたところに吸い寄せられて、エッグタルトを購入。駅前ベンチでまずはちまきから。豚の脂身がスゴイ…肉はセイグッバイ。エッグタルト。パイ生地ではないタルト生地。やっぱKFCだな。

荷物をピックアップして次の目的地台中へ。各駅停車のホームに行こうと改札通ったところで「弁当〜」と売り込んでるおじさんが!なんだよ

弁当あるって知ってたら、郵便局の行った後すぐに改札に来たのに!!いつになったら駅弁食べられるんだろ?

それにしても台湾の交通機関、バスも電車も冷房が効きすぎ。自分の近くの席の女性はひざ掛け持参してた。自分も重装備。足元から冷えてくるんだよね。移動の時でないと日記書けない。移動ない日は歩きまくって日記書く時間取れないから、数日前の日記を電車またはバスの車中で書いている。

バスで日記書くと揺れで字がヒドイ。後で読み返すのに難儀するだろう。日記書いて、しばらくすると睡魔が。少し休憩しながらまた書いて…としてるうちに台中に到着。台中の駅、デカイ!宿が思いのほか、少し歩くところで汗だくで16時頃到着。フロントには誰もいないのか、ピンポン押してもドアが開かない。中にいた男性が開けてくれて、フロントを指差して教えてくれた。

フロントには今席外してるってボードが置いてあった。暑いからとにかく脱げるものを脱ごう。そうしてたらスタッフが戻ってきた。フロントに向かった瞬間、iPadを落としてしまって画面にヒビ…マ、マジか!海外旅行保険でカバーできるの?ってか、台中のチェックイン担当者全然イケてない。もしくは台南のスタッフがイケてたのか?ここも現金払い。台南のように2泊だから後で払うのはOKか聞いたら、ダメとのこと。今現金半額支払って、後で払うのは?これもダメ。ウザッッ(怒)!

融通効かないのなんのって!ありったけの小銭と最後の千元札で支払った。台中、始まりから印象悪い。緑島の彼も、イカビーフン最後尾の彼も台中出身で良い人たちだったのに。

iPadの画面のヒビがショックすぎた。で、あてがわれたベッドは嫌がらせのように2段ベッドの上。即フロントに戻って空いてるなら下のベッドに変えてくれと要求した。そしたら理由を言わず「台湾の電話番号かLINEが必要」とワケわからんことを言ってきた。「何のために?」と聞いたのに、下手クソなエーゴでマジよくわからんことを言ってきた。こっちはiPadのヒビでマジショック受けてんだから、さっさと手続きしてくれ(怒)!

この旅で初めてキレたかも。今まで各国のホステルでベッド変更なんてカンタンにできたのに、こんなワケわからん手続きしたの初めてなんッスけど!ベッドの変更手続き終わって、ベッドに荷物を置いたらどっと疲れた。せっかく温泉楽しんできたのに。とにかく、台南の宿に郵便局から送った封筒の写真とQRコードがついている追跡票の写真をメールした。無事に早く届きますように…

いつまでもiPadのヒビにショックを受けてても仕方ない。まずは明日の温泉のバス乗り場を確認。インフォメーションのお姉さんに教えてもらったバス停と時刻表を確認。あとは夕飯のために歩いた。肉団子。これは練った米を油にくぐらせたという代物。具の肉が固い…これが台中名物なんだ…

次は行程表に書いた鴨肉屋。血行が良くなると言う鴨スープ。ヤケに混んでる店だった。席は満席で、自分の前に2人並んでた。しばらく待つと席が空いて、指差し注文で鴨肉スープをお願いした。おばさんが「待たせてごめんね云々」と言ってた。云々の部分は、たぶん「今作ってるのに時間かかる」って感じだった。別に台南ほど行きたい店に溢れているわけじゃないから、いいんです。おとなしく待ちます。

そして出てきた鴨スープ。台南のは漢方臭ヤバかったし、味も薬膳っぽかったけど、この店のは素直においしい。ただ温かいものを食べた時とは確かに違う体の温まり方だった。全身ぽかぽか〜。「血行が良くなるスープ」とのガイドブックに一文あったけど、ここまで身体が反応するのだろうか?血が巡っているのを実感しながら、最後のスープ一滴まで完食。ごちそうさまです!

もう宿に戻っていいかなぁ…。鴨スープ屋の近くに、やたら並んでる小籠包屋があった。昨日も食べたしなぁ…と冷やかしでメニューを見たらエビ小籠包が安い。7コで約450円で日本で食べられますか?店に吸い込まれるように注文して着席。中のイートインスペースはほぼ満席。少し待ってから出てきたエビ小籠包。小籠包の直径より少し小さいエビが入ってた。エビは存在感がちゃんとあって、プリッとしてた。「エビはこうでなきゃ!!」ひとりごと言って、7個ペロリ一気食いだった。

宿に戻る途中にあるスイーツ屋に行ってみた20:30。並んでたが気にしない。ショーケースのアイスが多すぎて、選ぶのに困った。あまりに多過ぎて、気になったのを写メって、その中からピンときた3つをチョイス。ってか、台湾はロッカー代とアイス代が高い気がする。アイス3種盛り¥1200だって。3スクープだと3つのトッピングが選べる。パイナップルケーキ、チーズケーキ、最後はかわいい形の饅頭にした。トッピングチーズケーキは濃厚チーズケーキだった。まずは1番上のアイスから。チーズホワイトワイン。クリームチーズ系の濃い味だった。2種目はお茶+ミント+ローズ。すべての香りが口に広がる爽やかな味だった。特にミントは、ヨガ修行したリシュケシュのオーガニック茶を扱っていた店のヒマラヤンミントティーに近い味だった。ローズの香りもふわっとして、お茶の渋みがかすかに感じられた。最後はミックスフルーツ。パイナップルもパッションフルーツも感じられた、サッパリ系の味だった。3種の味が混ざっても違和感なくておいしかった。トッピングパイナップルケーキはイマイチ。見た目だけの饅頭は中身があんでキライなヤツ。3個全部チーズケーキにすりゃよかった。宿に戻って身支度してサッサと寝た。

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