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ひとり旅日記スロベニアとクロアチアへ9日目:世界遺産プリトヴィツェ湖群国立公園へ。バスシステムに怒り

2019年1/3プリトヴィツェ湖群国立公園

夜中にビー。ビー。と、呼鈴?ブザー音的な音がした。時計を見ると1am過ぎ。ドラム式洗濯機が排水エラーだったから、水漏れして下の階からクレームか?でもこの時間はねーよ。万が一そうだったら…。海外旅行保険の保障内容確認したら、大丈夫。賠償無制限。また眠りについた。

目覚ましが鳴り響き、今日は世界遺産プリトヴィツェ湖群国立公園へ。1人で来てる人が多かった。印系女子はきっちりと座席番号通りに座って来たから、コイツキライと思った。確かに座席番号あるけど、チケットを車内で買う人もいて、席番号関係なく座ってたりするから、意味ないと思うんだけど。特別良い席でもないし。きっと彼女はクロアチアバスの旅初めてなんだろう。

途中のバスターミナルで停車してアナウンスが流れた。印系女子が「何て言ったの?」と自分に聞いてくる。「自分もクロアチア語わかんないし」聞く相手間違ってんだろ?アジア人の顔した自分がクロアチア語話せるとは普通思わないだろうし、クロアチア人と見分けつかない欧米人以外は観光客。と自分は認識してるが、それは間違ってるのか?

2時間ちょい位でプリトヴィツェに到着。インフォメーションで地図をもらい、どう周るのかと帰りのバス停を教えてもらった。トイレを済ませて入場券購入。ここもガイドブックに載ってる金額よりも値上がってる。先輩が「2週間前にどか雪降ったらしいけど、行けるよ!」と教えてくれた通り、足元もそんなに悪くなく、歩けた。

インフォメーションのおばさんのコース説明だと、ボート乗り場まで徒歩1時間、ボートで湖横断20分、下船後階段上るのに10分、階段上った所がシャトルバス乗り場で10分乗車、最後20分歩く。というのが冬のBコース3〜4時間目安との事。バスの時間もチェックしたから大丈夫。まずは展望ポイントから湖と滝を眺める。この高台から坂を下って行き、湖を間近で見る。冬場は太陽の光が弱いから夏ほど湖がエメラルドグリーンには見えないらしいが、充分。

湖に境目があるの?という位、透明部とエメグリ部がハッキリしてて、超美しい。風が吹いてたから、湖面はさざめいてた。滝の方に行ってみると日本のツアー団体とすれ違う。下から眺める滝の景色は貸切。イェイ。遊歩道の下の滝も迫力がある程流れ落ちてた。滝のしぶきを受けた枝にはつららが出来上がってた。この滝はこの公園のシンボルのプリトヴィツェ滝。

貸切の滝にアジア男子が来た。中国語でなんか言ってたが、この場面では普通同じアジア人同士でも中国語はねーよ。エーゴで来いよ。全てのアジア人=中国人じゃねーんだよ。シカトした。

進んでいくと、左手側に記念碑があった。ミルカ・トルニア滝。19C終わり〜20C初期に国際的に活躍した、クロアチア出身のソプラノオペラ歌手ミルカ・トルニア。彼女が好んだこの場所に彼女の名が刻まれたという。オペラのザグレブ公演の収益金を全てこの公園の保護整備協会に寄付したという。この滝を眺めて、オペラの世界から離れて自然び身を置きたかったのかな?滝の音が聞こえなくなると、大きな湖が見えてきた。ボートは30分に一本。待つのは嫌だね…。ボート乗り場まで50分のペースで歩いた。10時に歩き始めたから、ボート11時に来ないかな…。

ボート乗り場に着くと、別の日本人団体ツアーがいた。シーズンじゃなくてもクロアチアのツアーってあるんだ…。先輩が前の方に座ると風が当たり過ぎてめちゃくちゃ寒いから後ろの方に座った方が良いと教えてくれたからそうした。確かに、屋根しかないボート(100人乗り)だから外で風に当たってるのと同じ状況…。インフォメーションで20分の乗船と言ってたが、実際は15分だった。寒かった。

次のステップは階段。身体暖まった。シャトルバスはきっと11時に出るだろう。と思いながら進んで乗り場に着いたら、タイミング良くシャトルバスが来たから乗り込んだ。対面に座ってた英語話すアジア人男子(恐らくシンガポール)が、今の気温を調べて、一緒にいた女の子に伝えてた。”negative 3”.それって、数学的な言い方では…。英語圏の天気予報でそういう風に言うの聞いたことがない。それはシングリッシュなのか?

