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DX研修の本質とは?企業がいま取り組むべき2つの重要ポイント|DX人材を育成し、変革を加速させるために|#DX企画書のネタ帳

こんにちは、近森満です。今日もDXしてますか?

さて今回は以下の内容でお届けします。

タイトル:DX研修の本質とは?企業がいま取り組むべき2つの重要ポイントサブタイトル:DX人材を育成し、変革を加速させるために
【記事概要】 DXが叫ばれる中、多くの企業がDX研修の必要性を感じています。しかし、その一方で実施できていない企業も少なくありません。なぜ実施できないのでしょうか?それは、自社に必要なスキルが定まっていなかったり、人材育成の方法が分からなかったりするからです。本記事では、DX研修を実施する上で重要な2つのポイントを解説します。第一に、DXの本質はデジタルではなく、トランスフォーメーション(変革)にあるということ。第二に、DX人材に必要なのは、ITスキルよりも変革を推進する力だということです。これらのポイントを踏まえ、具体的な事例を交えながら、いかにDX研修を成功させるかを探ります。

【音声配信】
※音声収録のポッドキャストではテキストには載っていない㊙話も。
ぜひ、ものは試しに聴いてみてください。

前編

後編

 はじめに

 DX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉は、もはやビジネスパーソンなら誰もが知る言葉となりました。

DXを推進することが、企業の競争力を高め、生き残りをかけた重要な経営課題であることは言うまでもありません。

しかし、DXを推進するためには、それを担う人材の育成が欠かせません。
多くの企業がDX研修の必要性を感じながらも、実施に踏み切れずにいるのが現状です。

 そこで本記事では、DX研修を成功させるために押さえておくべき2つの重要ポイントを解説します。

私自身、長年人材教育に携わってきた経験から、DX人材育成の難しさを痛感しています。
しかし、同時にその重要性も理解しています。
ぜひ最後までお付き合いいただき、DX研修の本質を掴んでいただければと思います。

 

DXの本質は「X」にある


 多くの企業がDX研修というと、デジタル技術の習得に注力します。プログラミング、AI、IoTなど、ITスキルの研修を実施するのです。
確かに、デジタル技術の理解は重要です。
しかし、それだけではDXを成功させることはできません。

 DXの「D」はデジタルを指しますが、本当の目的は「X」、つまりトランスフォーメーション(変革)にあります。デジタル技術はあくまでも手段・ツールであり、それを使ってどのように企業を変革するのかが問われているのです。

これを言うと「そんなことわかってる!」というご意見多数と思われますが本当でしょうか?見えてない人に「変革された企業や社会の未来」が見えるのでしょうか?

 DXの本質は、ビジネスモデルや組織文化、働き方など、企業のあり方そのものを変革することにあります。デジタル技術を導入することは、変革のきっかけに過ぎません。大切なのは、変革のビジョンを持ち、試行錯誤しながら推進していく力なのです。

DX人材に必要な力とは

 では、DXを推進する人材に必要な力とは何でしょうか。それは、ITスキルではなく、変革を推進する力だと私は考えています。

 京セラでは、DX人材の条件として、「自分の業務にビジョンを持ち、達成に向けて試行錯誤できる力」を重視しているそうです。変革を推進するためには、現状に満足することなく、常に改善の余地を探る姿勢が欠かせません。また、失敗を恐れず、スピード感を持って実行に移す行動力も求められます。

 これらの力は、ITスキルとは異なる次元の能力です。むしろ、ITスキルは外部リソースを活用することで補うことができます。しかし、変革を推進する力は、自社の人材が持っていなければなりません。

 だからこそ、DX人材は社内から育成することが重要なのです。デジタルネイティブ世代の若手社員も、ベテラン社員も、変革への意欲を持つ人材は必ずいるはずです。彼らを見出し、育成していくことこそが、DX研修の目的なのです。

DX研修を成功させるには

 それでは、DX研修を成功させるためのポイントを具体的に見ていきましょう。

(1) 経営層のコミットメント

DXは一部署だけでできるものではありません。全社横断的なプロジェクトとして推進する必要があります。そのためには、経営層がDXのビジョンを示し、リーダーシップを発揮することが不可欠です。

(2) 現場起点の発想

DXは、現場の課題から始まります。営業、製造、物流など、現場のリアルな声に耳を傾けることが重要です。そこから見えてくる課題を起点に、デジタル技術を活用したソリューションを考えていくのです。

(3) アジャイル型の開発プロセス

DXは、従来のウォーターフォール型の開発では対応できないと考えています。スピード感を持って、小さく早く実行し、フィードバックを得ながら改善を繰り返していく。アジャイルの考え方を取り入れることが欠かせません。

(4) 外部リソースの活用

DXを推進するためには、デジタル技術に関する専門知識が必要です。自社に不足するスキルは、外部パートナーと協業することで補完しましょう。ただし、安易に丸投げするのではなく、あくまでも自社主導で進めることが肝要です。

DX研修はゴールではない

 最後に強調しておきたいのは、DX研修はゴールではないということです。研修を実施すれば、それで終わりではありません。大切なのは、研修で学んだことを実践に移し、変革を推進していくことです。

 そのためには、研修後のフォローアップが欠かせません。受講者が職場で実践できるよう、継続的に支援していく必要があります。また、成功事例を共有し、組織全体に変革のマインドセットを浸透させていくことも重要です。

 DX研修は、あくまでも変革への第一歩に過ぎません。その先には、困難な道のりが待ち受けています。しかし、それを乗り越えていくことこそが、企業の成長と発展につながるのです。

企業は実践する場の提供をできるだけ用意することをお勧めします。


 さいごに

 DXは、もはや避けて通れない企業の課題です。しかし、DXを成功させるためには、単にデジタル技術を導入すれば良いわけではありません。DXの本質は、企業そのものの変革にあります。

 その変革を推進するのは、他でもない人材です。変革の意欲を持ち、失敗を恐れずチャレンジする人材を育成することが、DX研修の目的なのです。

 ITスキルは手段であり、目的ではありません。大切なのは、変革を推進する力を身につけることです。経営層のコミットメントを得ながら、現場起点で、アジャイル型で、外部リソースも活用しながら、自社の人材を育成していく。それこそが、DXを成功させるための王道なのです。

 私自身、長年人材教育に携わる中で、変革の難しさを痛感してきました。しかし、だからこそ諦めるわけにはいきません。DXは、企業の未来を左右する重要な経営課題なのですから。

 変革の道のりは平坦ではありません。しかし、一歩ずつ前進することが大切です。本記事が、DX研修に取り組む皆様の一助となれば幸いです。

 さあ、DXの旅に出発しましょう。変革の先に、新たな未来が待っています。

いかがでしたでしょうか?
すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。

ではまた。

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しつこいようですが、ものは試しに聴いてみてください。

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