最初はユーライア・ヒープ~本当はピンク・フロイドが好きなんですが・・・(3)

 私が本格的に音楽を聴き始めたのは、中学校に入ってからでした。

 当時は学校のレク活動の一環として、レコード・コンサートなるものが開催されており、ポール・モーリア(Paul Mauriat)「エーゲ海の真珠(Penelope)」やミッシェル・ポルナレフ(Michel Polnareff)の「シェリーに口づけ(Tout, tout pour ma cherie)」などのポップ・ミュージックが人気でした。

 もちろんビートルズ(The Beatles)も好きで、よく聞いていました。仲間内では解散するかもしれない、した、などの情報が飛び交っていました。当時はインターネットなどもちろんなく、サクサクとネット検索という訳にはいきませんから。札幌オリンピックのころです。

 そんなころ、ラジオから流れてきた曲がユーライア・ヒープの「魔法使い(The Wizard)」でした。彼らの4枚めのアルバムである「悪魔と魔法使い(Demons And Wizards)」に収められている曲です。

 デヴィッド・バイロンの透明で伸びのある声、ミック・ボックスをつややかなアコギ、ケン・ヘンズレーの流れるようなキーボード・・・ミステリアスな曲調、すべてにに捕らわれた次第です。それが私のロック原点です。

 当時はベースにゲーリー・セイン(Gary thain)を迎え、ユーライア・ヒープ最高の布陣で絶好調という感じでした。今ではドラムスのリー・カースレイク(Lee Kerslake)も含め、セイン、バイロン、ヘンズレーと5名中の4名が鬼籍に入ってしまいました・・・合掌。

 長くなりそうなので、今回はここまで。ご清聴ありがとうございました。


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