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YouTube向け動画編集を3年やって気づいたこと

YoutubeがTVにおきかわるといわれるようになって久しいですね。

若い人たちはテレビよりもネットで動画を見る時間のほうが多くなってきたり、逆に本田翼さんや嵐など、テレビで活躍していた人がYoutubeに参入してくるということも見られるようになりました。

前置きが長くなりましたが、今回のもくじはこれです。

①僕が動画編集し始めたきっかけと今
②副業としての動画編集業
③これからのお話


①編集を始めたきっかけと今

もともと僕は自分のyoutubeチャンネルを持っていました。高校生だったのでなぁーんにも考えずたんたんと投稿してたわけですが、今となってはなんで2年近くも続いたのかよくわかってません。ヒマだったんでしょうね。そのころの収益は月2-3万ほど。まあ週2でバイトすれば手に入るぐらいの収益でした。あんまりお金使うこともなかったのでたまにごはんにいくからその分とジュース代稼げればええなあぐらいにしか思ってなかったんですけど。

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この時点で2年ほどの編集経験があるわけですが、ぶっちゃけあまりそのころは編集に興味がありませんでした。動画を多少見やすくするぐらいの意味合いで、編集で再生数を稼いだりということは全くないという状況。むしろサムネの研究ばっかしてた感じでした。有名な人のサムネをダウンロード、あれこれ拡大したり縮小したりしてPhotoshopで徹底的にパクる日々。なぜか楽しかったんですよねあれ。のちのちパクりまくって作ったサムネたちのべ200枚ちょいが大きく役立ってくれるんですけど、それはまたこんど。

そんなこんなでyoutubeを2年運営した僕ですが、ついにやる気が切れて完全に更新しなくなりました。かわりにtwitterで見かけた動画編集者の応募に参加してました。このとき応募したyoutuberが今では90万登録超えちゃってる人だったりするわけですが、もうちょい続けとけばよかったと悔やんでたり悔やんでなかったり。

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ここで転機が訪れます。なんと受かっちゃったんですよね。ファー。登録者は今より少なかったとは言え倍率は少なくとも20倍以上、経験者もたくさんいる中でなぜかぼく。正直意味わからんかった。今でも。んで、そこの編集者チームで動画編集をしつつ「見やすい動画」の指導を受けてました。これが役立ってるんだよなまた。そのころのぼくの動画はお世辞でもいいとは言えず、カット編集に毛が生えた程度でした。こんなので金もらってええんかよっていうかんじ。今でこそできるようになりましたが、当時は「そのチャンネルの雰囲気に合わせた編集」が苦手(というかできない)でした。理由は単純に経験値が低すぎたから。合わせようとするとそれなりに”編集の引き出し”がいっぱいいるわけです。

実はこの時そのyoutuberの下で働いてることを公表してませんでした。(いまだに具体名だすのが怖かったり)だから既存のぼくのフォロワーさんはYoutubeやめた人ぐらいにしか思ってなかったわけですが、Vodkaさんの編集チームに呼ばれるという出来事がおきちゃいます。Vodkaさんはゲーム実況界では名の知れた存在。以前一回だけ無料で編集させてもらったことがあり、その編集が気に入って声をかけていただいたという経緯だったみたいです。ファー。そのころぼくはテレビ的編集の研究をしてたこともあり、テレビっぽい編集をしたらいい感じだったみたいです。やっぱ日本人テレビすきやなぁって思いました。これは公表してOKだったのでTwitterに書いてました。まあまあ反響あったよ。

それからなんだかんだで一人目のyoutuber(実名出せないほう)の編集チームを抜けて、知人の紹介でe-sportsチームに入りました。ここではなんとマネジメントする側になっちゃったんですよね。新人採用、研修やら技術的なサポート、システム作り等まあいまだに仕事できてるのか不安になります。ここに入ったころぐらいから表に出せない仕事も増えました。ぼくの臨時収入になってるやつです。Twitterでみたあの動画、実はぼくが作ったやつかも。なんちって。

