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積立NISAのすゝめ

最近YouTubeとかで、「NISAは古い」や
「NISAでは稼げない」というCMが多々見られます。

そもそもNISAは
「一般NISA」「積立NISA」
「ジュニアNISA」「新しいNISA(2024年執行)」

4種類が存在しており

それぞれ内容が少しづつ違っているため
一概にNISAでまとめてしまうのは間違いだと個人的に思っている次第です。

そのため今回は私自身もやっている「積立NISA」について
どういうものかを理解してもらうべくこうして筆を取らせていただきました。


NISAとは?

株式投資というのは
「企業の株を安いときに買って、高いときに売る」
そうすることでその差額分が利益として投資した人に入ってきます。

そして本来この利益には「約20%」の税金がかかります。

ですがNISAではこの税金がかかりません

稼いだら稼いだ分だけ自分の利益になるのです。
ここだけ聞くと得しかないような気がしますが
NISAは何でもかんでも投資できるわけではなく
一定の条件がつけられています。

一般NISAでは
・一年間に投資していい金額は120万円まで
・税金を払わなくていい期間は5年間

積立NISAでは
・一年間に投資していい金額は40万円まで
・税金を払わなくていい期間は20年間

という風な感じです。

それに加えてどちらにも投資できる株に制限がかけられていたり
一般NISAと積立NISAの一方でしか利用できない
といった制限も存在します。

要するにNISAというのは
「税金がかからない少額の投資方法」
という考えでいいでしょう

新しいNISAって?

実は2024年から「新しいNISA」といってNISAのシステムが一新されます。

名前が変わるのはどうでもいいのですが、
その他の中身が個人的にはすごい使いやすくなりそうという
印象を受けます。

詳しい変更点は金融庁のサイトに表があるのでそれを見てほしいのですが
ザックリとした変更点はこのようになります。

新しいNISAの変更点
・一年間に投資できる金額の増加
・ずっと非課税(税金払わなくてよし!)
・稼げる金額に制限が追加される(1800万円)
・一般と積立が両方利用できる

といった感じになります。

補足情報

2024年の新しいNISAへの移行の際に
現行のNISA制度で投資したお金はどうなるのか?

という疑問ですが
これはそのまま現行の制度が適応されます。

ただ非課税期間終了後に新しいNISAへ株の移動はできないため
非課税期間の間に株を売っちゃうのが無難でしょう

積立NISAで稼ごうとするな

※この章を読む前の注意点
この記事を書いている日付が2023年なので
「積立NISA」という表記にさせていただきます。
2024年からは「つみたて投資枠」という名前に変更していると思いますので
その点はご了承ください。

ここからがこの記事の本題
積立NISA講座になっていきます

結論から言うと
「積立NISAは投資ではなく貯蓄と考えるのがベスト」です。

積立NISAはそもそも買える株の制限や
年間で40万円までしか投資できないなどの不便さから
「儲ける」という行為には向いていません。

なのでいったん株で儲けるという考えをやめます。

個人的に積立NISAは積立貯金と同じ利用法が良いと思っています。

例として、月2万円で積立NISAを始めたとすると
一年は12ヶ月あるので、年間24万円分の株を買うことになります
これを10年間続けた場合240万円の株を保持できるという考え方です。

つまるところ銀行ではなく株で貯金しようという考えです
(金ではないので貯金という言葉はおかしいかもしれませんが…)

もちろんながらこの考えの反対意見として
「貯金だったら銀行でええやん」という意見が出るでしょう

ですが日本円以外で貯金をするという考えが大事なのです。

正直言うのならば、日本円以外であれば、ドルでもユーロでも
はたまた金(※金属の方)でも構わないと思っています。

ただその中で初心者でも始めやすく
株式というお金とはまた違ったシステムに触れる機会という意味で
私は積立NISAを押しているわけです。

これは日本円が悪いといった話ではなく
日本円という一国だけで使用できる通貨に信頼を全ぶっぱするよりも
「日本円・ドル・株」という風に自分の資金を分割して貯蓄することで

「急に日本円が下がってもドルと株あるし大丈夫だな」
という考え方をできるようにしましょうというのが目的になります。

特にコロナからの円安である現在においては
日本円に対して、信頼が下がってきている印象なので
なおのことリスク分散の考え方は重要になっているでしょう

株って下がるんじゃない?

