詩織さんは弁護士との会話も秘密録音していた:「裸で泳ぐ」研究

自称レイプ被害者の伊藤詩織さん。
彼女が警察等でのやり取りをブラジャーに隠したレコーダーで秘密録音していたことは海外メディアでは語っていました。
が、日本ではなぜか全く知られていませんでした。

しかし岩波書店で刊行した「裸で泳ぐ」の中で詩織さんは秘密録音していたことをはっきり認めています。

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P218-219
『性被害を受けた直後からある時まで、常にブラの中に録音機を潜ませていた。
 捜査も何もかも信じられなくなり、すべてを記録するべきだと思ったのだ。
 何十時間にもわたる音声データには、ランチやらディナーのお皿のカチャカチャ音まで残っていた。録音機の存在を忘れて、そのまますべて記録されていったのだ。食べるものは決まって、赤いものだった。

 事件の詳細を初めて弁護士に話したあと、ずっと支えてくれている友人のカナとランチしたときのことだ。(中略)「大盛りでーす!」という店員さんの声に続いて、テーブルに載っている唐辛子やらお酢をどんどん入れていくような音がする。
 カナとの会話を聞いて、ああ私は当時もスパイシーにサバイブしていたんだなと思う。』・・・「スパイシー」(2022.3.28)

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つまり、初めて弁護士と相談した時にレコーダーのスイッチを入れ、そのまま止めるのを忘れてしまって、その後の友人との食事の内容も録音してしまっていた、ということですね。
検事との面談内容を録音していたことは分かっていましたが、「裸で泳ぐ」のおかげで弁護士との会話も録音していたことが判明しました。
いったい何を録音していたのでしょうか?

詩織さんの弁護士のやっていることは非常に奇妙でした。
「Black Box」の49ページ以降の描写では詩織さんは強姦致傷(改正前刑法181条)に該当する被害を受けています。
しかし、警察・検察はこの事件を準強姦(改正前刑法178条)として処理しました。

強姦致傷は非親告罪であり重罪でした。
強姦致傷として扱われるべき事件が準強姦として扱われ、しかも不起訴となったのに、詩織さんの弁護士は何ら異議を唱えませんでした。
なぜでしょうか?
その秘密は音声データの中にあるのではないですか? 是非とも公開していただきたいものです。

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詩織さんが自称レイプ被害を告発した理由の一つに司法システムの欠陥を世間に訴えることがありました。
警察にレイプ被害を申告したのに取り合ってもらえなかったというのが彼女の言い分です。
が、詩織さんが2015年4月に高輪署に具体的にどんな被害申告をしたのか、不思議なことに彼女は語っていません。
詩織さんの被害申告が果たして犯罪として成立するものだったのか否か、これは彼女の言う司法システムの欠陥を判定する上で不可欠の要素です。
今からでも遅くないから、詩織さんには是非とも録音データを公開していただきたい。

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山口敬之さんが有田芳生を訴えていた裁判で東京地裁は山口さんを勝訴させました。
が、マスコミはほとんど黙殺しました。

SAKISIRU
有田芳生氏、山口敬之氏との名誉毀損訴訟で一審敗訴も、大手メディア速報せず
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2023年01月25日 SAKISIRU編集部
https://sakisiru.jp/40470

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