世界を震撼させた事件の真相は詩織さんの理解力の欠如にあり?

今回の文章は、7月24日の投稿「録音データが証明! 詩織さんは検事の説明が理解できていなかった 」と一部内容が重なっています。あしからず。

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私は、理解力に難があるからといって詩織さんを貶めたいわけではありません。
相手の話を誤解してしまうということは誰にでも起こり得ることです。
私も勘違い、記憶違いで恥ずかしい思いをしたことがあります。

しかし、詩織さんの場合は違います。
たまたま勘違いしてしまった、というレベルではないのです。

前回も書きましたが、詩織さんの特異な点は、自分が誤解していることに全く気づかないことです。内省がないのです。
検事の説明についても、自身の弁護士から『そんなことはない』と否定されても、録音ファイルを聞き直したりはしないみたいなのです。

検事の説明下手に加えて、詩織さんは法律の素人なのだから、「もしかしたら聞き落としや勘違いがあるかもしれない」くらいのことは思っても不自然ではありません。
が、「直接証拠がなければ立証できない、と検事が言った」という自分の中の前提を疑わないのです。自分の理解が絶対的に正しいのだから、検事が詩織さんをあしらうために言い訳をしたという方向に思考が展開するわけです。
揺るぎない確信、というより、他の可能性を考えない思考の幅の狭さは何なんでしょう。

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詩織さんには、レイプより窃盗のほうが罪が重いというトンデモ説を海外で言いふらした前例があります。

常識的に考えておかしいと思わなかったのでしょうか。
詩織さんの主張では、スーパーで刺し身を万引きしても懲役5年。執行猶予がつくのが非常に困難になるのです。

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何度も指摘しましたが、詩織さんは2015年3月の山口さんのメールについても、変なふうに脳内変換してしまった可能性があります。

2015年に詩織さんが山口さんの説明を自己流に解釈して、勝手にビザを期待して、裏切られたと逆上してレイプを捏造したとしたら・・・。山口さんが気の毒すぎます。かつて、これほど不条理な目に遭った人がいるのでしょうか。

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詩織さんの脳内活動は外部からはうかがえませんから、彼女が相手の言い分を脳内で別のストーリーに変換しているなんてことは分かりません。
むしろ、記者会見等での受け答えは、言いよどむこともなく、テキパキしていて、ある種の頭の回転の速さを感じさせます。
しかも彼女は自らを『これまでおよそ六十ヶ国の国々を歩き、コロンビアのゲリラやペルーのコカイン・ジャングルを取材したこともある』(「Black Box」P5)経験豊富なジャーナリストみたいに自らを語っていました。
これを真に受けた多くの人々は「詩織さんの主張が全く事実と異なる可能性」を完璧に見逃しました。

しかし、詩織さんの主張には当初からかなりおかしな部分がありました。

多くの人は、美人が涙ながらにレイプ被害を訴える様を見た途端に、頭の中でスイッチが切り替わって「男が悪いことをしたに違いない」という方向に信じ込んでしまいました。
裁判官とジャーナリストは引っかかってはいけなかったのですが、彼らは無能すぎました。

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他人の話を理解するには、言葉の正確な意味を理解し、相手の意図を想像し、前後の文脈を読み取り・・・、その他もろもろの面倒な作業を瞬時にこなすことが必要です。

詩織さんはもしかしたら、相手の意図が全く分からない、相手の心情など全く興味がない人なのかもしれません。
そういうタイプの人は、私の個人的体験から言うと、相手の都合にまったく頓着しません。
相手の胸中など分からないから配慮のしようがないし、相手を傷つけても気づかない。「これをやれば相手に負担になる」「これくらいなら相手は満足する」という程度が分からないから一方的かつ過剰になります。

「Black Box」P33には、友人と東南アジアに行くはずが寝過ごしてしまい、結局友人が一人だけで飛行機で旅立たざるを得なかったエピソードが紹介されています。
海外旅行で連れが来ない状況というのは、焦りや不安が頂点に達すると思います。が、「Black Box」では、その点についての慮り、友人に対する申し訳無さがまったく見られません。
むしろ、チケット代が無駄になることを心配しているくらいです。

