どんでんと振り返る第71期王座戦第3局

−王座戦第3局は観ていたか。
「ちょっとだけな。映像は観てへんけど。今はコレ(スマートフォン)で棋譜は追っかけられるしな。」

−形勢はどう見ていたか。
「そんなずっと観てたわけでもないからようわからんけどなあ。」

−永瀬王座の作戦については。
「あれはまあびっくりしたわなあ。ああいう(△3四歩から△4四歩と角道を止める)のはまあもちろんあるんやろうけど、そんなに普段指してないやろ。」

−藤井竜王・名人はどう映ったか。
「さすがにああいうのは相手にしたことなかったやろ。やりにくそうやったな。勝つには勝ったけど。」

−終盤はすごい逆転劇だったが。
「逆転ってなあ、お前。指してる方が難しいと思ってたらそれは逆転ではないよなあ。その辺は聞いてみないとなんともやろ。」

−ポイントは。
「そらやっぱりあの飛車(65手目▲2一飛)よ。あそこがなあ。そういえばまた感想戦でも負かしてたなあ(笑)。ただ、あの(感想戦での)順を見る限り相当難しいやろ。あれで凌げてますって言われてもなあ。」

−いよいよ八冠制覇が見えてきたか。
「そんなん挑戦したときから見えてたやろ。でも次は(永瀬王座の)先手番やんか。名誉王座もかかっとるわけやし、わからんよ。」

−次局の注目ポイントは。
「永瀬王座の戦型選択よ。後手の人(藤井竜王・名人)は全部受けて立つタイプやからなんでもやれるやんか。まああとは終盤の競り合いよ。ここまで3つとも最後まで競ってるわけやし。」

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