☺️おばちゃんひとり、旅の恥をさらすシリーズ。 半年ぶりの別府②

小林きな子似の超フレンドリーなお店のお姉さんにお願いして、持って帰れそうか確かめるために棚から下ろしてもらい、持ち上げてみると、何とか持てないこともなさそうな重さ。
引き出しを開けてみると、ちゃんと手入れされている感じ。むしろ綺麗すぎて「アンティーク風に作られた新品?」という気がしたので聞いてみると、きちんと修理した古道具だとのことで安心。薬箪笥が欲しくてずっと気になっていたけれど、どこで見ても高いので「いつか余裕ができたときに手に入れたいものNo. 1」と思っていたところだったので、30秒で決断して買うことにした。
肝心の値段は、普段見ていたものの約10分の1程度。
それにしても予定外の出費のため、今回の旅行は急遽緊縮予算に切り替えることにした。
夕方取りに戻ることにして梱包を依頼し、商店街の中をさらに散策。
箪笥を買ったお店の斜め向かいの雑貨屋さんに何と無く入り、「もう何ひとつ買うもんか」と歯を食いしばっていろいろ見ていたら、陳列棚の1番下に古い塗りの盆膳を発見。
蒔絵で描かれた絵柄が何とコウモリ。
満月をバックに2匹楽しげに飛んでいる。しかも1枚800円。
瞬間、コウモリ好きの血がたぎった。
どのくらいコウモリ好きかというと、家の近くの川にかかる橋を夕方通りかかった時、スズメくらいの大きさのコウモリが数匹、水辺に来る虫を目当てに明らかに鳥とは違うせわしなさで羽をバタバタさせながら飛び回るのを目を細めて見る程度。

ああ‥別府やはり恐るべし。
どれだけ私を狂わせるのか。
「神様、今回の旅行でもう絶対に無駄遣いしませんからお許しくださいまし」と心の中で懺悔して(どんだけ意思が弱い奴なんや‥と神様はきっとお思いになったはず。)‥購入。
この時点で、先ほどの箪笥と併せての持ち帰りを断念し、送ってもらおうと思い始める。
薬箪笥のお店に戻り、盆膳も購入したことを話し、一緒に宅配便で送って欲しいと相談。
小林きな子さん(似のお姉さん)は、私が盆膳の話を持ち出した途端、「コウモリのでしょう!私も可愛いと思っていたんです!」と、他店の商品にもかかわらず把握していることにまたビックリ。そして、宅配便の件についてはコウモリの盆膳の店の方と話しましょうと自ら提案してくれた。

アンティークとの出会いは全て一期一会であると常に思っているので瞬間の決断をするようにしているが、こんなに短いスパンで二回も決断することになろうとは思っておらず、結構疲れた。
北高架下商店街を出たあとはいつもの貸切温泉(本来貸切ではないのだが、人気が無いようで結果いつも貸切)でくつろぎ、夕方配送代を払いに小林きな子さん(似のお姉さん)のお店に再度行ったあとは夕食の材料をマルミヤストアで買い込んで、予約済みのゲストハウスにチェックインし、早々に夕食にして初日を終了とし、早々と就寝。

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すでに戦い済んで感の2日目は、ゆっくり起きて近くの温泉に浸かった後ゲストハウスをチェックアウト。
午前中いっぱいトキハデパート1階のスタバでのんびりして、ランチは定番の「とよ常」で天丼。
お昼時とぶつかり約1時間待ち。
帰り際、駅前高等温泉に入ったのち帰宅。
半年ぶりの別府終了。
薬箪笥とコウモリのお盆は、1週間後の土曜に到着予定。

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