もう一個の反対意見として「株って下がらないの?」という意見があります
この問いの答えとしては下がりったり上がったりします

ただそれを下がったときのリスクを減らすための方法として
長期投資分散投資という方法があります。

詳しくは動画を出すのでこちらをご覧ください
※動画を出し次第ここにリンクを共有します。

この方法を積立NISAは取っているので
他の株式投資よりリスクを下げて投資できるというわけです。


投資方法のすゝめ

さて積立NISAはなんたるかを解説したところで
今度は始め方を説明していこうと思います。

オススメのサイトは、楽天証券かSBI証券です。
私はSBI証券でやっていますが楽天のクレジットカードを
持っている人も多いと思うので楽天でもいいでしょう。
(この辺は使いやすさとか信用度で選んでもらえれば良いと思います)

次に毎月投資する金額ですが、自分の経済状況によって変えましょう。
オススメは月1万~3万ぐらいです。
私は月2万でやっています。

次にどんな株を買えばいいかという話ですが、
北米のインデックスファンドと名前がついている株がオススメです。

日本株を選ばないのは、日本円の影響を少なくするためです。

北米なのは世界的に安定しているからなんですが、
ぶっちゃけここはどこでも良いです。

重要なのは日本企業以外とインデックスファンドということ
インデックスファンドについては後ほど説明します。

株を買うときは、
一つの株を買うのではなく複数の株を買うようにしましょう

例:3万円投資している場合

オススメしない買い方
A株 3万円 購入

オススメの買い方
A株 1万円 購入
B株 1万円 購入
C株 1万円 購入

購入する株と金額が決まればあとは定期的に資金が引かれて
勝手に株が購入されます。

インデックスファンドってなに?

インデックスファンドとは市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託です。

インデックスとは指標、ファンドとは投資信託のことで、パッシブファンドとも呼ばれます。

三井住友銀行HPより抜粋

https://www.smbc.co.jp/kojin/toushin/gimon/purchase10/

インデックスファンドとは何かを検索すると
上の方にこのような感じで意味が出てくると思います

正直なにがなにやら分からないと思います。
私も分かりません。

なので私なりの解釈を話していきたいと思います。
インデックスファンドとは、「安定した株の集合体」のことです。

インデックスファンドとは
例として、Aという名前のインデックスファンドを買ったとすると
このAという株の中に、
A-1,A-2,A-3,A-4…
というような感じで株がパッケージ化されたやつの名前
(どっちかというと投資信託の説明に近い)

株自体が安定しており、なおかつ複数の株がパッケージ化されている
インデックスファンドは積立NISA向きの株でしょう

その他 積立NISAのQ&A

Q.最近苦しいから積立金額を3万円から1万円にしたい
A.サイトに行って設定し直せば大丈夫です。

Q.いますぐお金が必要なのでNISAの株を売りたい
A.サイトに行って株を売却してください
売却出来たらその分の金額が手に入ると思います
NISAとして利用している口座から自分の口座に資金を移動させれば
良いと思います。

まとめ

まずはここまで読んでいただきありがとうございます。
「株をやったことない人に積立NISAを始めさせるためには」
コンセプトに書いたので、専門用語などをなるべく使わないように
できるだけ分かりやすく書いたつもりでしたがどうでしたでしょうか?

私自身、積立NISAを始めてまだ3年目なので
あまり偉そうな口は聞けない立場なのですが、
一応始める前にこれらの内容を調べてからやったので、
それなりに下手はこいてないはずです。

ここからは余談なのですが、
文中でも少し話した通り、
別に株でなくても日本円以外で貯蓄すればよいというのが私の考えです。

ですが、

最近ネットの広告でよく見る「トレーディングカードの共同所有の投資」は
個人的にはやめといたほうが良いと思います。

なぜならば共同所持の会社は「トレカの会社では無い」からです。

これが一番致命的だと思っており
トレカを発行している会社が特定のカードの生産数を増やしたり、
「トレカでの投資はブランドイメージ合わないから禁止で」と言ったら、
一発退場になるような気がしてなりません。

一社の機嫌損ねたらアウトという図式が
どうにも賢い選択には思えないのです

この話から学べる教訓は、
投資は内容をちゃんと精査しような!
ということでしょう

金融庁:NISAとは?
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html



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