詩織さんの恫喝訴訟と枕営業疑惑

自称レイプ被害者の伊藤詩織さんですが、ついに杉田水脈議員までも訴えてしまいましたね。
いったい詩織さんは何件の訴訟を抱えているのでしょうか?
というより、どれだけ金持ちなんでしょうか?

杉田議員が「枕営業」ツイートに「いいね」を押したこと等が問題にされています。が、詩織さんがやったことを客観的に見ると……。

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1) 恫喝訴訟は気力と金力を奪う

杉田議員に対する民事訴訟ですが、これは恫喝訴訟(スラップ訴訟)としか言いようがありません。

毎日新聞
「いいね、は集団いじめ」 法的責任問えるかが焦点 伊藤詩織氏、杉田水脈議員ら提訴
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月20日 21時06分(最終更新 8月20日 21時09分)
宇多川はるか 塩田彩
https://mainichi.jp/articles/20200820/k00/00m/040/233000c
『ツイッターで自分を中傷するツイートに「いいね」を押されたことで名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織氏(31)が20日、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(53)に220万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。伊藤氏の代理人は20日、記者会見を開き「多くの人がよってたかって伊藤さんを中傷し、それに対して片端から『いいね』を押す行為は集団いじめだ」と訴えた。SNS(ネット交流サービス)上での中傷が社会問題になる中で、ツイッターでの「いいね」に法的責任を問えるかどうかが焦点になる。【塩田彩、宇多川はるか/統合デジタル取材センター】
(中略)
 伊藤氏は欠席したが、佃氏と並んで会見した西広陽子弁護士は「何とか誹謗(ひぼう)中傷の連鎖を止めたいと思って起こしたアクション」と、伊藤氏の動機を代弁した。

 訴状によると、杉田氏は2018年6~7月、性暴力被害を告発する伊藤氏を第三者が中傷したツイートに、相次いで「いいね」を押したとされる。

 そのツイートとは次の内容だ。

 <顔を出して告発する時点で胡散(うさん)臭いです。厳しいようですが同情で国を貶(おとし)め、それを飯のタネにしたいという意図が見えて賛同できません>

 <枕営業の失敗ですよね>

 <自分の私利私欲。男もロクでもないよ。でもこの女のやってる事は周りの関係ない人間巻き込む自己中の延長だよ>

 <確信犯…彼女がハニートラップを仕掛けて、結果が伴わなかったから被害者として考え変えて、そこにマスコミがつけこんだ!>

 <言っていることの整合性がなく、被害妄想?を疑いましたよ。売名行為なのかな? 杉田さんでなくても感じました>

 <ニコニコ顔で自分のレイプ体験を語るヤツが被害者って変だと思わないのかなぁ!?>

 <コネを作ろうとホテルに行ったのに、上手くいかなかったと分かると虚言を吐き始めたのです>
(後略)』

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ツイッターはやっていないので詳しくは分かりませんが、「いいね」を押しただけで220万円の損害なんてあり得ません。法律がどうこう以前の常識論です。
これが許されるなら、何でもできますよ。

そもそも、詩織さん側の勢力が山口敬之さんに対して行った仕打ちは「集団いじめ」なんてものじゃないです。まさに公開処刑。生きたまま火炙りにするようなものでしたよ。
詩織さん側の主張を一方的に垂れ流したマスコミの記事は、ツイートに「いいね」とは比較にならない損害を山口さんに与えたことになるのですよ。
詩織さんは山口さんに莫大な賠償金を払わなければなりません。

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そもそも詩織さん側は裁判に負けたとしても痛くも痒くもありません。
訴訟費用は詩織信者のサポーターたちのお布施でしょうから、労力ゼロでどれだけでも集められます。
だから弁護士を何人も雇えるわけです。

杉田議員の側からすれば、訴訟沙汰に巻き込まれ、弁護士を雇わざるを得なくなるのだから、気力もお金も奪われます。

金があると、こんなエゲツない訴訟戦術を展開できるわけです。

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2) 「枕営業」は中傷なのか?

訴状によると、『第三者が中傷したツイートに、相次いで「いいね」を押した』ことを問題視されています。
毎日新聞はいくつか例を挙げています。が、これらは中傷でしょうか? すべて客観的事実の指摘か、事実に根拠を置いた推論・感想ですよ。

中傷と言われているものの一つに「枕営業」があります。
これは、詩織さんに訴えられたはすみとしこ氏が漫画で使っていた表現でもあります。
同じ表現を、山口さんの一審での代理人・北口雅章弁護士も反訴状の中で使用しています。


