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GWの成果は生成AIのおかげで膨大に!?取捨選択で差をつけるDX戦略|〜AIがもたらすアイデアの洪水を制する!選択の極意と実践的な活用法〜|#DX企画書のネタ帳

こんにちは、近森満です。今日もDXしてますか?

さて今回は以下の内容でお届けします。

タイトル:GWの成果は生成AIのおかげで膨大に!?取捨選択で差をつけるDX戦略
サブタイトル:AIがもたらすアイデアの洪水を制する!選択の極意と実践的な活用法

【記事概要】 ゴールデンウィーク中に生成AIを使って様々なことを試してみた結果、アイデアは溢れるほど出てきたものの、それを全て実行に移すのは難しいという問題に直面。人間のアウトプットは直列的なので、いくら効率化を図っても一度にたくさんのことはできない。そこで重要になるのが、生成AIから出てきたアイデアの中から、本当に価値のあるものを選び抜く「取捨選択」だと気づいた。デジタルによってどんどん先食いしていく中で、自分の人生のロードマップとしての取捨選択が、DXの肝となる。

【音声配信】 ※音声収録のポッドキャストではテキストには載っていない㊙話も。 ぜひ、ものは試しに聴いてみてください。



はじめに

生成AIの登場によって、これまでにない速さでアイデアを量産できるようになりました。しかしその一方で、出てきたアイデアを全て実行に移すのは非常に難しいという問題に直面しています。今回はゴールデンウィーク中の経験を元に、この問題について考えていきたいと思います。

1)生成AIの可能性とジレンマ

(1) 生成AIによるアイデアの量産

生成AIを使えば、これまでとは比べ物にならないスピードで様々なアイデアを生み出すことができます。例えば、私のPodcastチャンネルの音声配信タイトルを10個考えてほしいとリクエストすれば、あっという間に10個のタイトル案が返ってきます。

(2) 人間のアウトプットは直列的

しかし問題は、出てきたアイデアを実際にアウトプットする段階です。人間の行動は基本的に直列的なので、いくら効率化を図ったとしても、一度にたくさんのことを並行して行うのは困難です。10個のタイトル案が出てきたとしても、それを1日で10個全て、並列で音声配信することはできないのです。
なんたって私の体は1つ。聖徳太子でさえ回答は直列でしょう。

2)取捨選択の重要性

(1) 「取捨選択」とは

そこで重要になってくるのが、生成AIから出てきた膨大なアイデアの中から、本当に価値のあるものを選び抜く力、つまり「取捨選択」です。良いアイデアもそうでないアイデアも、AIは平等に出力してきます。その中から、自分の目的に合致し、世の中にインパクトを与えられそうなものを見極める必要があります。

 (2) 事例:ChatGPTを活用した著名人の例

取捨選択の重要性は、ChatGPTを活用している著名人の例からも明らかです。例えばイーロン・マスク氏やメディアで活躍中の落合陽一氏なども、ChatGPTを使って様々なアイデアを出してもらいつつ、最終的には自分の判断で取捨選択し、アクションにつなげています。AIに振り回されるのではなく、あくまで道具として活用しているのです。

3)DXにおける取捨選択

(1) DXとは価値あるデジタル化

ビジネスにおけるDXも、単なるデジタル化ではなく、価値あるデジタル化でなくてはなりません。AIを使えば色んなことができるようになりますが、だからといって何でもかんでもデジタル化すれば良いというわけではありません。コストに見合った成果が得られるのか、本当に顧客価値につながるのかを見極めることが肝要です。

 (2) 取捨選択はDXのロードマップ

その意味で、デジタル技術の中から本当に必要なものを選び抜く取捨選択は、DXの大きなロードマップを形作ると言えるでしょう。AIをはじめとするテクノロジーの進化は目覚ましいですが、そこに振り回されることなく、自社のビジョンに基づいて取捨選択していくことが求められます。

4)取捨選択のコツ

(1) 選択基準を明確にする

取捨選択を行う上で重要なのは、選択基準を明確にしておくことです。例えば、「顧客価値につながるか」「自社のビジョンに合致しているか」「コストに見合った成果が得られそうか」など、AIから出てきたアイデアを評価する軸を予め定めておきましょう。

 (2) 事例:Netflixのパーソナライズド推薦

取捨選択がうまくいっている事例としては、Netflixが挙げられます。Netflixでは、AIを駆使して視聴者一人ひとりに合わせた作品レコメンドを行っていますが、どの作品を推薦するかは注意深く選定されています。視聴履歴などの行動データだけでなく、作品の質や話題性なども加味した上で、提供価値を最大化できるような推薦を心がけているのです。


5)今後のDXに求められること

(1) アイデアの実行スピードが重要に

今後デジタル化がさらに進む中では、アイデアを実行に移すスピードがこれまで以上に重要になってくるでしょう。ビジネスのスピードは加速の一途を辿っており、良いアイデアを持っていてもなかなか形にできない、となっては市場で勝ち残れません。取捨選択で選んだアイデアは、できるだけ早期に、最小限の機能でリリースし、素早く改善につなげていく必要があります。

 (2) 事例:中国企業の「China Speed」

アイデアの実行スピードで世界をリードしているのが、中国企業です。「China Speed」と呼ばれるスピード感で次々と新サービスをリリースし、ユーザーの反応を見ながら素早く改善を繰り返しています。例えば、TikTokを提供するByteDanceは、リリース当初こそ欧米で苦戦したものの、ローカライズと新機能追加を素早く行うことで、今や世界中で大人気のアプリに成長しました。

さいごに

生成AIの登場によって、これまでにない速さでアイデアを量産できるようになった一方で、出てきたアイデアを全て実行に移すのは難しいというジレンマに直面しています。そこで重要になるのが、AIから出てきたアイデアの中から真に価値のあるものを選び抜く「取捨選択」です。

IT業界のみならず、全ての業界でデジタル化が急速に進む中、取捨選択はDXを成功に導く大きな鍵と言えるでしょう。技術の進歩に翻弄されることなく、自社のビジョンに基づいて取捨選択を行い、選んだアイデアを素早く実行に移していく。それがデジタル時代を生き抜くために必要不可欠なスキルだと、私は考えています。

いかがでしたでしょうか?
DX推進の一助となれば幸いです。

ではまた。

【音声配信】 ※音声収録のポッドキャストではテキストには載っていない㊙話も。 ぜひ、ものは試しに聴いてみてください。


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