シャトルバスを降りて、コースの終盤。そんなに急いだつもりはなかったのに、12時頃にはBコースが終わりそう。3〜4時間ではなかったね…。湖の側の歩いた遊歩道が下に見える。坂を下って、湖の側を歩いて、ボート乗って、シャトルでまた高台まで戻って来たんだ。上からでも緑の湖面がよく見える。世界遺産検定1級テキストの写真が美しかったから行ってみたいと思ってた。今日はこの目でそれを見られて良かった。

冬だから売店もやっておらず。外のベンチでサンドイッチ弁当。手袋外した手は、寒さで真っ赤になった。地面の雪は太陽の光でキラキラしてた。久々の生ハムサンドはおいしかった。トイレに行って、水道のお湯で手を温めたかったが、お湯が温い…。トイレ内のヒーターで暖を取り、12:50のバスに乗る為にバス停に向かった。

係のおじさんがあと10分と言いに来たのが12:45。でも10分じゃバスは来ず。行きのバスで隣だった印系女子が来た。「この往復チケット持ってる人いる?」と聞いてたが、バス停のみなさんは持ってないと言う。自分は持ってたが、彼女と関わるのはメンドーだから反応せず。「インフォメーションで聞いたらバス会社によってはこれで乗れないけど、お金払えば乗れると言われて、また払うの嫌なんだけど云々」マジか?でもここで行きのバスと同じ会社の17:50に乗るくらいなら自分は時間をお金で買うよ。でも待てよ。昨日往復チケットに変更した時バスターミナルでそんな説明なかったよね?何クロアチアって国は。

靴下2枚履いてても、この雪景色のバス停でバス待ってると、つま先死ぬんじゃないか?と思える位しんどくなってきた。地面からの冷気で。

13:15にバスが来た。何があと10分だよ。1時間じゃん。バスチケ見せると、印系女子が言ってた様に「違う会社だ」と言われたが「払います」と言って乗り込んだ。香港系らしきご夫婦もどうして再度支払わないとならないのか?とご不満ながらも乗車。自分は払うと言いつつ、徴収にきたおじさんが気付かなかったからこのまま黙ってる事にした。クロアチアって、一体なんなの?伊に通ずるなにかがある。普通、往復も復路も時間に合ったバスに乗れるでしょ?もしくは買う時にひと言説明しろよ💢観光客に優しくない。被害者が自分だけでないから、酷いよな。伊より酷いんじゃないか?バスの遅れも酷いし。スロベニアはやっぱ印象良かったな。バスも鉄道も大幅な遅れはなかったし。ゴミはきっちり分別してて、クリスマスマーケットの屋台はプラスチックの使い捨てじゃなくて、木製のスプーン、ナイフ、フォークが当たり前にあったし。クロアチアなんて、真逆だよ。このバス問題でクロアチアの印象悪くなったね。

バスターミナルに着き、後方ドアからさっさと抜け出した。町の土産物屋に再度行って、ばあちゃんにラベンダーポプリをget。まだ行ってないスーパーで明日の朝食getし、駅の地下ショッピングモールへ。モールのショップのお姉さんのカッコイイ服を3度見してしまった。バス事件で印象が悪かろうと、悔しいが、オシャレのレベルはこの国高い。

部屋に戻り、昨日買った缶詰を湯煎で温めた。臓物の煮物。フィレンツェの市場の食堂で食べた物とそのお店のハンサムなお兄さんを思い出した。あっちの方がおいしかった。当たり前だけど。でもこれにサンバルソースかけたらもっとおいしくなるだろうと思った。臓物だから見た目ヤバイ。見ただけでNGの人もいるだろうね。とても柔らかく煮込まれてた。そして久々の野菜パック。ここんとこ野菜食べてなくてゴメンね、自分の身体。少しパッキングして22時過ぎにはベッドへ。


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