詩織さん書類送検：虚偽告訴罪のほかに詐欺罪が成立する余地は？

前回で重要な論点はあらかた片付けたので、今回からは軽く書いていきます。

伊藤詩織さんが書類送検された件がネット上で話題になっています。
同時に、新聞・テレビがこれを報道しないことも話題になっています。
マスコミはたぶん、詩織さんが不起訴になるほうに賭けているのでしょう。彼女を使い続けたいから、告訴されたことも書類送検されたことも隠すのでしょう。

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書類送検された二つの罪状のうち、名誉毀損罪については成立すると思いますよ。
「Black Box」には乱暴されて膝を大怪我したという明らかに虚偽の事実が書いてありますからね。

もう一つの虚偽告訴罪については何とも言えません。
詩織さんが2015年当時、警察にどんな被害事実を訴えたのか、それが分かりませんから。
忘れてならないのは、詩織さんがブラジャーに隠したレコーダーで２年以上も秘密録音した音声データ。これを警察が手に入れたかどうかで結論が変わると思います。

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この他に、詩織さんには詐欺罪が成立する可能性はないでしょうか？

彼女は支援団体が集めた寄付金を受け取って訴訟費用にしていると思われます。

https://www.opentheblackbox.jp/blank-1
『伊藤詩織さんからのことば
（中略）
当初はこのように支援していただく事に戸惑いがありました。個人の裁判のケースを支援していただくよりも、今後改善していかなくてはいけない法改正や捜査方法などもっとサポートが必要なところに向けられるべきと思っていました。しかし今後、この裁判が未来に起こる裁判へもたらす影響などを考え、やはりこの裁判を一つの例として改善の糸口につながるきっかけになればと、支援の会にサポートをお願いすることにしました。』

寄付を申し出た人たちは、「Black Box」のP49からP51に書かれている壮絶な強姦致傷の描写を信じたからお金を出したわけですよね？
裏返せば、詩織さんのレイプ被害が嘘だと知っていれば寄付なんかしなかったのでは？

詩織さんは、支援団体の方々が「どうぞ我々が集めたお金を、山口敬之と闘うために使ってください」的な申し出をしたであろう時に、真実を隠したまま、それを受け取ったのですよね？
これって詐欺罪における「挙動による欺罔」によって相手に「財産の処分」をさせたことになるのではないですか？
東京地検および警視庁の見解をお聞きしたいものです。

仮に詐欺罪に該当しないとしても、寄付金を提供した人々は詩織さんが真正のレイプ被害者であることを信じてのことだから、倫理的な問題はありますよ。

なお、詩織さんの嘘については前に書いたnoteを。

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それにしても、寄付金はいったいどれくらい集まって、何に使われたのでしょうか？
金の流れが全然、漏れ聞こえてきません。
長期にわたって複数の弁護士を雇い、訴訟を起こしまくっているくらいだから、たいへんな額の軍資金が集まったことでしょう。

このお金は、詩織さんの訴訟のためだけに使われているのでしょうね。

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以上、詩織さんとお金の関係については、指摘する人があまりいないので、疑問を書いてみました。