「Black Box」文庫版&NHK「目撃!にっぽん」についてアレコレ

「Black Box」の文庫版が出版されたということで、自転車で本屋に行ってきました。

平台に積まれているかと思いきや、棚の隅っこの目立たないところに三冊だけ差し込まれていました。「こんな所に置かれたら誰も気づかないだろうに」と思わざるを得ない場所でした。
パラパラと立ち読みしましたが、基本的に単行本と変わらない内容でした。
明らかな間違いもそのままです。

『トイレに入るなり突然頭がくらっとして蓋をした便器にそのまま腰かけ、給水タンクに頭をもたせかけた。』(単行本P48-49)

この場面は事実と違います。鮨屋のトイレは給水タンクが無いタイプです。
このような明らかな間違いは、普通は文庫化する際に直すと思うのですけどね。
文藝春秋も堕ちたものです。

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「Black Box」は奇っ怪な書物ですが、詩織さんの言い分を一方的に垂れ流したプロパガンダ番組のNHK「目撃!にっぽん 声をあげて、そして」も負けていません。

番組の中でナレーションがこんなことを言っていました。

8:18〜「会見の2か月後、伊藤さんは生活の拠点をロンドンに移した。日本では安心して暮らせる居場所を失ったからだ」

イギリスでどんな活躍をされたのでしょうか。
国際派ジャーナリストっぽく振る舞っていますが、海外のどんな媒体でどんな記事を書いているのですか? 具体的な事例が出てこないのが詩織さんの特徴です。

番組では、詩織さんが日本で暮らしている部屋を映していました。

これって、「Japan's Secret Shame」(=The woman who broke the silence on rape in Japan)に映っていたのと同じ部屋です。

詩織さんは本当はずっとこの部屋に住んでいるんじゃないですか。
番組では詩織さんが日本で滞在している住まいについて全く説明しません。

説明が無いのは彼女の人間関係についても同じです。

ホテルの一室らしき部屋で。
前出の、詩織さんの日本での住まい。

この人たちは詩織さんとどんな関係があるのでしょうか。
一人ひとり紹介する必要はありませんが、関係性くらい説明すべきでしょう。

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番組では、アシスタントらしき女性が詩織さんのそばで陳述書(らしき文書)を読み上げる場面があります。

読んでもらっているのに半分寝ている詩織さん。

自分で書いた文章なら他人に読んでもらう必要はないと思うのですが・・・。

私は前から疑っていますが、詩織さんは、文章を読む能力が万全ではないのでは? わざわざ読んでもらっているのは、音声で覚えるためではないですか?
識字障害の俳優トム・クルーズが、脚本を読んでもらって覚えるという話と重ねてしまいました。

山口さんに「読んでおくように」と指示された週刊文春の記事を読まなかったのは読めなかったのでは?
詩織さんはSNSでさえ自分で更新しません。山口さんに送ったメールは友人に考えてもらい、警察等との会話の整理は友人にやってもらいました。
日本語の文字情報を処理する能力が怪しいとしたら、辻褄が合います。
「Black Box」の内容も、どこまで理解できているか疑問です。

詩織さんの読解力・理解力の程度こそがこの事件の謎を解く重要なカギなのです。


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