詩織さんが早朝、勝手に外出して友人Kを慌てさせたエピソードは「Black Box」P226でも触れられていますが、記者会見のほうが具体的です(次の動画の3:00ごろから)。

「当事者としての発信はこれっきりにしたい」伊藤詩織さん会見7月20日(本文1)
7/20(水) Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa2f3bd8b9ea120aec09e576508ecfad193cef14
『その日も友人の家から旅立ったんですけど、朝いなくなった私を見て、家に帰ってきたら真っ青な顔で、もう勝手にどこか行かないでって怒られたのを思い出したんですよね。そしてさっきその話を友人にしたら、もうあのときは、詩織はいつも、もう駄目だ、もう駄目だって言って、本当にいついなくなっちゃうか分からなかったんだよって言われて』

詩織さんは、なぜか楽しそうに笑いながら語っています。
友人Kが真っ青になって怒ったというのは、それだけ詩織さんの身を心配したからでしょう。『詩織はいつも、もう駄目だ、もう駄目だって言って、本当にいついなくなっちゃうか分からなかったんだよ』という言葉は、自殺かそれに類する重大な懸念を友人Kが抱いていてことを推測させます。
笑いながら語るような事柄ではないはずですが、詩織さんは友人Kがどれだけ心乱したのか全く分からなかったのかもしれません。

詩織さんは会見の途中で「マズイ」と思ったのか、途中で涙まじりの口調に変化します。自由自在に泣ける能力は便利なものです。

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他にも詩織さんの「相手の気持ちが分からない」「相手の迷惑を考えない」「相手の意図が理解できていない」らしきエピソードはいくつかあります。

「Black Box」P240にこんなエピソードがあります。
会見に先立って『リクルートスーツを着るように』指示(忠告?)されたのに、詩織さんは『絶対に着ません』と即答しています。

普通に考えれば、この指示は「厳粛な場ではそれにふさわしい服装で」という常識的な意味しかないでしょう。
それが詩織さんの脳内では、リクルートスーツで記者会見するということは、既存の哀れな被害者のイメージに自分を無理矢理はめ込むことになるらしいのです。

結果的に詩織さんは勘違いした服装とメイクで記者会見に臨みました。おかげで、これを見た人々に「胡散臭い何か」を察知されてしまいました。
詩織さんの、ここぞという場面で宿命的に間違った選択をする才能が如実にあらわれていますね。

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BBCのドキュメンタリー「Japan's Secret Shame」(現在は「The woman who broke the silence on rape in Japan」https://www.youtube.com/watch?v=MncTvUkJ0-s)では詩織さんは、視聴者が「鮨屋の店員が薬を混ぜた酒を出した?」と勘違いしてもおかしくないようなことを言っています。

この放送が海外に大々的に流れたのです。店にとっては大迷惑です。
このようなことを詩織さんはやってしまうような人なんですね。

ちなみに「Black Box」P48では、トイレから戻って、飲みかけの酒を飲んだから意識を失った(詩織さんがトイレに入っている間に飲みかけの2合目の酒に薬物を混入された?)と多くの読者が想像するであろう表現になっています。

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他にも事例はあるのですが、このあたりで止めておきます。

私は、詩織さんみたいなタイプの人にこれまで何人も会ったことがあります。
ところが、このタイプに邂逅したことがない人は、この手の人間特有の、1)脳内で自分勝手なストーリーを創る、
2)他者の心情に無頓着である、
3)その結果、独りよがりな行動にでる、
・・・等が分からないわけです。
だから詩織さんの山口さんに対する仕打ちについても、まさか彼女が勝手に勘違いして激高した結果だとは夢にも考えないわけです。
このあたりに、この事件の複雑さが存在するわけです。

以上、あくまでも推測です。
詩織さんの身近にいる人なら、「理解欠如」説が妥当するか否かを知っているはずです。違うなら是非とも反論していただきたい。

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