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コロナがなかったら今頃死んでいたかもしれない

ちょうどコロナが世界中に蔓延する前、私は死のうと思っていた。

理由は色々と積み重なるものがあり、中でも大きな挫折と自分への不甲斐なさによるものだった。

そのタイミングでコロナが世界を襲った。

私は救いだと思った。

自分が挫折した原因をコロナが肩代わりしてくれたように感じた。

同時に多くの人がコロナで苦しんだ。

自分が受けた苦しみを世界にも与えてくれた。

多くの人が生活を制限され、多くの人が経済的に苦しんだ

他人が苦しんでいるのを傍目に見て見ぬふりをしてきた連中が、自分が苦しい状況に立たされた途端必死に助けを乞うている。

ざまあみろと思った。

津波や巨大台風などの大災害に見舞われた時だけ人は手を取り合おうとする。

大多数の人間が同じ被害を被ると人々は途端に協力しあうのだ。

貧困や生活困窮者には目を向けないくせに、ちょっと自分が苦しい目にあったら大袈裟に助けを求めてくる。

気色悪いったりゃありゃしない。

だから私は今のコロナで侵食された世界が好き。

入場制限とかイベントの中止とか飲食店の早仕舞いなんかは全然苦にならない。

元より外に出るのが嫌いな私にとっては自粛生活なんかは願ってもないギフトだ。

これからもコロナに翻弄される毎日が続きます様に....。

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