JUSTICE FOR NY 裁判資料
(※このサイトは現在非公開です)
反訴状
(ア)「倒錯した」被害感情
『あえて反訴被告(原告)の心理機序を推察するに、反訴被告(原告)にしてみれば、自らのだらしない鯨飲・酩酊のために、就職活動の支援を仰いでいた反訴原告(被告)の前で醜態を晒し、恥じ入るばかりの迷惑をかけたことを契機として、汚名を挽回し、自己の就職活動を有利に展開するための足掛かりを確保するとともに、彼女自身が「失態を挽回できた。」という安心感を得たいがためのいわゆる「枕営業」的な動機から、自らの肉体を反訴原告(被告)に委ねることを咄嗟に思いつき、反訴原告(被告)との性交渉を強引に勧誘し、自ら身を挺して、それを受け容れたにもかかわらず、その後、反訴原告(被告)は、あろうことか反訴原告(被告)に対し下手にでるよりも、肉体関係(「妊娠の可能性」)をもったという既成事実を「逆手」にとって、これを悪用し、半ば脅迫・強要的な言辞・手段を用いた方が就職活動をより有利に展開できるといった邪念が生じたものと考えざるを得ない。』


「枕営業」、これって中傷でしょうか?

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3) 積極的だったのは詩織さん

詩織さんが書き、文藝春秋の安藤泉さんが編集した「Black Box」には、山口さんが下心をもって接近してきたように書かれています。
が、実際には、彼女のほうから熱心に売り込みをかけて、山口さんと会うことを希望していました。
それで、山口さんは日本に帰国した折りに詩織さんと落ち合うことにしたのです。
「Black Box」にはない詩織さんのメールをご紹介します。

JUSTICE FOR NY メール(全公開)
(※このサイトは現在非公開です)
『ご連絡ありがとうございます。
VISAは難しい部分であります(原文ママ)よね。ご検討の程、よろしくお願いします。
はい、来週東京にいます!
一時帰国ということはお忙しいかとは思いますが、
もしお時間がありましたら是非お会いしたいです!
2015-03-28 21:44』

詩織さんは当日、仕事が引けた後にわざわざ自宅に帰り、着替えてから待ち合わせ場所に向かいます。

性被害者を侮辱した「伊藤詩織」の正体 【前編】|小川榮太郎
2019年11月19日
https://hanada-plus.jp/articles/230
『ところが、伊藤氏が先日の公判で証言したところによると、氏は「とよかつ」に直行せず、原宿の自宅に1度戻っている。砂埃を浴びたので着替えるためだったという。
(中略)
山口氏と会った時の伊藤氏の装いは、関係者の証言によれば、ベージュのコート、白いカーディガン、黒いブラウス、キャミソールで、下着は濃紺地、胸元が白い花柄にデコレートされた、胸を寄せてあげるタイプのブラジャーと、同じく濃紺のTバックのヴィクトリアズ・シークレットのパンティだという。』

「とよかつ」で詩織さんは強要されたわけでもないのに、自ら酒をあおりました。

性被害者を侮辱した「伊藤詩織」の正体 【前編】|小川榮太郎
2019年11月19日
https://hanada-plus.jp/articles/230
『伊藤氏は、仕事の話もビザの話も出なかったと主張しているが、店主は伊藤氏がビザの話をしていたことを記憶している。あまりに執拗な自己PRぶりが強く印象に残ったためだ。山口氏はあまり会話が成立しない伊藤氏を差し置いて、左隣の美容師の相客と話していた。その間に伊藤氏は、自らワインを手酌で飲み干し続けたというのが証言内容だ。』

ちなみに、その時の詩織さんの様子はというと……。

JUSTICE FOR NY 裁判資料(控訴審)
(※このサイトは現在非公開です)
「とよかつ」聴取書
5  来店時の二人の様子
『(2) 当日は、伊藤さんの方から、「この前お世話になりました」と言って、山口さんに積極的に話しかけていました。 話の内容は山口さんからTBSの仕事をもらうというような内容であったと記憶していますが、店の仕事もありましたのでよくは憶えていません。ただその様子が、伊藤さんの方から山口さんにすごく媚びを売っている印象であったのが記憶に残っています。伊藤さんは、見たところ若くて、頭も良さそうなのに、なんでこんなに積極的に山口さんに媚を売るのかと思い、内心「えーっ」という感じを受けました。伊藤さんは、山口さんに体も密着させており、「自分の娘にはこんなことして欲しくない」、「体を張ってまで仕事が欲しいのか」と思いました。自分達夫婦の末娘と年齢が近い様子だったので、同じ年頃の若い女性がここまでやるなんて、と印象に残っています。』


二軒目の鮨屋でも、詩織さんは豪快に酒を飲み続けました。
トイレで意識を失っているところを発見されましたが、戻ってからの詩織さんは死に体だったわけではありません。

JUSTICE FOR NY 裁判資料(控訴審)
(※このサイトは現在非公開です)
「喜一」聴取書
4 来店中の2人の様子
『(3)伊藤さんがトイレから出て10分くらいして、別のお客さんと話し込んでいた伊藤さんに対して、山口さんが、俺、先に帰っていいかな?」と言っていました。私は、来店した山口さんから「明日アメリカに帰る」と聞いていたので、山口さんの伊藤さんに対する上記の発言を聞いて、(山口さんは)「早く帰りたがっているのだ」と思うと同時に、(伊藤さんを)「置いていかれると困る」と思いました。結局、山口さんが伊藤さんを連れて帰ってくれて良かったと思いました。』