②副業としての動画編集業

さて、少しお話を変えて。

最近話題になったニュースの一つに、「老後2000万円問題」があります。これは金融庁が発表した報告書に、老後までに2000万円の貯蓄が必要との記載があったために炎上しちゃった(まあ実際はすごい語弊がある言い方してるから必ずしも正確ではないんだけどね)件ですね。端的に言うと平均年収が250万の国でどうやって2000万ためろって言うねんっていうお話ですわ。まあ確かに誤解を恐れずに言うと馬鹿げてる。誤解恐れないといけないけど。

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2000万いるといわれてトレンドになってきているのが副業です。終身雇用が終わるという話にもあるように、収入の柱は何本も持つ時代になったようです。知人からよく動画編集ってどうなの?と聞かれるわけですが、

動画編集は稼げないこともない

と答えています。「副業 動画編集」で検索すると何個かサイトが出てきますが、どのサイトも動画編集はハードルが低いって言ってますね。

はい、その通りです。

ぶっちゃけハードルあんま高くないです。だってカットしてBGMぶちこんでテロップいれたらそれっぽくなるんだもん。それっぽく。しかもこの3つの要素ぐらいなら1か月もあればできちゃいます。1週間でもいける。だってYoutubeみて画面のやりかたマネすればいいんだもん。だけど、この1週間の知識で稼げるかっていうとむりです。だって誰でもできるから。詳しいことはまた言いますが...

アフィリエイト、動画編集、エンジニア等、副業の需要増加に伴っていろんな仕事がでてきてるわけですけど、ポテンシャルだけで言うとエンジニアの次ぐらいには儲けられると思ってます。企業と組むことができれば1本の動画で数十万っていうお金が発生しますからね。ただこういった機会はあんまりころがってません。だから「動画編集は稼げないこともない」という書き方をしたわけです。大抵は相場3000-5000円ぐらいのYoutube編集をやることになります。最初はこのレベルのもの作れるようになって、徐々に単価を上げていくという戦法が一般的ですね。ただこれだけで食べていけるレベルになるまではまあまあ時間かかります。運も必要になります。だって毎日投稿しないYoutuberがどれだけ多いことか。運よく毎日投稿の人にあたれば30万ぐらいは稼げるわけですが、そんな簡単じゃないです。チャンネル登録も伸びないし編集者の給料もあがりません。厳しい世界です。

③これからのお話

まあいろいろお話しましたが、これから動画編集者はどうなっていくんでしょうか。結論としてはAfterEffectsが使えるかどうかが勝負になってくると感じています。特に広告用の動画を受注したときに多いのはPremiereだけじゃなくてAfterEffectsも使ってくださいっていうものです。Premiere信者のぼくからするとPremiereでもやり方次第でかっこいいエフェクトは作れるんやでってことは置いといて。まあそういう要望もいただくわけです。事実として、AfterEffectsは重たい上にPremiereよりもつかいにくいです。ただクライアントを「おぉー」って言わせるような動画を作るのであればAfterEffectsは必須です。たいてい動画編集を発注してくれる人は多少動画編集をわかってる人(レベルの差ありまくり、なおかつPremiereとAfterEffectsで具体的にどう違うかはわかってない場合が多いが)だったりするのでハイクオリティ=AfterEffectsという印象を持っているのかも。

個人的には「単価1万円ライン」と呼んでいますが、動画の単価が1万オーバーになってくるとこういうことを言われるようになってきます。最安値ラインの2倍ぐらいの単価になってくるのでこれぐらいせえよってことでしょうね。1万オーバーの案件を安定してとれるようになったら収入もすごい安定するわけですけど、これ以上のレベルまで来ると人脈とか運の要素もあるので再現性は低くなってきます。再現性の低いビジネスは怖いね...

ぼく自身そういう発注が増えてきたのでAfterEffectsを勉強せざるえない状態に陥っています。ということで10トンぐらいあった重い腰を持ち上げてAfterEffectsとcinema4Dをいじってるぼくですが、難しい....とくにC4Dえぐい..というのが素直な感想でした。とはいってもメインの編集はPremiereでやりたいのでAdobe Dynamic Linkという機能で各ソフトを連携するわけですがこれがクッソ重くてやる気なくすんですよね。パソコンほしい。

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ということでいかがだったでしょうか。反響あったらまたぼちぼちかいていくと思います。では。




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