『三枚の黃札(イエローカード )』〜暗黒労働おとぎ話〜
※暗黒労働おとぎ話とは:あまりに酷いため、ブラック企業の実態をありのままに書けず、物語にして伝える試み
むかしむかし。
とある大きな展示場のお祭りに、一軒のハンバーガー屋台がありました。
ある日、いっしゅん法師と若者が1日だけの単発バイトで働くことになりました。
いっしゅん法師は祈りました。
「かみさま、どうか今日の店長はヤクザ・チンピラの類ではありませんように。」
こうした屋台には時々恐ろしい怪物が出没するので、いっしゅん法師は毎回必ずお祈りをしました。
けれど