以下、山口さんの主張に沿って、詩織さんの行動を描出します。

山口さんはタクシー内で嘔吐した詩織さんの身を案じて、投宿していたホテルに連れ帰りました。
詩織さんは、トイレで嘔吐しまくったのちに山口さんのベッドで爆睡。
その間、山口さんは吐瀉物を片付け、ゲロが付いたブラウスを翌朝詩織さんが着ていけるように洗ってあげました。
……ホント、親切だな、と思います。私なら寝ている詩織さんの頭を一発殴ります。

詩織さんは午前2時ごろにやおら起き上がって下着姿のままトイレに行きます。戻ってきて冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して、飲みます。
詩織さんは、山口さんが横たわっていたベッドに寄ってくると、ひざまづき、涙ながらに粗相をわびます。

その後は「Black Box」からは想像できない展開になります。
生々しい描写があるので「JUSTICE FOR NY」からの引用はしませんが、詩織さんは結構な性的サービスを提供しています。

そして早朝5時に目覚めた詩織さんは、自ら山口さんのTシャツを借り受けて、ホテルを後にしました。

Hanadaプラス
2019年12月18日 公開
【独占手記】私を訴えた伊藤詩織さんへ「後編」|山口敬之
https://hanada-plus.jp/articles/260
『朝起きてトイレから戻ってきたあなたは、浴室に干されていたブラウスを手に、
「ブラウスが少し生乾きなんだけど、Tシャツみたいなものをお借りできませんか」
 
あなたのブラウスは化繊の薄手のもので、朝までに相当程度乾いていたため、濡れて着用できない状況ではないように見えました。

しかし、私としては別に断る理由もなかったので、パッキング途中のスーツケースを指し、
「そのなかの、好きなものを選んで着ていっていいですよ」
と言いましたね。

あなたはスーツケースから、私のTシャツのうちの1つを選び、その場で素肌に身に着けました。覚えていないとは言わせません。』


世間ではなぜか山口さんの主張は存在しないことにされています。
しかし、私が読んだ限りでは、詩織さんの変な所だらけの供述よりは、よほど具体性と整合性があります。

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4) 枕営業と評価されてもやむなし

前述の詩織さんの行動を概観して、次のような解釈をした人がいるとしましょう。

・会う前にわざわざ着替えたのは、性交渉を考えていたから。
・勧められもしないのに鯨飲したのは、あえて酔っ払うことによって、山口さんに「持ち帰りOK」の信号を送る目的だった。
・山口さんの反応が淡白だったのは予想外で、そのため、介抱名目でホテルに持ち帰りさせるために、飲みすぎてしまった。
・タクシー内でグズグズしていたのは焦らし戦術。
・下着姿で山口さんの前を平気で歩きまわっていたのも、もとから枕営業の意図があったから。
・山口さんのTシャツを、わざわざ借りたのは、親密な関係性を強調するためだった。

現実に詩織さんが何を考えていたかは分かりませんが、彼女の言動のある面に着目すれば「枕営業」説も成立するのです。
したがって、詩織さんのあの夜の行動をもって、枕営業と評することは、品位の面では問題があるかもしれませんが、中傷とは言えないと思いますよ。

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詩織さんは聖女でも何でもありません。
彼女は、強固な意志と猛烈な行動力の持ち主です。
日本人向けの抑制された演技の詩織さんしか見たことがない人は気づいていないかもしれませんが、この、海外メディアに登場する詩織さんを見れば彼女の別な側面が理解できるでしょう。

Shiori Ito broke Japan's silence on rape: – The outcome was brutal | SVT/NRK/Skavlan
https://www.youtube.com/watch?v=zcOTPMiCqe8&t=288s


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5) 詩織さんはジャーナリストなのか?

そもそも詩織さんはジャーナリストを名乗っているのだから、筆力と弁舌を武器にして戦うべきです。
彼女が「書きたい」と言えば、紙面を提供する媒体などいくらでもあるでしょう。
彼女が「言いたい」と記者会見すれば、どのテレビ局も報道してくれるでしょう。

しかし、詩織さんはそうしません。
ジャーナリストとして意見を表明するということは、当然、相手からの反論を受けなければなりませんから。
すなわち、主張の矛盾や言動の問題点を突かれ、客観的事実を説明しなければならない場に立つと、彼女の嘘はバレてしまうのです。

だから、訴訟に頼るのです。
裁判なら、優秀な弁護士たちが職業的詭弁を弄してくれますからね。

しかし、これって、ジャーナリストを自任する人間のやることでしょうか?
恩人を犯罪者に仕立て上げることで名を売り、自分に都合の悪い説明は放棄するアナタにジャーナリストたる資格があるとは到底思えません。

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